こどもが小さいうちにしておいてよかったこと③ 一緒にがんばる。
”一緒にがんばる”なんて、
ちょっと抽象的ですみません。
今日は小学生くらいを想定したお話です。
幼いうちは、親と一緒になんでもするものですよね。
それが、だんだん自分でできることが増えてきます。
そんな小学校時代に、一緒にしてよかったなあと思うのは、
習い事などを通じて、共に歩むことです。
やっぱり、まだもんやりした表現になってしまうので、
我が家のケースを紹介します。
長男の場合(体育会系)
長男は、小学校低学年から学校のスポーツクラブで剣道を始めました。
両親ともに経験がなく、入った当初は何が何やらわからなかったのですが、
先輩保護者の方や指導者の方々が丁寧に、あたたかく迎えて下さいました。
小学校の間はなかなか勝てずに卒業となりましたが、
6~80歳という幅広い異年齢交流ができたことや、何より
練習や試合の応援などで付き添うことで、長期間ひとつのことについて本人なりに努力している様子を見る、ということができたことが良かったと思います。
送迎やらなにやら、ややこしいことやめんどくさいこともあるかもしれないですが、楽しいこともありますし、こんなふうにべったり付き合ってあげられるのは、小学生のうちだけだと思います。
長女の場合(文化系)
長女は、長男と違って超インドア派です。
あんまりにも運動しないので、年長さんの時にスイミングスクールに誘ってお友達と一緒に通いました。
・・・が、マイペースで淡々と通いました。
卒業までにかれこれ6年くらい通いましたが、1級までとれました。
お友達と競うことや、もっと泳ぎが上手になりたい、なんて意欲も
全く見て取れませんでしたが、最後までやりきる辺りが彼女らしいと思いました。
彼女と一緒にがんばれた、と思うのは、
夏休みの自由研究や読書感想文です。
本好き、知的好奇心のある子なので小1の夏休みに入った時に
なんとなく、やってみる?と水を向けてみたら、
うん!
と屈託のない返事が返ってきました。
そこで、彼女の興味を注意深く聞き取りつつ、一緒に探して
図書館に通ったり、植物園や科学館に行ったりしました。
長男にも、ついでにつきあってもらいながら(笑)
手を出しすぎないように気を付けて、一緒にがんばって作り上げました。
そうしたら、自由研究が学校で選ばれて市の理科展に出品されました。
表彰状をいただけたことが、彼女の自信のひとつになりました。
そんな長女は、小6になった今でも毎年読書感想文か自由研究のどちらかを選んで取り組んでいます。
中学生になると、
そんなふうに一つのことに親子でじっくり時間をかけて二人三脚で取り組むことって、できなくなります。
少しずつ、親の手と目が届くところから離れていきますから。
でも、きっと小さいうちに一緒に親子で挑戦したことや、
過ごした時間はきっと、子どもが大きくなっても心の下支えをしてくれるのではないかな、と思います。
そして、きっと親にとっても。
大変なところもあったけど、あの時は子どもと一緒にがんばったなあ
という記憶が、親にとっても大切なものになると思います。
うちはしなかったのですが、
中学受験も、親子で同じ目標に向かうという意味ではそういう側面もあるのかな、と思ったりもします。
読んで頂き、ありがとうございました。
お役に立つことがあれば、幸いです。
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