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プロタゴワークスについてはこれを読んだら分かるかもしれません

こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。

僕は、群馬県高崎市で株式会社プロタゴワークスという会社を仲間と一緒にやっています。

僕たちの会社、プロタゴワークスは、「“対話”の会社」です。

対話をベースにして、組織開発・人材開発・外部メンター・各種研修・キャリアコンサルティング等をやってます。

また、オンラインで哲学対話スタイルやオープンダイアローグスタイルの対話イベントを無料で定期的に開催しています(現在はクローズで開催中)。

こんな話をすると、

「どうしてこの仕事してるの?」
「どうしてこの会社はじめようと思ったの?」

そんな事を質問される事がよくあります。

そんな時、口頭の会話で話すとなると結構長めの時間を貰わないと伝えきれないのがわかっているので、それまでの会話の流れと合致しそうな一部分だけをかいつまんで話すという状況になってしまうのが常になってしまっているので、せっかくnoteという「自分の好きなように発信できるメディア」があるわけなので、今回は、僕がなんでこの仕事をしていて、なんでこの会社をはじめたのかを思いつくまま満足するまで書いてみようと思っています。


僕も仲間も、長年、就労支援の現場で働いてきました。

いわゆる、「同じ職場で働いていた先輩後輩」という関係性です。

僕も仲間も中途入社で、僕がちょうど1年先に入社していたので、仲間が入ってきた頃には先輩風をビュービュー吹かしていたかもしれません。

僕たちが働いていた場所は、地方自治体に所属する公共の就労支援施設でしたが、僕たちは民間企業の従業員でした。

僕たちが所属する企業は、いわゆる“ベンチャー企業”で、自治体からその施設の運営を委託されていました。

その施設で行っていた就労支援は、“求職者”が施設に来て、施設に常駐するキャリアカウンセラーと就職相談をし、“企業”が施設に出している求人案件について、マッチングがはかれたら応募をして、採用決定を目指す。その為に必要なセミナーや就活イベント等も実施する。そんな風に支援を行っていました。

そんな様々な支援について回る全ての事が、僕たち従業員の仕事でした。

入社してから退職するまで、その施設が行う中で発生する仕事のほぼ全てに携わりました。

“求職者”に対するキャリアカウンセラーとして、キャリアカウンセリングの中で仕事を探す理由や仕事を辞めた理由などの本音について聴きました。
“企業”に対するコーディネーターとして、企業を訪問して、仕事の現場を見せてもらって、仕事の話や人材ニーズや困りごとなどの本音について聴きました。
そのどちらの話も持ち合わせたうえでマッチングをはかりました。
就職活動に必要な、“各種就活イベント”の企画運営もやりました。合説やらバスツアー見学会やらインターンシップやら交流会やらもそうですし、全国の大学を周って保護者向けの講演会もやりましたし、UIターン就職促進のための取り組みも様々やりました。

もちろんそれだけではなく、自社の社内における様々な取り組みもやってきました。

ベンチャー企業だったので、いわゆる“企業としての仕組み”がほとんど無いような状態でかなり自由にやれていたところから、「いきなり」と言える程の方針転換があったりして、ガッチリした規則が出来たり、急に部下がついたり、急に組織図が出来たり、そんな変化が日常茶飯事で起きていたという、いわゆる“ベンチャーあるある”みたいな時期も長く続いたからなのか、いつのまにやら、僕が入社した時とは全く比べ物にならないような規模まで会社が大きくなっていました(社員数も拠点数も数倍になりました)。

そんな状態の中、常に「キツイ、ツライ」と思いながらも辞めずにいたからなのか、いつのまにやら僅か数年で、勤続年数が上から数えた方が早い順位になっていましたし、“先輩”という立ち位置から“上司”という立ち位置になっていました。

組織図でみたら、「いつの間にか社内のほぼ全員が部下になっていた」というかなり笑えない状況が出来ていました。

そしてもっと笑えない事に、遠方にある拠点を含めた複数拠点を管理する必要が出てきたんです。

ただ、そんな状態になった頃には、マネジメントに困る事はほとんど無くなっていました。

それまでの“過渡期”の中で、その会社で上手くいくマネジメントを、仲間と一緒に独学で学び、日々の業務の中で実践して検証してを繰り返してきていたからでした。
まさに言葉通り(一切の誇張無く)「寝る間も惜しんで修行に励む日々」でした。

そうして、自社のマネジメントにも苦労しなくなってきたので、当然ながら、施設の業務にも段々と滞り無くスムーズに進むようになってきた頃、僕たちの中で何かの変化が起きました。

