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東儀秀樹さまと観客の指笛


先日帰省先の石垣島で東儀秀樹さまのコンサートがあった。
本当はそのコンサート前日に自宅に戻る飛行機のチケット購入していたのだが、こういう機会は関東ではなかなかないぞ!ということで帰る日を延長した。

今年は7月8月と石垣島にいて、島の行事「豊年祭」や「アンガマ」を見に行った。歳だろうか、あの笛や太鼓の音に胸が高まる。練習の音を頼りに見に行き、一人感慨ふけてしまった。だから、「豊年祭」や「アンガマ」の日には連日スマホ片手に写真を撮りまくり、見入った。近所の子どもたちやおばあちゃんたちに会えたのも嬉しかった。

そんな熱い夏を過ごし、9月後半また帰省したその日に近所の方から私の為に東儀秀樹さまのコンサートがあるので席(前の方~)をとっておいたけど…。という、なんて!素敵なお話。
断る理由が無いってことで上記に述べたように飛行機延期!いざ!!コンサートへ。

もう何もかも素敵、ステキ~、すてき~♪
心をブルブルと振るわせてくださる素敵な音色に息遣い。空気だって味方につけているぞ!東儀さま~♪
それぞれの曲にあった情景が浮かんでくる。空気も揺れてる。見えないものにも音楽をかもし出してるんだよね。

昔、クラリネットを断念した私だからわかるわかると頷いてしまう、清少納言の枕草子に出てくる篳篥の話が。
☆「篳篥はいとかしがましく、秋の虫といはば轡虫(くつわむし)などの心地してうたてけぢかく聞かまほしからず。ましてわろく吹きたるはいとにくき……。」

このお話を東儀秀樹さまが分かり易く話してくださった。清少納言にぜひぜひご自分の音色を聞かせたいと言ってたがその通り!である。
そうだそうだ、タイムスリップして清少納言に篳篥の音色を聞かせたらと願う私。まてよ、逆に東儀さまタイムスリップしてこの世に来ているお方なのかもとか。
プログラムも素晴らしく、なんと最後はQueen!!Queenだって!!!(好きなの知ってたけどね。生で聞くのは初めてだ!)
後半は指笛ぴゅーぴゅーも混ざってすごく大きな拍手。
私は生の指笛をかなり久しぶりに聞いた。心に響く雅楽の演奏の余韻と沖縄独特の指笛ぴゅーぴゅーが一体化して涙が出そうになった。
(指笛ぴゅーぴゅーのオジサンたち?の息遣いも感じられた。)
次回、鴻巣市ならチケットが取れるかも。チケットとれたら行こうかな。
最後に、篳篥の事ばかり書いたけど、個人的には雅楽楽器のなかでは笙が好き。それはまたいつの日にか。

※初めての投稿です。お読みくださるとうれしいです。


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