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0037 - おばさま基準で選んだ干し芋

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東京から静岡へ遊びに来てくれた友人を、海が一望できる灯台のある御前崎まで車で案内した。その途中、国道150号線沿いにある道の駅『風のマルシェ御前崎』が目に止まったので寄ってみた。

地域で採れた農産物がズラリと並ぶ中、個人的に惹かれたのが『干し芋』の棚。ざっと見ただけで10種類近い干し芋。祖父母も好きだし、正月に来るはずの姪っ子も好きだし、なにより自分も好きだし。2〜3袋買って帰ろうと吟味開始。

手に取ってみると、ほとんどが御前崎市の生産者。あまり『御前崎=干し芋』というイメージは無かったが、調べてみたところ、実は『さつまいも』及び『干し芋』の聖地のような場所らしい。(参考ページ

どれにしようかなと悩んでいたところ、買い物していた1人のおばさまが、僕の手にしていた干し芋の1つを指して「あんたね、これ、古い芋だよ」と話しかけてきた。

そして「それ、堅いでしょ。こういうのは、昨年の残りを冷凍しておいて加工しているものだに(←遠州弁)。ほれ、こっちのやつとか柔らかいでしょ。これは今年の秋に採れたば・か・り・の・ものよ。」等々、種類1つ1つの状態を解説しつつ、新しいか古いかで選別しだした。

突然に始まった干し芋の選び方講座に唖然としつつも、思いがけず豆知識を知ることができて、ちょっと得した気分。

というわけで、受講内容を含めて選んだのがコチラの3袋。

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全て柔らかめ。おばさま基準を信じれば品質は良いはず。

地元(静岡県西部地区)にいると、このような見ず知らずなお節介焼きさんと遭遇する率が高いが、基本的には相手にとって良かれと思ってのお節介なので個人的には大歓迎。

正月にみんなで食べるのが楽しみだ。

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