日産の自動運転システム、暴走か！？ ホンダは「貰い事故」を回避

先日、世間を騒がせたホンダと日産の経営統合交渉ですが、残念ながら破談という結果に終わりましたね。

まるで自動運転システムのテスト走行のように、片や的確な判断で危機を回避し、片や混乱しながら暴走する結果となったみたい。

もし、ホンダと日産という会社をそれぞれ一台の自動運転車として捉えるなら、今回の経営統合騒動は、まさに「自動運転システムの性能差」 が浮き彫りになった、コントのような出来事だったのかも。

日産のAIは暴走寸前！？

まず、今回の騒動で日産自動車を運転していたAI（人工知能）の判断を見てみましょう。

日産のAIは、どうやら「このままでは日産という車はヤバい！ ホンダと合体（経営統合）すれば、なんとかなる！」 と判断したようです。

まるで、「ウチの車、自動運転ヤバすぎて制御不能！ とりあえず、目の前にいるホンダ車にドッキングすれば、ホンダのAIがなんとかしてくれるはず！」 とでも言わんばかりの、他力本願 な発想です。

しかも、日産のAIは「持株会設立」 という、「夫婦別姓」 ならぬ「会社別姓」 のような、中途半端な合体方法 まで提案してきました。これでは、「AI同士は手を繋ぐけど、運転操作は別々ね！」 という、全く意味不明な自動運転 です。

そのとき、ホンダのAI自動運転システムが、「完全子会社としてホンダの傘下に日産が入る運転はどうですか？」と持ちかけました。

そのとき、日産のAIは、その方が正しい判断かもしれないと思ったことでしょう。だって、ホンダのシステムの方が優秀だから。

「もう、ウチのAIじゃ手に負えないから、ホンダのAIに全部お任せします！」

◇　　　◇　　　◇

しかし、ここで日産自動車の「手動運転機能」 、つまり取締役会 が「待った！」をかけます。「いやいや、AI君、ちょっと落ち着け。いくらなんでも子会社としてホンダの傘下入りはマズイでしょ。違う方向にハンドル切って！」 と、AIの暴走を力ずくで食い止めました 。

こんな感じかな。

私個人的には、実際には、自動運転のAIが正しくて、手動運転の取締役会がプライドの塊で、冷静な判断ができてないように見えます。

結果、日産は経営統合という名の暴走 を未然に防ぎましたが、「ウチの会社の自動運転、マジで不安だわ…」 という印象を世間に与えてしまったのは否めません。

ホンダの自動運転は冷静沈着！

一方、今回の騒動におけるホンダ という車の自動運転システム は、実に冷静 でした。

ホンダからすれば、今回の経営統合話しは、まさに貰い事故 。「ウチはいつも通り安全運転（正常経営）してただけなのに、横からから猛スピードで日産車が突っ込んできた！」 というのが正直な感想でしょう。

日産が提案した持株会 という中途半端な合体 に対しても、ホンダのAIは「そんな運転方法じゃ、うまく走れるわけないでしょ」と一蹴 。

「どうしても合体したいなら、完全子会社としてホンダの傘下に入って、ウチのシステムで運転してもらうしかないね」 と、冷静かつ合理的な条件 を提示しました。

そして、最終的にホンダのAIは、「このまま日産車を受け入れたら、ホンダの正常な運転まで狂わされる！」と判断。「ここは、ホンダの高性能自動運転システムで、猛スピードで突っ込んできた日産車をギリギリで回避するしかない！」 と、経営統合という名の事故を見事に回避 しました。

結論

今回の騒動を通して、ホンダ の自動運転システム が数段格上 であり、実用レベル に達していることが改めて証明されました。

一方、日産 の自動運転 は、相変わらず不安 が残るばかりか、暴走の危険性 すら露呈してしまったと言えるでしょう。いや、手動運転（取締役会）に大きな問題があったみたいに見えました。

今回の経営統合破談は、「ホンダの優秀な自動運転システムが、日産の危険な運転を回避した」 という、自動車業界におけるコント事例として、長く語り継がれることでしょう。

本当の勝者は？

でも、本当の結果がでるのは、数年後でしょうね。業界の変化スピードは早く、両社がどこまで着いていけるのか？　5年後くらいにこの経営統合破断話しの振り返りをしてもいいかもね。

日産には、早急に自動運転システムの抜本的な見直し を行い、安全・安心な経営 を実現していただきたいものです。

とはいうものの、日本のお家芸とも言える自動車産業だから、日本政府も絡んだらいいのに。両者とも敗北にはならないでほしいな〜。

日産の技術を台湾などの外国にそっくり持っていかれちゃいそうだな〜。

テスラやBYDがすごい勢いです。日本人としては、トヨタはもちろん、ホンダ、日産に頑張って欲しいです。

私は旧NISAの頃からテスラ株を保有しています。今年の成長NISA枠もテスラを買い増ししました。日本人としては日本企業を応援しますが、個人資産を増やすためには、未来への期待値が大きい外国企業を買ってしまうのが私の判断です。