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無尽蔵の原動力を有効活用

こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。

『獣神サンダーライガー』というプロレスラーを知っていますか?
新日本プロレスの選手として、一時代を築いた名選手です。

シューティングスタープレスという当時のプロレス界としてはとんでもない技を引っ提げて、ジュニアヘビー級を盛り上げ、ジュニアの選手の体格でヘビー級チャンピオンに挑戦したりと、とにかく名実ともに説得力のある選手です。
ライガー選手は、平成元年に新日本プロレスのリングに初登場してから平成の時代をずっと現役選手として過ごしてきました。令和元年の今年、遂に引退意志を表明し、令和2年の1月4日東京ドーム大会でに引退試合を行う予定になっています。その引退試合を生観戦して、今までのように入場時に手拍子をしたい僕としては、来年のイッテンヨン東京ドームに何が何でも行きたいと考えています。

そんなライガーファンの僕ですが、一昔前は”大”がつくほどのアンチライガーでした。

あれは、今考えると丁度、プロレス人気が超絶下火になって『プロレスというジャンル』自体が存亡の危機を迎えることになる少し前の時代だったと思います。その頃のプロレスでは本当に危険な技がただただ乱発されていました。素人が見ても、あからさまに危険な技。どんなに受け身に熟達していてもダメージを逃がすことができない技をたくさんかけ合い、危険度の高い技を序盤からずっと乱発する試合運び。そんな試合とそんなプロレスラーが山ほどいました。その筆頭中の筆頭がライガーでした。相手の『受け』で成り立つプロレスで、相手への危険性を省みないライガーの事を心底嫌いになりました。それと同時に、僕はプロレスを観る事からどんどん遠ざかっていきました。いつしかプロレス情報にも触れる事がほとんどなくなりました。そこから次にプロレスを観るようになるまでには10年以上の時間が経っていました。

今から考えると、この時の僕の中には『怒り』が渦巻いていたんだと思います。自分の好きな『プロレスというジャンル』の衰退を度外視して、ただただ危険な技を掛け合うだけの、単調かつ観客の狂気と興奮を煽るしか能の無い試合をするプロレスラー達に対して。
そして、あの頃のライガー選手の中にも、何に対してかは全然分かりませんが、そんな感情が渦巻いていたのかなとは思います。もちろんただ想像するしかないんですが。


ライガー選手の入場テーマ曲『怒りの獣神』の歌詞にはこうあります。

 燃やせ燃やせ怒りを燃やせ
 走れ走れ明日へ走れ
 怒りの炎が天を突き破る
 廃墟の中から立ち上がれライガー


『怒り』は、色んなモノを生み出します。
恨みとか怨念とか執着とか、そういう良くないとされる付属品も山ほど付いてきますし。だけど、別のモノを生み出す事もあります。良くない事をあるべき姿に戻そうとする強い意志とか、その為に何をどうするか考える力とか、何かに抗う力とか。


僕の原動力は『怒り』です。この世界に蔓延している何だか気に入らないモノに対して昔からずっと抱いている感情です。これが僕を動かす基になっています。それが、良いモノになるかそうでないかは自分では分かりません。だけど、僕には仲間がいるので実は心配はしていません。僕の中から無尽蔵に湧いてくるこの『怒り』を燃やして、怒りの炎が天を突き破れるように。まるで、廃墟の中から立ち上がるスーパーヒーローみたいに。そんな風にずっと動いていきたいと思っています。

今でこそたくさんの使い手がいる『シューティングスタープレス』というアクロバティックな技があります。この技は、ライガー選手が開発した技だそうです。僕があの技を初めて目の当たりにした時の、心を持っていかれる位に感動した気持ちは今でも覚えています。そして、あの時のライガー選手の姿は、今でも思い出す事ができる程印象に残っています。

これもきっと、『怒り』の効用の一つなんじゃないかな。

今は、そう思っています。


あかね


株式会社プロタゴワークス

https://www.protagoworks.com/


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