見出し画像

「何もない」は卒業!子どもの話を引き出す具体的な質問例7選


「今日学校で何があったの?」と聞いても、子どもが「別に」「何も」と答えるばかり…
そんな経験をしたことがある保護者は多いのではないでしょうか。
しかし、この反応は子どもがあなたに心を閉ざしているわけではありません。
実は、少し聞き方を工夫するだけで、子どもの気持ちを引き出しやすくなるのです。

なぜ「今日学校で何があった?」に答えにくいのか?


「今日学校で何があった?」という質問は、子どもにとって範囲が広すぎて答えづらい場合があります。
また、子どもが自分の中で出来事をうまく整理できていないと、「何を話せばいいかわからない」という状況に陥ることも。
さらに、日々の出来事が「普通」と感じられる場合、「特別なことがないから話すことがない」と考えてしまうのです。

聞き方を工夫するだけで変わる!感情や五感に訴えるアプローチ

子どもの心を開くためには、出来事ではなく「感情」や「五感」にアプローチする質問が効果的です。以下に具体例を挙げます。

感情に焦点を当てた質問

感情にフォーカスすることで、子どもが感じたことを自然に引き出せます。
• 「今日、嬉しかったことはあった?」
• 「今日はびっくりしたこととか、ちょっと困ったことあった?」
• 「先生や友達に褒められたこと、あったら教えて!」

五感を刺激する質問

五感に訴える質問は、子どもの記憶を引き出すのに有効です。
具体的な話題に繋がりやすく、会話が広がります。
• 「今日一番おいしかったものは何?」
• 「今日学校でどんな音が聞こえた?」
• 「学校で見た中で、一番きれいだと思ったもの何?」
• 「今日はどんな匂いがした?」

無理に聞かない姿勢も大切

子どもが話したくないときは、無理に聞き出そうとしないことも重要です。
話を聞く姿勢や環境を整えることが、子どもに安心感を与えます。
たとえば、以下のような工夫をしてみましょう。
• 親自身が一日の出来事を話す:「今日こんなことがあってね」と、親から話し始めると、子どもも安心して話しやすくなります。
• 一緒に活動しながら話す:食事中や散歩中、何かをしながらの会話は、子どもがリラックスして話しやすいです。
• 反応を大げさにしない:子どもの話に驚きすぎたり、否定的な反応をしすぎると、次から話しづらくなってしまうことがあります。

子どもの話を引き出すために心がけたい3つのポイント

1. 具体的で答えやすい質問をする
「誰と遊んだ?」や「どの教科が楽しかった?」など、具体的な質問を心がける。
2. 子どものタイミングを尊重する
話したくなるタイミングは子どもそれぞれ。無理に聞かず、待つことも大切です。
3. 話しやすい雰囲気を作る
普段から会話の時間を大切にし、子どもが安心して話せる環境を整える。

終わりに

子どもが学校での出来事を話してくれるようになるには、日々の接し方が大きく影響します。
感情や五感にアプローチしたり、話したい気持ちを尊重することで、子どもとの信頼関係が深まり、自然と会話が弾むようになるでしょう。

「今日、何かいいことあった?」
そんなさりげない一言から、子どもとの絆がさらに強くなるかもしれませんね。

いいなと思ったら応援しよう!

ゆうたま/保育士の僕とAIのコラム
記事を読んでいただきありがとうございます!あなたの応援が、さらに価値ある情報をお届けする力になります。チップでサポートしていただけると、知識を広める力になります。共に役立つ情報を届けましょう!

この記事が参加している募集