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良い姿勢とは【立位姿勢評価 理学療法】

今回からは実際に現在考えている臨床上の体験や健康の捉え方についてお話出来たらと考えています!

今日は良い姿勢とは何かについてお伝えします。
良い姿勢といったら「ピシッと」「綺麗な」「真面目」などのワードが連想されると思います。

そして、Googleなどで調べると頭と耳と肩と骨盤がまっすぐな姿勢の画像がたくさん出てきます。

もちろん、その姿勢は綺麗で礼儀の良い姿勢になっていると思います。
ただし、ここで一つ考えないといけないことがあります。

良い姿勢をとることが目的ではなく、その姿勢から次の目的に動けることが重要であること

例えば、良い姿勢からバッティングをしたり、ダッシュしやすいか
また、調理や掃除などがしやすいのかを考えてみましょう。

姿勢を取ることが目的ではなく、動き始めのスタートポジションとしての役割を忘れてはいけないと考えています。

だから、良い姿勢を取ろうとするあまりガチガチになってしまったり、その姿勢が数十秒しか保てなければ返ってマイナスに働くことがあると感じています。

ここから、専門的な話を含みます。
立位姿勢評価をすることで各部位の位置関係を把握することができ、そこから重力によってかかる外的モーメントに対して内的モーメントをどう発揮しているか、そこに疼痛が関連していないかを知ることができます。

ただし、姿勢を診ても「なぜ、その姿勢をとっているか」がわかるわけでないと考えています。

また、視覚的に良い姿勢をとっている対象者がどれくらいの努力量で、どれくらいの時間とってられるかなんて詳細に把握することは難しいと考えています。

だから、立位姿勢評価で重要なことは
①その姿勢は次の行動のスタートポジションであることへの理解
②その姿勢をゆとりをもって取れているか(COGの前後・左右への移動範囲)
③抗重力下での反応として、固定させやすい部位と運動させやすい部位を把握すること

結果、その姿勢からどれくらい自由度高く、各部位が動けるのかがポイントであるように感じています。

そして、その姿勢を構成している要素はさらに局所的な評価を従重力環境下ですることがより根本的な解決に繋がっていくと考えてます。

最後に
前回の自己紹介の内容に「スキ」を付けてくださった方、ありがとうございます。また、同業以外の方も見てくださる可能性があるため、一般的な健康の内容についてもまとめてみたいなと考えています。
ぜひ、ご意見をいただければと思います!

※この内容は個人の解釈がありますので参考程度にお願いします。

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