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理解は後からやってくる

学校で勉強法を習うときによく言われるのが、
「わからない問題にぶち当たったとき、すぐに答えを知ろうとするな。まず自分の頭で考えてみろ。」

私も小中高とよく先生や親に言われてきた。

しかし、私が思うに、
さっさと答えを見ればいい。

答えを見て、答えを知りたいモゾモゾ感を拭って、あ!こういうことかと知る。

ここで重要なことは数学でいうと
答えを見ると言うのは、数字を見るのではなくその過程を見るということだ。
数字の答えはただの数字でしかない。
ただ過程には物の考え方が記されている。

答えを見ながら、数字がどう変化していくのか、どこで何の公式を使うのか
それが重要だと思う。

そして、改めて自分でその問題をもう一度解いてみる。
解き方が途中でわからなくなったらまた答えを見る。

自分で答えを見ずに解けるようになれば、完璧!!

この勉強法によって私はすぐに成績が上がった。


教科書に書かれた概念も同じだが、その場で理解しきろうとしなくていい。
とりあえず、問われたことの答えを知っておくというのでもいい。

テストが近くなってきた時、単元について理解しておくのが重要だが
そんな時間はないよおお!という時、
そういう時は、とりあえず解き方を覚える。答えを覚える。

後から、「あ!これってここに繋がってくるのか」と理解できる時もある。
(大人になればなるほど、この経験は多くなる)
時間がある時に、ひたすらその概念について調べればいい。自分の気がすむまで。
今の時代、勉強を無料で教えてくれるツールはいくらでもある。

できれば、テスト勉強を2週間以上前から始めて、
理解を深めながら進めるのがいいと思う。


テキストについてきた答えを先生に回収されて、宿題で問題を解いたのに、
これが合っているのか間違っているのか、モゾモゾが拭えなかったものだ。
ただこのモゾモゾ感はその時だけで、テキストが返ってくる頃には
答えを知りたい、と言う欲求は消えているものだ。

ぜひ親御さんや先生には、子どもたちに答えを積極的に見せてあげてほしい。
そして、答えの適切な使い方を教えてあげてほしい。
そうすれば、勉強に対する意欲と効率が上がるだろう。