ただマルを増やすだけの簡単なことなんです
こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。
自分の特性って、把握していたつもりで、自分が思っていた自分とは意外とズレていたなあと思う事がよくあります。
僕は以前まで、「自分を追い込む事で、モチベーションもパフォーマンスも高まるヤツ」だと認識していました。
これは確かにその通りで、自分で自分を追い込むと確かにヤル気は漲るし、パフォーマンスも平常時より高くなるのが自分でもわかります(出せるんだったら普段からそれを出せや!というド正論は、ここでは一旦置いておきましょう)。
だけど、持続期間があまり長くないんです。ホントに短時間とか短期間なら大いに可能なんですけど、この「自分を追い込む」を長時間・長期間に渡って継続してやるっていうのは、これまでの人生を思い返すと、どれだけ「やるぞ!」と思っても、結局できた試しがありません。
もちろん、ここには「短時間・短期間」と「長時間・長期間」の定義についてという問題がついて回るんだと思いますが、例えば1日辺り8時間というのは僕にとっては、どんな事でも能動的にやるんだとしたら長時間ですし、1年間という期間も同じく長期間です。
これに比べて、短時間はその物事にもよるので定義が難しいですが(例えば「息を止める」なんかは1分間でも長いし、勉強は1時間だと長くはないかなという感じ)、短期間は3ヵ月~6ヵ月くらいだと短期間かなと。そのくらいのザックリした定義で話を進めちゃいます。
こんな風に考えると、「どんなにキツイ事を長時間やるとしても、短期間であれば、取り組むのはモチベーションもパフォーマンスも高まった状態で取り組める。でも、時間の長短に関わらず長期間になった途端に継続できていない」という自分の特性に気が付きました。
なので、自分の特性について「モチベーションもパフォーマンスも上がる」という認識を大きく間違えていたわけではなかったんですが、正しく捉えていたわけでもありませんでした。もっと詳細にチェックしていくと、本質の部分はそういう事ではなかったようなんです。
「じゃあ、何があれば自分は継続的に物事に取り組む事ができるのか?」という事を考えてみました。
そこで出てきたのが、ToDoリストです。
もし、何かタメになる話を期待して読んでいた方がいたとしたら、ホントにごめんなさい。
何も珍しくない話ですし、当たり前にやってるという方が世の中にはたくさんいるのもわかってます。新しい発見でもなんでもない話だとは思います。でも、僕から見た僕自身の特性にとってという限定をすると、非常に新しくしかも非常に有益な内容だったんです。
かく言う僕も、仕事においてはいつも使っています。でも、仕事の中の業務に直接関係する事柄以外については、ToDoリストを活用した事はほぼありませんでした。これを自分の生活の中で使っていく。これによって、「やらなくちゃ」とか「いつか時間ができたらやろう」と思っていた事に手をつけられるようになってきました。
この仕事以外の「やりたい・やらなきゃ・いつかやろう」リストの良いところは、自分が定めた自分だけのリストなので「目的・目標・評価基準」が明らかです。これをあまり複雑化しないように設定して、リストと一緒に記載して見える化をしておきます。リストは、予定と実績も表記します。そうすることで、全てが明確にわかるようになるところです。項目をやったら○、やらなかったら×がつく。何のためにこれをやろうと思ったのかが明確。そして、やったかやらなかったについてウソはつけない。曖昧な評価は存在しない。サボってたら怠惰な自分が浮き彫りになるし、そもそも作ったリストの実行が無理なのであれば、現実に即して作り直せばいい。
これを繰り返していく事で、リストに○が増えていきます。そうすると、「○を増やしたい」という気持ちが湧いてきます。これが僕のモチベーションです。体が疲れてるとか、めんどくさいが勝ってしまう事もありますが、○を増やしたいモチベーションが勝つことの方が段々と増えてきました。で、仕方なくでもなんでも、とりあえずやる。やったら○を書ける。リストを見ると○が並ぶ。それだけで満足感がある。で、○を続けたいのでまた次の日もやる。そんな風に、段々と日常の生活の中に組み込まれる様々な項目。
そして、その結果、いつの間にか「ヤセて引き締まった体」や「幅広い教養」や「色んなモノ事を繋ぐアナロジー力」などその他諸々が、ほんの少しずつではありますが自分の身に付いている。なんていうのが理想です。でもまあ、なかなかこんなに理想的には進んで行きません。
そもそもの発端は、「頑張ってやる⇒頑張りがキツくなって続かない⇒元に戻る⇒またやり始める⇒苦痛が何十倍になる⇒苦しい⇒やめたい⇒やらなくなる…(以下ループ)」という地獄から、ようやく抜け出したいという感じだったので、リスト化してほんの少しずつでも手をつけるという事ができれば、「めちゃくちゃ大きな前進を果たしているんだ」そう思う事で自分の気持ちが少しは楽になるのを感じます。
元は大きな志だったのかもしれませんが、実際にやっているのは毎日、○をつけるための行動です。目的や目標はリストの脇に書いて見える化していますが、そんな大それた事じゃなくて、一日一日ただただ○を増やすために、○をつける事を目当てにして行動しています。だから、できるだけ具体的に細かく一つずつの行動にしていきます。それをただただクリアしていく。単なる「○つけゲーム」。そんなゲームを毎日ちょっとずつ進めてるような感覚。
で、その結果、自分が掲げた目的や目標や志に沿って前に進んでいるのが実感される日々。でもって、「ああ、またダメだった…」という暗い気持ちに飲み込まれる事が以前と比べるとだいぶ減った実感があります。
自分の特性として、「○をつける」という事にこんなに強みがあったなんて、今まで考えた事もありませんでした。でも、以前に比べると、今は、持続可能性についての希望を感じているので、これが僕の特性だったんだなあと今は納得しています。
ただ一つ困った事があるとすれば、
「あかねさん、それ何のためにやってるんですか?」という質問に対して、
「○をつけるためにやっています」と答えるその瞬間です。
その時だけは、「あれ?ホントにこれでいいのかな?」という迷いにも似た疑問が浮かんできてしまう事でしょうか。
あかね
株式会社プロタゴワークス
#ビジネス #仕事 #群馬 #高崎 #対話ベース #組織開発 #人材開発 #外部メンター #哲学対話 #P4P #知的アクティビティ #挑戦と達成をデザインする #主役から主人公へ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?