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到達したかどうかを決めるのは
こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。
「この会社は自分にとってすごく働きやすくて大好きです」
こんな言葉が社員さんの口から発せられるのを聞くことができた経営者は一体どういう気持ちになるんだろう?
そんなことを考える機会に、先日、遭遇しました。
冒頭の話は、入社して2~3年目くらいの若手社員のAさんがしてくれた話なので、「あの人は一体どこまで会社のことや仕事のことを理解しているのだろうか?」そんな見方もできるかもしれません。
それでも、全社員が集まっている長時間に渡る会議&勉強会を終えたその日の総まとめとしてこの話をしてくれていたので、その時してくれた話の内容はきっとAさんの本心だっただろうことは容易に想像がつきますし、そもそもAさんは「思ったことをすぐ口に出してしまいがちな人」なのは周知の事実なので本当に思ったことを言っただけなんだろうと思っています。
そんなAさんの語ってくれた本心からの話は、その会社における一つの答えなんじゃないかな、なんてことを部外者として思っています。
つまり、「(その会社と経営者が)今まで長年時間と労力をかけてやってきた“組織を整える”という取り組みは正しかった」という一つの結論が出た状態だと言っていいんじゃないか、と思っています。
とは言え、僕の中にあるこの感想をその会社の経営者の方に聞いてもらったら「まだまだ全然だよ」と言われるだろうことは容易に想像ができますし“経営者”という組織のトップに立って、組織の未来を創っていくべき人は「そうあるべき」なのかもしれません。
でも、その組織の中で働いていて、その組織を構成しているメンバーでもあるAさんにとっては、今現在は「他では手に入らないかけがえのない”働きやすい会社”である」ことは間違いありません。
そうやって、実際にその会社で働いている人が「ここは良い会社です」という実感を持って日々働けることこそ、その経営者の方がそもそも目指していた「働きやすさ」だったんじゃないだろうか、と冒頭の話を聞いた時に思ったんです。
もちろん、これから先も事業が続いていく限りは“今この瞬間の状態”で固まっているわけにはいきません。
刻一刻と変化するありとあらゆるモノゴトに対応すべく、常に“変化”し続ける必要があるでしょうし、そうやって常に“変化”し続けることができなければ、実際には「働きやすさ」を維持していくことなんてできるはずもありません。
だからこれからも手を止めずに「やり続ける」ことは必要ですしそうであって欲しいとも思っています。
でも、若手社員のAさんにとっては「もう既に“働きやすさ”は実現している状態が今の会社にあるんだ」というのも一つの事実である、ということは“現状認識”として必要なんじゃないかなと思っています。
これからは、「礎が整っている組織として」という意識で改革に取り組んでいってもいいのかもしれないですよね、なんて思ってはいるんですが、はてさて“この話”をその経営者の方は受け入れてくれるのかどうなのか。
近々この話をしてみて反応を観察してみようと思います。
あかね
株式会社プロタゴワークス