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不変の定番その成り立ちとその時代

こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。

今日は、久しぶりに日清食品の『カップヌードル トムヤムクンヌードル』を食べました。

これを初めて食べた時に「なんて再現度だ!こりゃうまい」と感じ、しばらくの間は少なくとも2日に1回のペースで食べていた時期があったことを思い出しました。

初めて食べたのは、2014年頃だったはずなんですが、確かその頃にこのカップヌードルが新発売商品として世に出回り始めたと記憶しています。

この時の衝撃は、個人的にとても大きかったんです。
何しろ、カップヌードルを購入する百数十円で、トムヤムクンと遜色の無い味が楽しめるという事が、本当に衝撃的だったんです。

こんなに再現度の高い美味い物(だと感じる事のできるインスタント食品)があるなんて。今までの日清カップヌードルは、何味だとしても、そこはやっぱり『カップヌードル』でしかなかったけれど、この『トムヤムクンヌードル』は、まるでタイ料理屋で食べるゴハンを忠実に思い出した時に思い起こされるトムヤムクンと遜色無いくらいの美味しさ(と感じる事のできる再現度の高いインスタント食品)じゃないか。

という、そんな衝撃を受けました。

その当時、僕は人生で初めて部下を持つという経験をしている真っただ中の時期でした。
ただでさえ仕事ができるタイプでは無い僕からすると、「自分が任された自分一人分の仕事を何とかクリアするので精一杯なヤツ」という自覚があったんですが、それが突然、部下が何人もつきました。

しかも、中途入社の様々なタイプ、いわゆる「一筋縄ではいかない」人達(「お前に言われたくない」と言われるかもしれませんが)の教育をしつつ、それを取りまとめつつ、仕事を進めて、成果を出すという役回りになりました。それまでとのあまりの違いに、他の誰よりも自分自身が一番驚いていました。

そんな状況だったのもあり、その時の僕の能力では仕事がとにかく終わらなくて「1日を2日にする」という『精神と時の部屋(@ドラゴンボール)』のような(物理的な)魔法を使ってなんとか仕事を進めていた時期だったのもあり、睡眠時間の確保と生命維持に必死で、趣味を楽しむとか食事を楽しむとかと言った事を考える精神的な余裕を持つことができていませんでした。この頃は、文字通り生き延びるのに必死でした。

毎日、日が変わって数時間した頃に、どうにかこうにかその日の仕事を追っつけた状態まで持っていき、もはや活動が停止しそうな体と脳みそを何とか動かして、家までの道のりを車を運転して帰る。そして、それから数時間後には、誰よりも早く出社して同じ席で仕事をする。そんな毎日をひたすら繰り返していました。

今振り返っても、「絶対に同じ日々を過ごしたくは無い」と思いますが、そんな毎日の中に、少しだけ息抜きができる時間がありました。それは、帰宅途中によるコンビニです。
このコンビニに寄る時間は、僕の中から一時も離れる事の無かった「仕事」をリセットしてくれていたので、忙しくて苦しかった毎日の中での数少ない楽しみの一つでした。
コンビニの中で、「この後食べるの何にしようかな」と棚を物色するあの時間だけが、1日の中の起きている時間で「仕事」に関する事を考えずに済んでいた唯一の時間だったんです

そんな日々の中で、ある日、コンビニの棚で見慣れない色をした『カップヌードル トムヤムクンヌードル』に出会いました。
その頃は、毎日コンビニに行っていたので新製品があればとりあえず試してみるマインドが育っていて、その時も「どんな味なんだろ?」という程度の期待値だったんだと思います。この商品との最初の出会いは、全然覚えていないんです。

だけど、食べた時の衝撃は今でもハッキリ覚えています。


あれから7年が過ぎて、色んな事が変わりました。
生活のリズムも変わり、歳を取って見た目が変わり、体型も変わり、仕事も変わり、働く場所も変わり、社会における役割も変わり、何よりも自分の内面が大きく変わりました。

だけど、今日のお昼に食べた『カップヌードル トムヤムクンヌードル』も、あの頃に食べていた『カップヌードル トムヤムクンヌードル』と全く同じく、何も変わらずに、うまかった。

時間が過ぎて、色々が変わったけど、変わらない物もあるし、自分の中の変わらない部分もあるんだなあと思いながら美味しくいただきました。

とは言え、

あれから7年も経ってその分の歳を重ねたんだから、食事をカップラーメンで済ませずに、もっとちゃんと栄養とか塩分とか脂質とか、きっちり管理した方が良いのではと、これを書きながら思いました。

変わらないといけない部分って確実にあるよね、やっぱり。


あかね

株式会社プロタゴワークス

https://www.protagoworks.com/


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