トワイライト(小説)の話
発行当初より、トワイライトシリーズの一読者の僕。原作(ステファニー・メイヤー著、小原亜美訳、ゴツボ×リュウジ絵のノベルス版)が好きすぎて実写映画化が決まった時は、不平不満をもらしたものです。(若気の至り…)しかし単純なもので、蓋を開けたら美麗すぎるキャストたちにあっという間に心を奪われ、原作同様映画のファンにもなったのです。
以下、ざっくりとしたあらすじです。
舞台はアメリカ北西部の雨と霧の小さな町、フォークス。母の再婚を機に、アリゾナ州最大の都市フェニックスより引っ越し、離れて暮らしていた父と暮らすことになった17歳の高校生ベラ(暴力的なまでの運痴)。
コミュ症なベラだったが、毛色や雰囲気が他の女の子とは違うためか、転校先の学校で男の子たちからやけにアプローチを受ける。が、まったく興味がないため、うまい具合にスルーし、他の子のために機転を利かしていく。
そんな中恐ろしいほどの美青年、エドワード(イケメンが過ぎる)と出会う。彼はなぜか初対面のベラに対し、敵意を見せ避けようとする。あからさまな対応に困惑し、意味が不明のベラ。
あるとき、友人のやらかし事故からエドワードに命を助けられ、目の前でエドワードの驚異的な力を目撃する。この日を堺に彼の正体を探り始めるが、次第にエドワードの魅力に惹かれ、恋に落ちる。(流石アメリカ、恋はフルスロットル)
しかし、彼とその家族(こちらも恐ろしいほどの美とクセ強な方々)は、人間のように暮らすことのできるヴァンパイアの一族だった。(太陽もニンニクも十字架も平気)
その後も磁石のようにアクシデントを引き寄せるベラには、様々な危険や困難などが訪れることになるーー。
はい、ヴァンパイア×恋愛物に目がない僕は、ごっつぁんでーす!状態で毎度読んでおりました。
原書は全4巻ですが、翻訳版の単行本は全13巻(原書の1冊を数冊に分けて刊行)、ヴィレッジブックスより刊行されていました。その後、文庫本が全9巻、その他、番外編と外伝の文庫、コミック(日本語訳)の計5冊刊行されています。
以下、シリーズです。
文庫
哀しき新生者
ミッドナイト・サン 上・中・下
出版元のヴィレッジブックスですが、残念なことに2022年12月に出版事業を終了してしまいました…。
職業柄、出版事業の終了は存じ上げていたのですが、2021年10月に刊行されていた、『ミッドナイト・サン』の3冊をうっかり購入し忘れており…気付いたのがつい先日のことでした。
ヴィレッジブックスの終了に伴い、おそらく全国の書店の在庫は全て出版元にお返ししてしまっているはず。(弊社はそうでした)
なので、市場では新品の状態で手に入れることは皆無。こればかりは3年前の自分を呪います。悔しい、泣けてきます…。
手元に置くことはできませんが、作品を読みたい気持ちがまさり、渋々図書館よりお借りしました。あと数日でお返ししなければならない現実…哀しい。
そんな心境で、今日も続きを読んでいます。
元ヴィレッジブックスの方、もしくは協力的な版元さーん、是非とも刷り直してくださーい!
と、切に願います。
絶対、僕みたいに手に入れられなかった読者がいるはずー。
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