正確に言えば、きっと、それより以前から“変化”は起き始めていたんだとは思います。

そうでなければ、思い出すのも嫌になるような文字通りの“地獄にも似た修行の日々”を乗り越えられたはずが無いだろうなと、今振り返ってみても思います。

その当時、僕と仲間がずっと考え続けていた、“問題”と呼べるかもしれない幾つかの事柄がありました。

1つは、「自分の会社に入社してくる若者たち(新卒や第二新卒など)が、あまりキャリアの無い状態で、どうやって就労支援を行っていける力を身に付けてもらうのか?」

1つは、「せっかく支援を受けて就職していった人達が、わずか数か月で離職して、再度就職相談に来る状況を変えることは出来ないのか?」

1つは、「求職者を受け入れる中小企業側が“退職していく人達”の本音を知る事が出来ず、同じ事を理由にして早期離職者が続く現状を変える事が出来ないのか?」

1つは、「求職者(と言うか、実際に中小企業で働く人達)と、その人達を雇用している中小企業側の間にある“途轍もなく幅が広くて深い大河のような溝”をどうやったら埋めることが出来るのか?」

そして、「これら全てはもしかすると“同根の問題”であり、これを解消する事が出来るとしたら、求職者と企業の双方の本音を把握できていて、尚且つ、様々な職業について実際の仕事を知っていて、且つ、マネジメントの力によって、新人が能力を涵養しながら「働きやすさ」を実現し、必要な実績を挙げながら、自分達が働く環境を大きく改善し、自社の成長発展に貢献してきたという、全てを包括している我々にしか出来ない事があるんじゃないか?」

実際の現実として起きた出来事を、客観的に観察して解釈してみると、そんな可能性が見えてき始めたのを覚えています。

そんな事を、仲間と一緒にずっと話ながら考え続けてきて、それがいつの日かどちらからともなくこんな事を言うようになったんです。

「自分達で起業するって言うのもアリですよね」

そうして、それまで考えた事すら無かった“起業”というモノを具体的に考え始めるようになりました。

ネットで調べて、本を読んで、創業セミナーに参加したりして、もちろん仲間とはその間もずっと話し合いながら、何かのアクションを起こしたらその振り返りをして、そしていよいよ決意に至りました。

「よし、起業しよう」

そう決意した時には、具体的に何をするかはまだ決めていませんでした。

だけど、それまでずっと考えていた上に書いたような「働く人と中小企業が今よりもっとよくなるように」を何らかの形で実現出来やしないモノか。そんな事を考えていました。もちろん、毎日会社に行って仕事をしながら、日々、様々な人と様々な企業や仕事に触れながら、自分達の部下と向き合いながらずっとずっと考えていました。

そんな中で、部下との関りをするうえで、“何となく上手くいっていた”コミュニケーションの取り方やミーティングの進め方が出来てきた手応えを感じはじめていました。

「何か、こんな感じでやると和やかな空気でふんわりうまく進むんです」

当時からそんな話を仲間にもしていましたし、自分自身の中にもボンヤリとですが、一つの言葉が浮かんできていました。

それが“対話”です。

とは言え、その頃は「“対話”が一体何なのか?」について全く無知ではありました。ただ、時々見聞きする言葉である“対話”のイメージとして「こんな感じなんじゃないか?」と思っていただけだったんですが、今から振り返ってみても、あの頃の自分が持っていたイメージが、実際の“対話”とそこまでかけ離れていなかったというのは、奇跡と言いますか、運が良かったといいますか、それとも勘が良かったのかもしれません。

そんな、「何だかわからないけど、とりあえずミーティングがうまくいく“何か”」という手応えや、それまでに実践してきたマネジメント手法や、何もわからない状態で入ってきた若者たちが数か月のOJTで、それなりの自信を持って業務を行えるようになる教育方法などを総合して、それらを掛け合わせて中小企業のサポートをするのはどうだろうか?そんな話をするようになっていきました。

まずは、中小企業が今よりも良い状態になってもらう。
それによって、従業員の満足度が上がり働くモチベーションも上がり働きやすくなる。
そしたら、自分達がいた会社のように業績が上がり成長する。
そうなれば、更に働きやすくなって、人の採用に困らなくなってくる。
そうやって、働きやすい“良い”中小企業が増えてきたら、求職者だった早期離職しないで済むだろう。
そもそも、求職者はいつだって“弱い立場”だから。入っても辞めてを繰り返していたら、徐々に受け入れてくれる先は減っていくのが世の常だから。せかっく覚えた仕事の知識や技能だって、違う会社では全く使えなくなる事がほとんどだから。
そりゃあ、大企業を選んで入れる人だったり、引く手あまたの凄い人だったらそんな事を考える必要も無いし、そんな世界が存在するなんて知らなくても仕方無いのかもしれないけど。

だけど、「働くのはキツイしツラい」という世界は、そこら中に幾らでも存在するし、「使えないんだったら切ればいい」っていう強者の論理で運営されている企業もたくさん存在している。

