分かってても自分を苦しめちゃうんだ
この3連休は祖父の5回忌もあり
実家に帰っていた。
実家では全く不安にならなかった。
やはり絶大な信頼を置いている母親が身近にいるから
精神的にはすごく安定した。
昨日は疲れて久しぶりに7時間眠ることができた。
しかしいざ家に帰ってくると
まだ不安な気持ちが残っている。
母親という補助輪をつけないと
まだ上手く前に進めないようだ。
僕は親には恵まれたと思うと同時に
まだまだ状態は回復してないと思った。
しかし3週間前とは比べ物にならないくらい
状態は良くなっている。
とにかくゆっくりだ。
日々ゆっくりを意識して生きていこう。
僕はすぐに焦ってしまうので
ゆっくり、ゆっくり、治していこう。
2024年が終わるまではかかりそうな気がしてる。。
まあ6月からずっと自分の心に
負担をかけ続けたので
今は心を労わってあげないといけない。
治りかけ程慎重に。
さて今日は僕の女友達の話をしたい。
出会ったのは大学の頃だ。
僕の男友達の紹介で出会った。
すごく強がっているが
実際はとても繊細で弱い子だ。
社会人になってからよく連絡を取り合っていた。
その子は会計の仕事をしているのだが
もう毎日が激務で、今にも身と心が壊れそうな状態で
ずっとずっと走り続けていた。
表面上は強がっていて、頼るのが大の苦手みたいだが
僕には弱いところを見せてくれる。
仕事が辛すぎて、電話をしてたときに
もう限界で泣き出してしまった時もあった。
しかし僕は九州で、彼女は関東だ。
とても気軽に会いに行ける距離ではない。
とにかく電話でフォローしてた。
そして今年の3月になって
ピタッと連絡が止まった。
「あ~まあいいか」と思って
10月まで過ごしていたが
一昨日たまたま連絡がきて
久しぶりなので夜中の1時半まで話した。
まあ、ほとんど話を聞いていたが、、
この7か月間
その子は婚約してた人がいたが
婚約相手から浮気をされたらしい。
またそのタイミングで仕事がまた忙しくなり
仕事に追われたので、その彼を忘れられたのだとか。。
また米国の公認会計士の資格をとるために
予備校まで通い始めたみたいだ。
80万の学費を払って。。
ここまで聞くと
「あ~頑張ってんね」と思う人もいるかもしれないが
僕はまったくそう思わなかった。
むしろ自分をどんどん苦しめてるようにしか見えなかった。
まあその婚約者の話は聞いていたが
客観的に聞くと絶対にやめた方がいい人だった。
だから婚約破棄になって
僕はよかったと思ってるが
まあ彼女にとっては本当に辛かっただろう。。
もう自分を楽にしてあげていいと
僕は思うのだが
彼女は走り続けてしまう。。
さらに重しを自分にかせた上で、、
るろうに剣心で「逆刃剣」という剣を
主人公が使ってるのだが
その名の通り、刃が自分に向けられている刀だ。
それをひたすら自分に向けて
さらに自分を傷つけてるようにしか見えないのだ。
「なんでそこまでして自分に負荷をかけるの?」
と聞いたら
「そうしないと自分を保てないから」
と彼女は言っていた。
彼女は分かってるのだ
自分が弱いってことを
そして自分が弱いと分かってるから
周りが強く見えてしまう。
だからお金、地位、社会的信用、資格に
固執してしまうのだと。
だから公認会計士の資格をとろうと思ったらしい。
あんなに激務なのにも関わらずだ。。
でも気持ちはすごく分かる。
僕も就職先をけって、
自分の事業で食っていこうとしたとき
毎日、毎日不安だった。
だからバイトに、ゼミに、事業に、
当時は彼女もいたので彼女に
とにかく考える暇を作らなかった。
睡眠時間3時間で走り続けていた。
でもそれは不安で
自分の見たいところを見たくなくて
紛らわすためのそうしてただけだ。
当時は自覚がなかったが
今になってそう思う。
ただただ現実から逃げてただけなんだ。
しかしその子は
分かってても、自覚があっても
苦しい道を選んでしまう。。
どんどんどんどん自分の首を絞めていって
それが当たり前になって
もう自分の首を絞めてる感覚さえもない。
でも自覚はしてる。
なんでだろう?と疑問に思ったら
その決定的な答えが
その婚約相手にあった。
なぜ婚約をしてるのに浮気してしまうクズに
惹かれて、婚約までしてしまったのか?
