転職の空白期間をプラスに伝える方法と次の転職までの過ごし方

2020年4月27日 21:11

こんにちは。求人サイトプロシークです。
本日は職務経歴にブランク（空白期間）がある時の対策をお届けします。

一般的に、転職はできるかぎり、職があり収入が安定している在職中に行うべきだという考え方が主流です。とはいうものの、世の中にはさまざまな事情があるもので、退職後の転職活動を余儀なくされる方も少なくありません。退職後に転職活動を行うと、当然のことながら、次の就職先が決定するまでの間は空白期間という仕事を行っていない期間が発生します。この空白期間、企業によってはかなりシビアに判断することもあるので、この期間の過ごし方によっては、転職活動を大きく不利にする可能性もあります。もし空白期間が発生しそうだという方は、次に説明する事項をしっかりと頭に入れておき、空白期間というウィークポイントをプラスに転化する考え方を身に着けておきましょう。

ブランクが空いていることによるスキル的な不安

単純に、空白期間があるということは、その期間は仕事をしていなかったということなので、その他の応募者と比べると、スキル的に置いて行かれている印象を企業に与えてしまいます。

数か月や半年という空白期間であればさほど気にされないかもしれませんが、数年という単位で空白期間があると、企業はスキル面においてかなりの不安を抱くことでしょう。特に、IT業界などは、非常に変化が激しい業界ですので、数年の遅れはかなりの遅れと捉えられることが多いのです。

仕事への意欲の欠如への懸念

空白期間をだらだらと続けていることは、仕事ができる状態にあるのに仕事に就かなかった、つまり仕事に対する意欲があまりない人材と見なされる可能性があります。

空白期間を避けることができなかった計画性の無さ

冒頭でも触れた通り、一般的には空白期間を避け、できるだけ就業中に次の職場を見つけるようにするというのが転職活動では望ましいとされています。にもかかわらず、退職後に転職活動をせざるを得ない状況が発生し、空白期間ができてしまったということは、本人に計画性が欠如していると考えられてしまい、業務にも支障が出るのではないかと懸念されてしまいます。

必ず聞かれる空白期間についての質問への回答のしかた

履歴書において空白期間がある場合、面接に行った際に、必ずと言っていいほど理由を尋ねられます。これは、百発百中と言っていいほど聞かれる質問なので、あらかじめ回答を用意して面接に臨むことが望ましいでしょう。空白期間がある場合に、企業を納得させやすい回答の例は、以下のようなものになります。基本的には、空白期間があることで相手を不安にさせるのではなく、この人には空白期間の存在がプラスに働いていると思ってもらうことが重要になります。

スキルアップのために資格を習得していた

資格は自分のスキルを証明するために最も手っ取り早い要素です。また、資格の習得にあたって学習をすることで、業務に応用できる知識も身につきます。こういった活動を休職期間の間に積極的に行っていたことをアピールすることで、企業側のスキル面での不安を払拭することができるでしょう。

自らに不足している知見を補う活動をしていた

転職活動をしているということは、前職での経験があるはずですが、その前職での経験が次の職場で活きるかどうかは別問題です。転職活動を行う側にとっては、そのことを深く認識し、これから転職活動を行う企業で活躍するためには、どのような知識が不足していて、どのようにして身に着けようとしたかをアピールすることで、より強い納得感を企業に与えることができます。

フリーランスとして仕事をしていた

仕事のスキルをアップさせるためにもっとも効果的なのは、実際に仕事をすることであるという考え方があります。座学で一生懸命知識を蓄えても、実際の仕事に活かすことできなければあまり意味がありません。もし空白期間が長くなりそうなことが想定される場合は、習得したスキルを利用して、フリーランスとして仕事をしてみることをおすすめします。この業務経験をアピールできれば、座学で身に着けた知識を実務に応用する力があることを企業側にアピールすることができます。

空白期間に行っておきたいこと

「空白期間はどのように過ごされていましたか？」のアピールに対して、納得感がある回答をするためには、上記のような回答をすると良いとお話させていただきました。空白期間はどのように過ごせばいいかについては、この回答をするために、どのような行動をすれば良いかを考えればおのずと答えが出てくることでしょう。すなわち、

１．資格取得のために勉強をする
２．自らに不足していると思われる知見を身に着ける
３．フリーランスとして仕事をしてみる

ということになります。

企業側を安心させることを意識して

空白期間が長くなると転職活動が不利になるのは事実です。とはいえ、だからといって転職活動に焦りを覚えるのは良くありません。焦って妥協した企業に就職したところで、また転職を繰り返すことにある可能性が高く、そうするとさらに自分の転職市場での価値を落としてしまう結果になります。企業側は、「空白期間があるから」という理由で応募者を無条件に切り捨てるということはあまりありません。もし、面接に呼ばれているのであれば、なおさらです。それでも、企業側が空白期間があることを不安に思っていることは事実です。いかにアピールすればこの企業側が抱えている不安を払拭できるかを考え、発生してしまった空白期間をプラスに転化できるよう意識して過ごしましょう。

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