かと言って、そんな強気の企業がなぜそういう姿勢や考え方なのかと言えば、その実は、「すぐ人が辞めたりいい人が採用できなくて困っている」というミスマッチや採用のうまくいかなさに端を発しているケースが多々あるわけで。

そして、それらの現実をこの目で見て、この耳で聴いて、それを“対話”とマネジメントによって変革する事が出来るのは、僕たち自身が実感と体感と手触りを持って、心の底から理解出来ているのが、現実であり、事実なわけで。

だから、

それを分かっている僕たちが、“今現在”のこの仕事をやらないでどうするんだよ?
自分達以外の誰にこれが出来るんだ?
自分達以上に、この世界の現実を知って、それを何とかしてきた体験を持っていて、それを何とか出来る能力を持っている人はどこにいるんだ?
もし、いるんだとしたら、何で僕たちから見えているこの、ごくごく一般的な風景はずっと何年も前から何も変わらずに、このままになっているんだ?

相変わらず、大企業では“新しい取り組み”が次から次へと進んで行って、大企業で働く事が出来る人達にとっては「働きやすさ」はまあまあ容易に手に入るようになってきました。

だけど、僕たちが生活している地方の中小企業では、ほんの僅かなごく一部の企業では「働きやすさ」が実現しはじめているようですが、この日本における全企業の99.7%が中小企業のはずなのに、「働きやすさ」が実現している中小企業が日本中で増えてきたとか、この群馬県で増えてきたという話は、例外的な事例を除いたらまだまだ無いのが現状です。

でも、世の中の、群馬県の、中小企業が今より「働きやすさ」をアップさせる取り組みは、「実はとても単純に出来るんです」という事については声を大にして言いたいです。言い続けたいです。

そこにはあまり複雑な理論や手法は必要無いという事を、僕たちはこれまでの自分達自身の体験と、起業してからの企業支援によってハッキリと断言できます。

必要なのは、「とても単純な事だけ」です。

対話をしながら、自社に必要なマネジメントをはじめとした組織開発をするだけです。

本当にただこれだけです。

ただこれだけですし、単純ではありますが、簡単ではありません。

そこには、「諦めずに根気強く継続する」という、ある意味では最も難しい事が必要です。

これは筋トレと同じで、「諦めずに根気強く継続する」そのためにどうするのかを考えて実行するという事が必要になってきます。

そして、僕たちプロタゴワークスは、その企業とそこにいる人に合わせた“その為のサポート”をしています。

これはもう、筋トレにおけるパーソナルトレーニングと全く同じです。


僕たちプロタゴワークスは、「“対話”の会社」です。
“対話”をベースにした組織開発・人材開発で、心理的安全性を伴う「働きやすさ」を実現します。従業員満足度向上と収益性向上は、当然ながらここに付属してきます。

そんなサポートを通じて、まずは群馬県に、そしてこの日本に、「働きやすい」企業を増やして、楽しく働いて、楽しく人生を過ごす人が増えて、楽しい世界にしていきたいという願いがあります。

そんな僕には夢があります。

ゆくゆくは、組織開発・人材開発という仕事がこの世界から無くす事です。

組織開発も人材開発も、息を吸って水を飲んでご飯を食べられるくらい、誰にとっても当たり前で当然に行われ与えられるモノとして、この世界で扱われるようになればいいと、いつもいつも思っています。

だから、僕は、“今現在”の自分の仕事をこの世界から消し去る為に仕事をしているわけです。

これが、僕の考える「世の中の困りごとを解決した先にある姿」です。


以前に、この夢の話を何人かの経営者さんに話した事がありました。

そしたら、間髪入れずに「無理だね」と笑い飛ばされました。

もちろん「そう言われるだろうな」と言うのは想像していましたので、あまりショックはありません。

だけど、世界で一人くらいこんなバカげたことを本気で願って、本気で考えているヤツがいるんだよって事を、こうやって表明しておくのも良いんじゃないかなと思ったので、今日こうやって書いています。

もし、このnoteをこの最後の部分まで読んでくれた方がいたとしたら、僕のこの夢についての感想をいつか聞かせて下さい。

僕と仲間が二人で経営するプロタゴワークスの半分は、僕のこの夢で出来ていると思っています。


そんな願いも込めて、こんな言葉を掲げています。


Playful Work , Plyaful Life , Playful World

僕たちは、これからもずっと「主人公を生み出す場所としてありたい」と思い続けて、こんな思いを発信し続けて活動していきます。


主人公であるプロタゴニストとして。

思想の主唱者であるプロタゴニストとして。

そして、主人公製作所であるプロタゴワークスとして。



あかね

株式会社プロタゴワークス

https://www.protagoworks.com/


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