それは
「自分のことを分かってくれる」
そう思ったかららしい。
その子が周りに頼れない理由は
「頼りたくても、頼れないから」らしい。
その子は女の子なのだが
すごく言語化が上手で、僕の10倍は繊細で
すごく自分で深く深く物事を考える。
女の子でここまで1人で考えきる子は
正直他に見たことない。
だから悩みを打ち明けるらしい
「それは考えずぎだよ」
「テキトーに流せばいいんだよ」
と答えられるらしい。
もうそんな事は分かってるのだ。
でも困ってるから、どうしたらいいか分かんないから
相談してるのに。。
僕の既婚者が好きで苦しい時もそうだった。
人は本当に勝手だ。
全部自分の尺度で人を判断する。
本当に人は勝手なのだ。
でもその婚約者は
その子の一番欲しいものを提供してくれたらしい。
そんな人は初めてで
「この人なら分かってくれる」
そう思ったから、惹かれて婚約まで至ったのだとか。
ここで思うのは
弱さを認めるためには、
他の人の承認が必須だということ
弱さを認めるのは
本当に人生で一番きつく
辛いことだと言っても過言ではない。
到底自分1人じゃ抱えきれないほど
重く、辛い。
だから1人じゃ無理なんだ。
弱さの承認は年を重ねるにつれて
重さはどんどん重くなっていく。
だから他の人に手伝ってもらう必要がある。
僕の場合は
認めてくれる人が
身近に沢山いた。
分かってくれる人が沢山いた。
だから乗り越えられた。
僕は本当に周りに恵まれているのだ。。
本当に感謝だ。。
まだ代償は残っているが、、
しかし、その子は周りに誰もいない。
親も友達も職場の人も
「どうせ分かってくれない」
その諦めがあるから
自分の深いところまでは話さないらしい。
だから「自分が強くならないと」
その意識が働いてしまって
どんどん自分に負荷をかけてしまのだ。
自分1人で抱えきれないなら
肩書や、地位や名誉や資格で
補えばいいと考えてしまう。
だから自分をどんどん
破滅の道に追い込んでしまう。
その道が破滅だと分かっていても。。
もういっそのこと
「これは私が挙げる重しじゃない」
と言ってみて見ぬふりをした方が
楽なんじゃないかととも思う。
でもその子は根が真面目だから
それもできなんだ。。
真面目だと本当に生きづらい。。
でも僕は
「そこまで考えたんなら今のままでいんじゃない?一旦」
と言った。
そこまで向き合って出した結論なら
もう否定のしようもない。
そこまで考えれるのなら
その子は強い子だ。
僕は人がいないと向き合えなかった部分を
その子は1人で向き合えてしまう。
これからもずっと苦しいだろう。
苦しい日々が続いていくのだろう。
でも僕は何もすることはできない。
話を聞いてあげることしかできない。
でもその子の心が少しでも
軽くなるのなら
それでもいいかと思ってる。
厳しいことを言うと結局は
自分の弱さを認めて、行動しなければ
一生その苦しさから解放されることはない。
結局は全て自分次第なんだ。
人はコントロールできない。
でもその子がいつか
楽になれる日がきたらいいなって
心の底で僕はそう思ってる。
それができないから
苦しんでるかもしれないけど
キミにはもっと楽になってほしいよ。
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