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意志の力でコンティニュー

こんにちは。

株式会社プロタゴワークスあかねです。

「人を育てるのって本当に大変なんですね」

先日、話を聴かせてもらった経営者の方がこんなことを話してくれました。

その方の会社では、ずっと以前から人を採用してきていたんですが、以前は“社員教育”の仕組みがほとんど無くて、既に働いている人たちが交代でOJTを行って仕事を覚えてもらうといういわゆる“昭和の教え方”だけでやってきていたそうでした。

ウチが関わらせてもらうようになってから「社員教育の仕組みも作らなくてはだめだな」と経営者の方も考え直したそうで、少しずつ社員教育の仕組みをつくりはじめていました。

そこにきて、新たに人を採用したそうで、少しずつ作り始めていた仕組みに沿った“社員教育”を経営者自ら実践しはじめて数か月が経過した状態での感想が冒頭の話でした。

当然ながら、それまでも“社員教育”はやってきていたのは間違いありませんが、いわゆる「ついてこれる人だけ生き残ればいいや」という“昭和の考え方”に基づいた教え方だったということを「今になって反省しています」というのもその経営者の方が言っていました。

実際、何年か前までは“人余りの時代”の名残のようなモノがあったので、30年程続いて生きた「“ヒト・モノ・カネ”の経営資源のうち“ヒト”が最も手に入りやすい時代」の考え方からなかなか頭を切り替えることができない状態の経営者は世の中にたくさんいました。

でも、令和6年の年の瀬である“今この瞬間”であっても、まだ“そのまま”の考え方をしている経営者もどうやらたくさんいそうな感じがしていますが、件の経営者の方をはじめとして「今は、“ヒト・モノ・カネ”の経営資源の中で“ヒト”こそが最も手に入りづらい時代になっている」という“今の時代の現実”を正しく認識できていなければ、ここから先は「会社を経営していく」ということを継続するのはとっても難しくなっていくだろうことは、多くの人が気付いているはずですし対策を打ち始めていないと“間に合わなくなる”可能性がとても高いんじゃないかな、と考えています。

そして、「社内で人を育てることができるようになる」というのがその“対策”としてかなり効果の高いモノだとも考えています。

冒頭の話をしてくれた経営者の方も同じように考えたからこそ“社員教育”の仕組みづくりとその実践に取り組みはじめてみています。

とは言え、当たり前の話ではありますが「人を育てるのって本当に大変」なのは実際にやってみるまでもなくその通りですし、実際にやってみれば更に「その大変さ」が実感を伴ってリアルにわかるわけです。

ただ、“やってみる前”と“やってみた後”では、「何がどのくらい大変なのか?」ということも体感と共にわかる、というのが「やってみる」ということの価値でもあるわけです。

その経営者の方も言っていましたが、実際にやってみるまでは「まあ、大変なんだろうなぁ」とは思っていたそうですが、やっぱり「やってみる」をしたことで「何がどのくらい大変なのか?」ということがわかったとのことでしたし、「やってみなければこれはわからなかった」とも言っていましたし、「“やってみる前”は、色々聞いてはいたけど、自分だったら結構うまくできるはずって思ってたけどマジで甘かったです。ホントに大変です」とも言っていました。

そんな“弱音”にも聞こえる本音を話してくれつつも、こうも言っていました。

「ホントに大変だけど、でも、やってみたことでわかったこともたくさんあるから、諦めずに続ければそのうちイケるんじゃないかなとも思っています」と。

僕はその経営者の方が“教えている現場”を見てはいませんが、「それならきっと大丈夫だろう」と思っています。

なぜなら、“教える”ということをする上で一番重要なことは「諦めないで関わり続ける」ということだと思っているからです。

これは今まで僕や仲間がたくさんの人たちに関わらせてもらってきた中で実感している“教える”ということをする中で最も大切なモノだという実感があります。

教える側も教わる側も諦めなければ“今”よりももっと先へは必ず進めるはずですから「諦めないで続ける」が何より大事なことだと信じています。

それはとっても大変だし難しいことかもしれないけど、でも、特別な才能とかセンスが必要なモノでもなく“意志の力”で誰にでもできるコトなんじゃないかと思っています。

だから「諦めない」で一緒に頑張っていきましょう。



あかね

株式会社プロタゴワークス

https://www.protagoworks.com/

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