憂いを無くすそのために
こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。
「やっぱり準備しておいたからですね」
こんな話になることが時々あります。
ここのところよく遭遇するのが“人前で話をするための準備”というケースです。
先日、とある経営者の方から聞いたのは、社会的立場がとても高いとされている方々を交えた“公の場”で、ある役割としてのスピーチをしてきた経験についての話を聞かせてもらいました。
その経営者の方は、普段から様々な“公の場”で大勢の経営者を前に話をする機会もたくさんあるような方ですが「さすがに緊張した」ということを話してくれました。
そしてこんなことも言っていました。
「たった3分程度のスピーチだから、普段だったらほとんど緊張することもないから話すことを書きだすくらいの準備で臨めば大丈夫だけど、今回は普段とは場も聞いている人たちも全然違うから3時間は練習したよ」
当日の実演時間と比べれば数十倍の時間をかけて準備をしたということもあってだとは思いますが、その方自身の手応えとしても参加者の反応としても「うまくいった」という感触があったとのことでした。
また、全く別の経営者の方から先日聞いた話ですが、こちらは、たくさんの経営者の方が集まるとある会合での会議の進行を担った時の話です。
どうやらその方は定期的に同様の会議の進行を実施しているそうですが、少し前からその役割を任され始めたらしく、勝手がわからない中で一生懸命やっていたそうです。
ただ、頑張って会議を進めていてもなかなか上手くいかず会議が終わる度に「なんか上手くいかなかった」と反省をしていたそうです。
そんな話を聞きつけた経営者仲間で、別の会合での会議で進行を担っていた経験の長い方から色々とアドバイスやレクチャーを受けて、それを実践してみたそうです。
そしたら「上手くいきました」とのことでした。
どうして上手くいったのか?について聞いてみると、どうやら「入念に準備をして臨んだから」とのことでした。
逆に言うと、それもまで「上手くいかなかった」という会議では「(上手くいったと感じた会議と比べると)あまり準備をしていなかった」と言えるような準備で臨んでいたから、ということのようでした。
こんな“準備にまつわる体験談”を、最近全く別の方々から聞いたのもあって、自分や仲間にとっては普段から考えている「本番で上手くいくために絶対に欠かせない秘訣である」と考えている“準備の大切さ”というモノをあらためて確認できたような気がしています。
そんなこともあったからなのか、それとも“自分の出番”が来週に迫ってきたからなのかはわかりませんが、ここ何年かに渡って数か月に一度必ずやってくる“大学の講義に登壇して学生に向けてグループワークを実施する機会”に向けての準備にやっぱりいつも通りにたくさんの時間がかかります。
実際に、自分で構成して作り込んだグループワークの内容なので“わからない部分”というのはありませんが、そうは言ってもライブの現場です。
“その時その場”でしか起こりえないようなことにも遭遇するかもしれませんし、“その時その場”の空気感というものがあるわけです。
何よりもライブの現場ということは“一回限りの一発勝負”でもあるわけです。
そこに金銭的な報酬が発生するかどうかに関係なく、「大学の講義に登壇してグループワークを実施する」という役割を引き受けた以上は、そこに必ずついてくる「“責務”をまっとうする」ということまで全て引き受けているということだと解釈しています。
だからやっぱり“準備”には本番の何倍もの時間がかかってしまいます。
そしてこれは性分なんでしょうが、どれだけの準備をして臨んだとしても、一度も失敗したことが無かったとしても、いつも「バッチリ狙い通りの効果があったことが実感できたぜ」と思えるようにやれていたとしても、“本番”が終了するまでは常に“不安との闘い”をすることになってしまいます。
たくさん緊張や不安やプレッシャーを感じつつも、大学の講義に登壇する人として振る舞いつつ役割を実施する“責務”をまっとうするために、僕にとってはどうしても欠かせないのが「入念に“準備”をする」ということです。
連休明けにそんな“本番”が待っているので、できうる限りの“準備”のために本番の90分間の何倍もの時間を費やして、一発勝負の真剣勝負に臨もうと思っています。
終わった後に、「やっぱり準備しておいたからですね」と思えるように。いざ参らん。
あかね
株式会社プロタゴワークス
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