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時間泥棒


「モモ」
というタイトルの本を読んだ。


ドイツの作家ミヒャエル・エンデによる児童文学作品で、それこそ子どもの頃に読んだ記憶がある。


読んだ、とはっきり言っていいのかわからない。
なぜなら、その頃の私には読み進めることが難しくて、途中で離脱したような気がするからだ。

キーワードは時間どろぼう。それくらいの記憶しかない。


とにかくふと思い出して、読みたくなったので図書館で借りてきた。


読み進めながら、これ本当に児童文学の類なのかと驚いた。


時間というものがいかに大事で、大切なもので、その使い方次第で人間はこうも変わるのかと。
1973年に発行されていて、半世紀も経っているのに、現代人の生き方をまるで覗かれているような感覚に陥った。
ドキリとする。


世の中は便利になっていく一方で、なにか大事なものを落として行ってないか私自身も振り返りたくなった。


モモの話はこれくらいで。



私にとって、時間泥棒といえば、真っ先に思い浮かぶのがスマホだ。


友達にLINEを返さねばとスマホを手にしたのに、いつの間にかSmartNewsアプリを開いてニュース読んでたり。

スーパーで買う物をメモしておこうと、スマホを手にしたのに、いつの間にかまめきちまめこ大先生のブログを読んでいる。


さっさと用事を済ませて、スマホを離せばいいのにダラダラといじってしまうのだ。
もっとやりたいことあるのに。時間は有意義に使わねばと思い立ち、意識してスマホを触らないようにしてみた。



結果、読書が捗った。
大変、満足である。


最近、思うことがある。

私は何を大事にしたいんだろう、何に重きを置いて生活していきたいんだろう。
どんな風に暮らしていきたい?何が一番大切?何に幸せを感じる?
何がやりたい?このままでいい?



自分と向き合うって、すごく大変な作業だ。目を背けたくなるようなこともあって、でも大事な時間だと思っていて。


不妊治療に進むかどうか考えたときも、嫌というほど自分と向き合った。
真面目な性格のせいもあると思うけど、人生の大きな決断になると思ったからしっかり考えた。


それと同じで、考えて答えが出れば、自ずと自分を導いてゆけるんじゃないかと。


それこそ、直近のものすごい簡単な例でいうと、スマホいじっている時間が長いと気付き、意識してその時間を減らした。その空いた時間を読書に充てることができた。
自然とやりたいことを導けた感じがして、なんか満足感があった。


言葉にしようとすると難しい。上手く伝えられなくてもどかしいけれど、そういうことを増やしていけたらいいなと思って、また自分と向き合いたいなって。


うん。久しぶりにnote書いたら疲れた。
言葉を紡ぐって難しい。改めて感じた。
繊細な作業。でも嫌いじゃない。




お  わ  り   だ  ヨ



またね。

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あーぶい
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