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私たちはPRONXです

はじめまして。PRONXと申します。

この度、PRONXのことを知ってもらうために、また今後の活動の発信拠点とさせていただくために、noteアカウントを開設しました。末永くよろしくお願いします。


PRONXについて

まずは自己紹介させていただきます。

PRONXは、2020年10月26日に結成した団体です。設立の理念は、"Prosperity of Nature, Culture, and Society" -- 「自然、文化、社会の繫栄」を目指すこと。頭文字をとって、PRONXと名付けました。

発起人は、現在26歳の社会人二人です。高校1年生の時に同級生だったことから始まる10年来の関係になっています。ある日、どちらからともなく出てきた「自分たちが主体となって世界をよりよくできるような仕事をしたい」という思いが、二人をPRONX設立へと動かしました。

今はまだ小さな団体ですが、賛同してくれる人とともに、これからの長い道のりを歩んでいこうと考えています。


PRONXが目指すもの

私たちの生活しているこの世界。身の回りだけを見ると満たされているような気持ちになってしまいますが、一つ一つの事柄をよく見つめてみると、たくさんの問題が隠れていることが分かります。あらゆるものに満足した気になってしまうからこそ、無駄を生み出していないでしょうか。ものにありふれた人々がいる陰に、ものを欲している人々がいることに気づくことはないでしょうか。

すべての人が平等で公平な世界。貧困のない世の中。そんな言葉をしばしば目にし耳にしますが、それをどのように実現するか、というところに思いを巡らすと、非常に難しいことだと分かります。なぜ難しいのか。それは、人間が対処するにはあまりに規模が大きいからです。国際的な機関でさえ、戦争を過去のものにできず、飢餓をなくすことができていません。そのような問題に対して、私たち個人が理想を叫んでも、それは1匹のミツバチがスズメバチの大群に戦いを挑むようなもので、残念ながら非力な強がりにしかなりえないのだと思います。

しかし、ミツバチたちが協力してスズメバチ1匹に対抗することはできます。スズメバチがミツバチの巣に入ってくると、ミツバチたちは必死でスズメバチを取り囲み、羽を動かして発熱させ、熱に弱いスズメバチを動けなくしてしまうそうです。私たちも同じように、一人ひとりが力を合わせれば、それが大きな問題のほんの一部分だけであっても、解決することができるのではないか。そして、そのほんの一部分の問題に小さな答えを与え続けることが、私たちを取り巻く自然、文化、社会をより良いものにしてくれるのではないか、とPRONXは考えます。

自然、文化、社会。それがPRONXのテーマです。自然の恩恵を受けて私たちは暮らし、その生活が文化となり、文化が交じり合って社会になります。身近な物事が回りまわって世界に繋がっているともいえるかもしれません。そう考えると、当たり前のことを見つめることの必要性に気づきます。

食べること。ありふれた行為でありながら、私たちは飽くことなく欲しています。そうかと思うと、食べることを欲していながら、食べ物を残してしまうこともあるでしょう。これは身近な問題である一方、社会的な議論の対象にもなっています。

学ぶこと。日本では、小中学校の9年間を義務教育期間として、親に対しては子に教育を受けさせる義務を課し、子には教育を受ける権利を保障しています。しかし、その学びの場に参加できていない子どもたちがいます。それは「不登校」という言葉で説明されることも多くあります。家庭の問題、といえばそれでおしまいでしょうか。本人がかわいそう、として励ますことだけが、彼らに対する優しさでしょうか。私たちにできることは、限られてはいないはずです。

愛し、愛されること。人間の欲求は「睡眠欲」「食欲」「性欲」といわれることがしばしばありますが、それは一人ひとりの個人としての欲求です。社会的動物という人間の側面に目を向けると、根底にあるのは他者との交わりだと考えます。それは性欲とは違います。私たちは、どこかで強がりながらも、やはり家族、友人、恋人といった他者からの愛情を求め、彼らを愛することに無上の幸せを感じているはずです。それなのに、児童虐待や家庭内暴力はなくなりません。愛してほしいからこそ生きているのに、生きているからこそ傷つけられるということがあってはなりません。その環境の改善、そして弱い立場の人々の逃げ場がなくてはならないと思います。

そのような思いを持って、PRONXはできることを確実に取り組んでいく所存です。最初にできることは小さなことかもしれません。しかし、それを積み上げた先に、「できること」が広がっていきます。それがいつしか、私たちをはぐくむ自然への恩返しになり、私たちを取り巻く文化への肥料になり、私たちが暮らす社会への刺激になるはずです。そう信じて、歩んでいきます。

PRONXのことを知らない人々の笑顔を作ること――、それが、PRONXの目指す姿です。


PRONXの取り組み

それでは、具体的に何をするのか。机上の空論ばかりでは意味がありません。

まず、私たちの生活に最も身近な「食べること」に焦点を当てていきます。前述の通り、食品の無駄というのは身近な場面では「もったいない」ということになりますし、社会的には「食品ロス」という問題として議論されています。

食品ロスの問題に対して、どのようにアプローチしていくのか、現在PRONXでは鋭意議論しています。今後のnoteの投稿で発信していきますが、現時点で複数のアイディアを検討しているところです。

例えば、食品ロスがどこで生じているのかという部分に目を向けます。生産段階で、規格外の産品が処理しきれずに廃棄されてしまうことがあります。しかしながら、そのようなロスについては市場品の動向をもとにしている政府統計には反映されていませんし、各JAなども数字として把握していないことが多い部分です。そのようないわば「盲点」への取り組みも実現したいと考えています。一方で、消費者の買い過ぎによるロスは看過できませんし、卸から小売、外食といった流通システムの中でのロス削減も急がれます。

上記はロス発生を削減するためのアプローチですが、他方では、発生したロスをどのように有効活用するかという点も重要な視点です。肥料化することは一つの方法ですが、捨てる場所をゴミ箱から土に変えただけという見方もあります。余った食品を譲り合うシステムであったり、ペットフード化することでペットフードの過剰生産を抑えるシステムというのもありうるかもしれません。

PRONXでは壁を作りません。創造するものはアイディアと解決策です。


終わりに:まとめとご協力のお願い

ここまで、PRONXの紹介を行ってきました。できることからコツコツと、確かな解決策という山になるまで、チリのような細かなアイディアを積もらせていく団体として、ご理解いただければと思います。

ただ、私たちには資金が不足しています。メンバーの私財から出し合っても、やはりその限界があります。

ほんの100円でも構いません。私たちにご協力をお願いできないでしょうか。サポートいただいた金額については全額公表し(サポートくださった方を特定するような情報はもちろん伏せます)、使途を明確にお伝えしていきます。

最初の目標金額は30,000円です。差し出がましいお願いになってしまいますが、ご協力いただけましたらメンバー一同で結果を出して恩返ししたいと思っています。

これからPRONXをよろしくお願いいたします。

PRONX 広報担当

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