私を魅了した女性刑事たち
と言っても、オススメ海外ドラマの紹介である。とにかく私が一目惚れした女性刑事たちが登場するドラマをご紹介しよう。
リリー・ラッシュ刑事
私のアカウント名の由来ともなっているリリー・ラッシュ刑事が登場するのは、アメリカのメガヒットドラマ『コールドケース』だ。
この『コールドケース』には後日談ならぬ“前日談”がある。
当時、フジテレビ系列で上戸彩主演のドラマ『絶対零度』が放送されていた。そのとき職場にいた先輩というのが、海外ドラマに詳しい人で、「『絶対零度』は『コールドケース』のパクリなんだよ!」と言っていた。何だか上戸彩がバカにされたような気がして面白くはなかったが、「一回見てみて」と言われて、週末の深夜に放送されていた『コールドケース』を録画して見てみたのだ。
『コールドケース』は、一回見たらすぐに消すつもりだった。ところが、削除するのがためらわれたのだ。キャスリン・モリス演じるリリー・ラッシュ刑事に一目惚れしたからだ。美しくて、笑顔がかわいい。アメリカのドラマと言うと、女性刑事といってもマッチョで、格闘をやらせても銃撃戦をやらせても強くて、カーチェイスもお手の物というイメージを勝手に持っていたが、このドラマは違った。
『コールドケース』は、フィラデルフィア市警察殺人課の刑事たちが、未解決事件(コールドケース)を解決していくドラマだ。今発生している事件を追いかけるのとは異なり、犯人が車で逃げるわけでも、銃撃戦に発展するわけでもない。当時の資料を調べたり、当時を知る人たちの証言を積み重ねて、容疑者をあぶり出していく。
オープニング・エンディングほか、劇中で使われるのは事件当時の流行歌で、事件当時の回想場面では、1980~1990年代はホームビデオ風に劣化させた映像を使うなどの芸も細かく、人気のドラマとなった。一方、流行歌を多用したため、著作権の絡みからソフト化が不可能と見られており、現状AXNなどのチャンネルで放送されるのを待つしかない(たまたま本稿を書いているとき、AXNでシーズン3まで放送されたところだ)。
ラッシュ刑事をはじめ、殺人課の面々がそれぞれに人間的な「弱み」を抱えており、それにまつわるエピソードが綴られる重厚さも持っている。また、黒人や同性愛者など、差別される側にあった人々が、現在よりもひどい差別を受けていた時代に、まともな捜査をしてもらえなかった事件といったエピソードも登場する、かなり重たいドラマとなっている。
ちなみに、主演のキャスリン・モリスはトム・クルーズ主演の映画『マイノリティ・リポート』ではトム・クルーズの妻という大事な役どころを演じている。
リジー・ニーダム刑事
『コールドケース』をきっかけに海外ドラマを見始めた私だったが、当時既に『Law & Order』とか、『CSI:科学捜査班』などのお化けシリーズを最初から観るなどという気力はさすがになく、これから始まるドラマを物色していた。
そんな頃出会ったのが『インスティンクト―異常犯罪捜査―』だった。アラン・カミング演じるラインハート教授が異常行動学の専門家で、ニューヨーク市警の捜査に協力するから邦題では『異常犯罪捜査』とあるが、原題の『インスティンクト』は“勘”とか“直観”で、少し邦題と内容の噛み合わなさを感じないではなかったドラマ。
さて、このラインハート教授に捜査協力を願い出てバディを組むのが、ボヤナ・ノヴァコヴィッチ演じるリジー・ニーダム刑事。セルビア・ベオグラード出身だけあって東欧系の顔立ちが美しく(国籍はオーストラリア)、リリー・ラッシュ刑事以来の一目惚れとなった。
とにかく美人でスタイルが抜群にいい。ただただ見ていたいタイプの美女だ。シーズン2での打ち切りが決まってしまったのは残念。
リズ・デローム刑事
次にご紹介するのはカナダのミステリードラマ『刑事カーディナル』で主人公カーディナル刑事とバディを組むことになる、カリーヌ・ヴァナッス演じるリズ・デローム刑事。クルクルと動く大きな目と美しく広い額が特徴で、とてもかわいらしい美女だ。ドラマではキリッとしているが、インスタグラムで見せる笑顔は実に愛らしい。
