基本の型が最強の奥義だったりするんだよ
こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。
「組織や人のマネジメントをする際に、全ての問題が消えてなくなったりどんな状況でも上手くいっちゃうみたいな魔法のようなモノは存在しません」
そんな夢も希望も無いような話をすることがよくあります。
ウチの会社は、“主体的な人づくり”と“機能的な組織づくり”をサポートする仕事をしているので、色んな人から組織や人について「かくかくしかじか、こんなことで困ってるんだ」なんて話を聴かせてもらう機会が多かったりします。
そういう時によく質問されるのが、
「この状況を打破するために、なんかいいやり方ないかな?」というニュアンスの質問です。
そんな時に冒頭のような話をするわけです。
これはどんなモノゴトでもそうだと思いますが、基本的には「なにかを成し遂げるには基本的なことを継続して地道に積み重ねるしかない」というのが最も正確な回答だと考えています。
更に言うなら、現状で“問題”が発生しているのであれば、起きている“問題”に対処することはもちろんですが、それと同時にその“問題”の真因を見つけて、その真因を解消させるための取り組みが必要であり、そのためにはある程度の長い時間が必要でもあり、必要な取り組みを継続していかなければなりません。
そしてその取り組みは大抵は“地味”で“地道”な取り組みですし、なかなか成果には繋がりづらいものです。
だからこその「なんかいいやり方ないかな?」という質問なんだとは思っています。
でも、こと組織や人のマネジメントについては「上手くいってない」という現実が目の前にあるのであれば、ほとんどのケースで“基本的なコト”が実践されていないのは間違いありません。
と言うか、もっとより正確に言うのであれば「必要なコトが実践されていない」とか「やってはいけない・間違ったコトが実践されている」と言ってもいいのかもしれません。
でも、そうであるからこそ「(組織や人間関係が)上手くいっていない」という現実が起きているのは間違いのない事実です。
だから、状況や場面や人に合わせた“正しいコト・必要なコト”を正しいやり方で継続的に実践する。
そして、そんな“正しいコト・必要なコト”を正しいやり方で継続的に実践した人からはこんな話を聴かせてもらうことがあります。
「自分でやってみると、なんかすごく“当たり前のコト”なんだなと思います。でも、そんな“当たり前のコト”を自分はできていなかった、やっていなかったんだな、ってことも痛感しました」
そんなニュアンスの話を聴かせてもらうと、「そうなんですよね。魔法も必殺技も近道も存在していなくて、ただただ基本的なことを地道に継続することでしかマネジメントは上手くいかないんです」ということを伝えたくなってしまいます。
そして、こんなことも思うんです。
「マネジメントにはセンスとか才能なんて無くて、ただただ正しいやり方で基本に忠実に地道に継続することができれば、誰がやっても上手くいくんだよなぁ」なんて。
ただ、「誰がやっても上手くいく」のは間違いありませんが、“それ”をやり続けるために重要な「希望を持って、自己研鑽を積んで、諦めない」ってことが実はとっても難しいのかもしれないからこそ、“組織”や“人”の部分に問題を抱えながら仕事をする組織がたくさんあるのかもしれません。
こんなにシンプルなのに難しくて大変だけど、そこが“面白い”ところなのかもしれません。
あかね
株式会社プロタゴワークス
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