見出し画像

【リサーチ】Z世代の肌の悩みとサプリメントや健康食品に関する意識調査

年齢的には老化とはほど遠いと思われがちですが、Z世代のお肌の悩みはどのようなものが多いのでしょうか? また、それを解消させるためにサプリメントや健康食品を利用している状況についてもリサーチしました。

<調査対象>
15~34歳の男女407人
<調査実施期間>
2023年1月25日~1月30日
<調査方法>
インターネット調査


気にする男性と気にしない男性の二極化

Qお肌の悩みとして何が気になりますか?当てはまるものをすべてお選びください。

男性は全世代で「ニキビ」「乾燥」の悩みが目立ち、15~20歳の層は7割近くもの男性がニキビに悩んでいることが判明。また、年を重ねるにつれて、シミやたるみなどの悩みの割合も高くなっており、エイジングを気にしている男性は多いことが伺えます。一方、「悩みはない」の回答は年齢が上がれば上がるほど高くなっています。このことから、自身の肌について「気にしている男性」と「気にしていない男性」とで二極化していくことがわかります。若年層ほど「悩みはない」の割合が低いのは、思春期で他人の目が気になる年頃でもありますが、近年のメンズ美容の高まりを受け、美容意識も上がっているともいえるでしょう。

女性に関してもZ世代にあたる15~19歳、20~24歳の悩み1位は「ニキビ」ですが、ニキビがダントツだった男性と異なり、他の項目にも悩みが分散しています。女性も思春期ゆえに外見が気になる年頃ではありますが、10代のうちから美白やシミ、しわ、たるみなどを気にしているのは注目に値します。これは、近年美容医療の低年齢化が話題になっている(※)ほか、美容情報を発信するZ世代の芸能人やインフルエンサーが人気を集めていることと関係がありそうです。

※参照

Qお肌のために以下のようなものを摂取していますか?摂取しているものをすべてお選びください。

全世代で「どれも摂取していない」人が一番多い結果になりましたが、全体で「どれも摂取していない」が52.6%ということは、約半数にあたる残りの47.4%は何かしらを摂取しているということになります。その中で全世代での第1位は「サプリメント」。次いで「健康ドリンク」「健康食品」となりましたが、性別・年齢によって2位以降の結果は若干異なっており、同年代の中でも回答にばらつきが目立ちます。ちなみに、プロテインはおもに男性が飲んでいるイメージがありましたが、30~34歳を除き女性のほうが飲んでいる人の割合が高いというのは意外な結果でした。筋肉のためではなく、髪や肌のためにもプロテインを摂取すべし、という風潮が高まっていることも影響しているのかもしれません。

Q何をきっかけに摂りはじめましたか?

僅差ではありますが、全体では「ネットの検索」「家族からすすめられた」「SNSですすめている人がいた」がトップ3に。ただし性・年代別では結果がかなり分散しています。女性に関しては年代問わず「SNSですすめている人がいた」「ネットの検索で見つけた」「ネットの口コミを見た」に回答が集中しました。このことから、商品情報を詳しくかつわかりやすくSNSやネットに掲載すると購買を促進できるといえます。一方、ネット広告がきっかけになった人の割合はかなり低いことが判明。近年は品質や信頼度が疑がわしい美容商品のネット広告も散見されるので、ユーザーも慎重になっているのかもしれません。

きっかけはネット、購入はドラッグストア

Q主な購入経路を教えてください。

さきほどの「きっかけ」に関する質問ではネットでの検索や口コミを参照する人が多いことがわかりましたが、実際に購入するのはダントツでドラッグストアという結果に。ネットで情報を調べたとしても、現物を実際に見て買いたい人が多いのだと考えられます。また、規模の大きいドラッグストアでは複数のメーカーやブランドの商品も展開しているので、比較検討して購入できるというメリットも考えられます。

Q購入する際の決め手になる要素はなんですか?複数ある場合は上位3つを選んでお答えください。

やはり価格重視の傾向は強いものの、栄養成分の多さや効能のわかりやすさも重要だということがわかります。30~34歳の女性はメーカーやブランドも気にしていますが、その他の世代にとってはあまり関係なさそうです。また、過去のリサーチでは化粧品やシャンプーなどはパッケージデザインを気にする人も少なくありませんでしたが、サプリメントや健康食品等に関しては重視されていない様子。パッケージのおしゃれさよりも実際の効能や価格、量など現実的な側面が最も重要視されているようです。

Z世代の肌の悩みを解消するサプリメントや健康食品のポイント

競合他社ではなく自社の商品を選んでもらうためには、以下がポイントになります。
① 購入のきっかけはネットでの検索や口コミが主流。商品情報はなるべく詳しくSNSやネットに掲載したほうが良い
② 価格、量、効能のわかりやすさが購入判断の基準に
③ ドラッグストアは重要なタッチポイントなので、店頭販促にも力を入れると効果的

PROMOTION+Bでは月に2回、Z世代にアンケートを実施して旬なテーマについてのリサーチを行っているので、過去のリサーチもぜひチェックして、商品開発やプロモーションの参考にしていただければと思います。

電通プロモーションプラスでは、Z世代をターゲットとしたプロモーションの企画・実施やZ世代との共創のサポートをおこなっております。お気軽にお問い合わせください。
お問合せ先はこちら