経験がすべてを変える:所有と消費を超えた人生の充実感
人生を楽しむためには、充実感を持って毎日を過ごすことが大切です。そして、充実感の背景には「満足」というキーワードがあります。
満足を得るためには、〇〇欲を満たしちゃえばいいんですよ。
今日はそんなことを辛辣に考えてみます。
満足できればそれだけでOKなの?
〇〇するだけで、それだけでいいの?
人生を考えるときに、目的と手段を明快に分けて考えないと、ついつい手段ばかりに目が向いてしまいがちです。そんなことを散歩しながら考えていたので、辛口に書いてみます。
〇〇欲とは
人生を楽しむためには、充実感を持って毎日を過ごすことが大切です。そして、充実感の背景には「満足」というキーワードがあります。この「満足」を得る手段として、実は私たちが無意識のうち〇〇欲に依存しています。
〇〇欲とは、マズロー5大欲求では、生理的欲求、安全の欲求、社会的欲求、承認欲求・自己実現の欲求が真っ先に思い浮かびます。
もっと具体的にいくつか挙げると、食欲、睡眠欲、性欲、知識欲、出世欲、名誉欲、物欲、金銭欲、独占欲、支配欲、愛情欲ってこんな感じでしょうか。
多くの人々は、お金の上手な使い方が人生に大きな影響を与えていると感じていることでしょう。充実した生活をしてそうに見える2つの欲は、「所有欲」と「消費欲」です。この2つの欲を取り上げで考えてみます。
所有欲:自分のものにするだけで満足
所有欲とは、何かを持つことで満足感を得る欲求です。高級なブランド品、最新の家電、SNSで見かけるおしゃれなインテリア。
こうしたものを手に入れると、確かに一時的な幸福感があります。所有すること自体がステータスだと感じ、周りからの評価が上がると期待する人もいるでしょう。
しかし、所有欲に頼りすぎるとどうなるでしょうか?
まるで、底のない穴に物を投げ込み続けているようなものです。手に入れた瞬間は「これで満足!」と思っても、次の瞬間にはもっと高価なもの、もっと珍しいものが欲しくなります。
他者の目が気になり、インスタ映えする写真のためにモノを所有する行動に出ています。そして、その度に財布を空っぽにし、クレジットカードの支払いに追われる、、、これではまさに「モノに支配されている」状態です。
所有欲は自己表現の一部であり、自分を満たす手段でもありますが、物を持つことが人生の目的になってしまうと、本来の「自分らしさ」や「幸せ」を見失うリスクが高まります。
要するに、所有欲は一時的な満足感を与えてくれるけれど、長続きする充実感を提供してくれるわけではないのです。
消費欲:購入するだけで満足
購入することで得られる満足感は、手軽で瞬間的な快感をもたらします。
バーゲンセールの時に衝動買いしたり、買わなくてもいいものまでカートに入れてしまったり、店員の作り笑いで「いつもご利用ありがとうございます」って言われることに誇りを持ったり、Amazonから「御購入ありがとうございます」ってメッセージに喜んだり。
私たちは時に、特に一部の女性は「ストレス解消」と称して無駄なものを買い漁ります。
所有欲は持つ喜び、消費欲は使う喜びです。どちらも、頻回にお金を使い、大金を使う傾向にもあります。
少し考えてみましょう。それって本当に必要でしたか?
買った瞬間は満足感が得られても、家に帰って冷静になったら「あれ、何で買ったんだろう?」なんて思うこと、ありますよね。
消費欲に任せて無計画に買い物を続けていると、結局は財布が軽くなり、満足感も一瞬で消えてしまいます。
消費欲は確かに生活に楽しさを与えてくれますが、気づけばそれは「消費すること」が目的となってしまい、持続的な幸福感を得られない無意味なサイクルに陥ってしまいます。結局のところ、消費欲は「今だけの満足」を追い求めるだけで、長期的な充実感とは程遠いのです。
3つの「欲」とどう向き合うべきか
所有欲と消費欲。この2つの欲求は、私たちが充実感や満足感を得るための手段であることに間違いありません。ドパミン的な欲なので、一時的に高揚するだけで、すぐ冷めちゃいます。
その本質を見誤ると、ただの「満足感の奴隷」になってしまうだけです。所有欲に溺れて物を集めるだけの人生、消費欲に依存してお金を使い続けるだけの人生。
そんな人生は、私たちの目的にだったのでしょうか?
本当に楽しいと言えるのでしょうか?
まさかとは思いますが、インスタ映えするみたいに、他者を意識した見た目だけの充実してそうに見える所有欲と消費欲だけで行動してるってことはないですか?
◇ ◇ ◇
本当に満足するためには、これらの「欲」と上手に付き合うことが大切です。所有欲に振り回されるのではなく、本当に価値あるものだけを手に入れること。消費欲に任せて無駄な買い物をするのではなく、価値あるものにお金を使うこと。
結局のところ、欲求を満たすことが全てではなく、その先にある「何を感じ、何を学び、何を共有するか」が重要。所有欲、消費欲を見極め、自分にとって本当に大切なものを見つけた時、初めて心からの充実感を感じられるのだと思います。
そのためには、体験欲なんです!
体験欲:経験することの満足感
私が今心がけていること体験欲です。旅行やアクティビティ、新しい趣味に挑戦することなど、体験することで得られる満足感は、所有欲、消費欲とは異なり、形に残らないけれど心に深く刻まれます。
経験はお金では買えないなんて言われますが、実際には、お金が買える経験は数多くをあると思っています。少なくとも、経験のきっかけは、初期投資で買うことが可能です。
体験欲は自らの満足を上げる方法としては、人生の充実度を上げる目的に合致した手段です。手段を目的化しちゃっても、本当の目的に一部なので、どんどん行動に移したほうが良い欲求の一つだと感じています。
他人と比較しない人生はとても自己満足度に集中できておすすめの方法なのですが、会社員として生活していると、他者比較や他者視線の中で仕事をしているので、とても困難なことでしょう。
セカンドライフが開始すると、比較する相手が自然と少なくなるので、思いの外簡単に、自分中心の満足を得ることがようになります。
これはセカンドライフのというか、退職したことによる大きなメリットの一つです。
「自分がどう感じるか」を基準に、体験を選ぶことで、充実した人生の目的を達成できています。
妻と一緒にヨーロッパ旅行に出かけました。体験欲を満たしまくった時間でした。人生の充実度がものすごく上がりました。そして、この経験が記憶となり、これからの未来ずっと、楽しかった思い出が配当を産み続けます。
これからも新しい体験をし続けようと思います!
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フィリピン、セブ島のNPO法人DaredemoHeroへ寄付します。 私の人生に大きな転機となった団体で、里親支援を続けています。 子どもたちの大学卒業までの学費支援等、教育資金に活用させていただきます。 ホームページ→ https://daredemohero.com