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京都音楽博覧会2024

昨年は豪雨の中行われた京都音博、今年は私の腕に今も真っ赤な日焼け跡が残るくらいの快晴!
ざっくりとですが個人的な感想を。

平野和さん、素晴らしかった。最前エリア、人がまばらだったのが一曲終わった時点で人がびっしり!そして最後に「いちばん好きな作曲家のうたを」とくるりの「Remember Me」。感極まる平野さん、湧き上がる拍手。平野さんの音博への想いと会場のあったかさに胸が熱くなった。

楽しみにしていたmiletさんの急病による出演キャンセルは残念だったけれど、その代わりと言っては何ですが𝗗𝗮𝗻𝗶𝗲𝗹𝗲 𝗦𝗲𝗽𝗲& 𝗚𝗮𝗹𝗮𝗰𝘁𝗶𝗰 𝗦𝘆𝗻𝗱𝗶𝗰𝗮𝘁𝗲とくるりのコラボステージが実現したのは嬉しかった。だって新曲の「La Palmella」と「Camel」が聴けたんだもの!特に「La Palmella」めちゃくちゃかっこよすぎて上がりまくった!

今のフジファブリックを語るには志村くんの意志をついで、って話になるのだけど、そのストーリーなしでも誠実で人懐こくて茶目っ気のある総くんのキャラクターとまっすぐな力強い歌声が好きな人も確実にいて、そんなフジファブリックの集大成的ライブだったフジファブリックのステージ。全体に流れるモードとしては最近のフジファブリックモードだったので、最後の「若者のすべて」はここに来てくれた(最後になるかもしれない)全てのひとたちへのフジファブリックからの「ありがとう」に聴こえた。

フジファブリック、3人で活動し始めた頃のライブを観て以来の母が「総くん、びっくりするくらい歌うまくなってた、バンドから満ちてる気迫も凄かった」というくらいなんで活動休止するのかわからないくらい盤石な余裕と自信に満ちていて、ほんとになんで活休するのかわからないんですけど、同時に今日のライブを観たことで「あぁ、フジファブリックの歩みはほんとにもうすぐ止まるんだ。フジファブリックがいない日々は来るんだ」と実感してしまってですね、何とも言えない気分になってしまいました。次は春からチケット押さえてた大阪城ホールの「ノンフィクション」に行くんですけど、それも対バンライブなのでせめて最後に全国をまわるツアーをしてほしいな、と。やっぱワンマンでね。送り出したいんですよ、彼らを。

あと、母にどうしても総くんが歌う「若者のすべて」を聴かしてあげたかったんだけど、最後にやった「若者のすべて」を聴いて「もう総くんの歌だね」と母、「歌い継いでくれるひとがいれば歌は死なないの。総くんの、ダイちゃんかとおさんのおかげ。」と私。暮れゆく空の下響く「若者のすべて」を私は一生忘れないだろう。

このフェスの主催、くるりはまるでベストアルバムかのような最高のセットリスト。ロックバンドセットのかっこよすぎる「Morning Paper」から始まり、サックスの音色が120回生ぐらいなんちゃうかと思うくらい大人な「京都の大学生」、弦楽器の響きがより感動的でダイナミックな「ばらの花」「ブレーメン」「Liberty&Gravity」、ヒューマンビートボクサーSHOWGOの参加で切れ味が増していた「琥珀色の街、上海蟹の朝」、そしてギター、ベース、ドラムスリーピースの「宿はなし」。聴きたい曲だらけすぎて頭おかしなるか思たけど、個人的に音博で聴く「奇跡」が大好きなんですよ。「来年も会いましょう」そのフレーズを聴くたびにあぁ、来年もこの大好きな場所に来よう。そう思うんですよ。

miletさんの不在は残念だったけれど、それが逆に演者に団結をもたらし、それをあたたかな拍手で迎えたお客さんたちのおかげで例年以上に素晴らしいフェスになった気がします。まさに怪我の功名。
くるりを愛し、京都音博に誰よりも出たかっただろうmiletさんのステージを来年観られることを心から願っています。

そして、毎年くるりとともに今年も京都に行こうと思わせてくれる大好きな友だちと来年も参加できますように。



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