『刑事カーディナル』は1シーズン6話からなり、『悲しみの四十語』、『記憶に巣食う虫』、『過去からの報せ』、『凍てつく夜に』の全4シーズンが製作された。カーディナル刑事とデローム刑事の関係性が各シーズンで微妙に変化していくところも見どころ。
当然のことながらスタイルも抜群で、それなりにアクションシーンもあるこのドラマではカッコよさも醸し出している。
ただ、このドラマはかなりエグい描写もそこかしこにあるので(特に『記憶に巣食う虫』はビックリシーン満載)、苦手な方は注意が必要だ。
アグネス・オベルのオープニング曲(“Familiar”)、『過去からの報せ』ラストでの挿入歌(“Smoke and Mirrors”)も素晴らしいので是非注目してほしい。
なお、カリーヌ・ヴァナッスは日産カナダのイメージキャラクターを務めており、CMはインスタグラムで観ることができる。カナダと言わず、日本でもイメージキャラクターを務めていただきたいと、ここに強く!要望しておく。
私を魅了した女性○○
さて、私が魅了されたのは女性刑事ばかりではない。他にハマったドラマをいくつかご紹介しよう。
エリザベス・マッコード国務長官
まずはアメリカの国務長官である。『ディープ・インパクト』のティア・レオーニが『マダム・セクレタリー』で演じるのは、ある日突然国務長官に抜擢された3児の母。難しい時期の子供たちを育てながら、国内外の様々な問題を解決していく国務長官を描いたドラマ。ただただ美しく強いだけでなく、国際問題を解決し、多くの功績を挙げつつも、家庭内の問題で揺れ動く母を好演しているのが面白い。最終シーズンのシーズン6では大統領になるらしい。
ジュリア・モンタギュー内務大臣
続いては英国の内務大臣。『ボディガード―守るべきもの―』(全6話)でキーリー・ホーズが演じた。主人公は要人警護の警察官で、その警護対象が美貌のモンタギュー内務大臣である。銃撃事件を共に乗り越えたからか、なんと妻帯者の主人公と警護対象が肉体関係を持ってしまう。そのうえ、モンタギュー内務大臣は中盤で爆弾テロに遭い、あっさり亡くなってしまうのもびっくり。
エミリー・ローズ特別顧問
『24』のキーファー・サザーランドがトム・カークマン大統領を演じた『サバイバー:宿命の大統領』で、イタリア・リッチが演じた。とにかくかわいらしい女性で、それゆえカークマン陣営のスタッフとくっついたり離れたりする役どころ。こんな人が身近にいたら好きになってしまうだろうな、という雰囲気がよく出ていていい。
アストリッド・ニールセンさん(文書係)
フランスのミステリードラマ『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』でサラ・モーテンセンが演じている。アストリッドは自閉症者だが、警官であった父の影響で事件資料に興味を示し、犯罪学や法医学の分野では天才的な能力を発揮。犯罪資料局で文書係として働いている。自閉症のためなかなかうまくいかないことも多いが、一生懸命頑張るところは健気だし、次第にラファエル刑事との間に友情が芽生えていくところもいい。健常者とのやりとりがちょっとコミカルになってしまうのも味だ。まあとにかくサラ・モーテンセンの細さには同じ人間としてびっくり。
(2022.7.29追記)
なんとなんと、『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』が、あのNHK-Gで放送開始になった! アストリッド・ニールセンさん(文書係)の声を演じるのは、あの貫地谷しほりさん! ファンとしてはこれ以上ない展開なのです! 第1話を見逃した方も、再放送があるから是非観てくださいね。
(追記)
ロキシー・ファーマンさん(動物学者)
もはやオススメ海外ドラマですらないのだが、ヒストリー・チャンネルで好評放送中の『ザ・未確認スペシャル 証拠はそこにある!』シリーズに専門家として登場する動物学者のロキシー・ファーマンさん(本人)が涼しげな感じのそれはまあ抜群の美人なのである。学者にしておくのがもったいないほどの美人で、それはおそらく本人もわかっているのだろう、彼女のインスタグラムでは動物ばかりでなくしばしば彼女が登場する(水着姿を披露していたりもする)。
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