ノギスの使い方
ノギスとは物の厚さ、幅、深さなどを測るときに使う測定器である。
手軽で、正確に細かく調べることが出来る!
①長さや厚みを測るとき
『 長さや厚みを測る 』
止めネジを緩める → スライド部を動かす → ジョーの間に対象を挟む → メモリを読む
⚠️強く挟みすぎると測定誤差が生じる。
⚠️測定物に対して直角になるように測る。
②穴の内径や溝の幅を測るとき
『 穴の内径や溝の幅を測る 』
クチバシを穴や溝に入れる → 止めネジを緩める → スライド部を動かす → メモリを読む(①と同様)
⚠️測定物に対して直角になるように測る。
③溝の深さを測るとき
『 溝の深さを測る 』
本尺の端を基準となる面に当てる → 止めネジを緩める → スライド部分を動かしデプスバーを伸ばす → メモリを読む(①②と同様)
⚠️本尺の端を基準となる面に垂直になるように立たせることが大事
<メモリの読み方>
まず、本尺のメモリを見る。1メモリが1㎜(0.1㎝)
本尺では少数第一位まで読み取ることができる。この場合だと1.5〜である。
次に、副尺のメモリを見る。1メモリが0.1㎜(0.01㎝)
副尺のメモリと本尺のメモリがピッタリ重なっているところを探す。この場合だと5のメモリがぴったり重なる。
つまり、この写真のノギスは15.5㎜(1.55㎝)を示している!
⚠️視差が起こらないように、メモリを読むときは真正面から見る。
<まとめ>
ノギスとは様々な使い方が出来るコンパクトで便利な寸法測定の工具である。
細かく正確に測定出来るためモノ作りには必須であろう。
しかし、角度や力によって誤差が出やすい。また、測りたいところまで届かなかったり、決まった形に留まらないものは測ることができないため、ノギスで測るのが向いていないものも多い。
注意点に気をつけ、たくさんのものづくりの場で、上手く利用していきたい。