見出し画像

普通人間製造機に乗るな:リスクゼロで生きると何が失われるのか?

友人に、私が何気なく言い放った言葉がかなり響いてたようです。「まこさんは私にこう言ったのよ。小さなリスクを避けまくっていると大きな失敗をするぞ!」

時間が経過していたため、すっかり忘れてましたが、いかにも私が言いそうな言葉なので、ちょっと今日はこれを深掘りしてみます。



人生においてのリターンとリスクの関係を考えてみます。

挑戦=チャレンジ=行動とは同義語です。またリスクを伴うことも必須です。リスクはゼロにはなりません。

ローリスクをどこまで許容できるかが、最大のポイントと考えています。


ハイリスク・ハイリターン、ローリスク・ローリターン

よく聞く株式投資の「ハイリスク・ハイリターン」および「ローリスク・ローリターン」は、リスクとリターンが一般的に比例する関係を表したもので、投資理論の基本概念です。

この考え方は、多くの金融理論や過去のデータに基づいており、株式市場の中でも特に長期的なデータから信憑性が高いとされています。

株式において、リスクが高ければ高いほどリターンを期待できますが、同時に損失の可能性も増えるため、リスクとリターンのバランスが重要です。


ハイリスク・ローリターンやローリスク・ハイリターンはないのか?

株式投資において基本的には「ハイリスク・ローリターン」や「ローリスク・ハイリターン」は持続的には成立しにくいです。

「ハイリスク・ローリターン」は、投資家から敬遠され、長期的に資金が集まらず市場から淘汰される傾向があります。

また「ローリスク・ハイリターン」は通常は詐欺です。

人生におけるリスクとリターンの関係は?

では、人生においてリスクとリターンの関係はどうなっているのでしょうか? 
人生では、必ずしもリスクとリターンが比例関係にあるとは私は思えません。自己投資することでのリスク&リターンは株式投資の理論が当てはまらないと考えます。

例えば、リスクを取らずに過ごすことで人間関係や経験値が増えず「ハイリスク・ローリターン」の場合もあれば、逆に小さなリスクを数多く取った後に、大きな成長や人間関係の広がりを得る「ローリスク・ハイリターン」の経験もあるでしょう。

つまり、人生には株式のような明確な「リスクとリターンの法則」には当てはまらない部分も多く存在すると考えています。


人生はローリスク・ハイリターンです!

私は人生においては、ハイリスク・ハイリターンかローリスク・ハイリターンのどちらかと思っています。人生は素晴らしい投資商品です! だってローリターンがないのですから。

大きな挑戦をすることで、大きな見返りがある事は誰しも想像がつきやすいですし、具体的な事例も少なくありません。大きな挑戦(ハイリスク)には恐怖や不安を感じることが多いので、小さな挑戦(ローリスク)をすればいいと思います。それでも、おおきな成功(ハイリターン)が待っているんですよ。

人は誰しも失敗はしたくないものです。だから、危険のあるものから遠ざかったりします。そして、前もって情報を得ることで、リスクを回避したり、最善を探してから進むべき道に動き出す傾向にあります。

特に情報過多の現代において、簡単に成功法に導くことができますし、先人のHow To を容易に実行することができます。

しかし、この失敗(=ローリスク)を完全に無くして、リスクを避けるまくっている(=ゼロリスク)と、まるでベルトコンベアに乗せられて「普通人間」が出来上がります。

実は「普通人間製造機」って、なんと日本政府が作り出しています。義務教育という無料サービスで提供されているんですよ。

この義務教育ベルトコンベアに乗せられたことで、思考停止させられた日本人は社会人になっても、自我を持たない普通人間になることになります。これによって突然のトラブルや危機管理体制がゼロの人間が毎年量産され続けています。


免疫をつけることで強くなる

例えば、強い体を作るためには、幼児期の熱発はなくてはならないものです。学童期の病原菌の抗原抗体反応は必須です。

全てを回避しまくって無菌室で生活し続けると、ちょっとした風邪をこじらせただけで、人は死亡してしまいます。

ドラゴンボールの孫悟空が戦いに敗れて、大きな重傷を負ったときに大きく成長しているように、人ってリスクを負わないと成長しないのかなって肌感覚で感じています。

大きなリスクを負ってしまうと、現代社会には仙豆(センズ:ドラゴンボールに登場する一瞬で怪我が治る魔法の豆)はありませんので、避ける事は必要かもしれません。

しかし、小さなリスク、つまりバンドエイドを貼っておけば治るような傷であれば、許容した方が良いことの方が多いものです。

幼稚園・小学校の時の成長は正しくそれに当てはまっており、小さな怪我の積み重ねで大きな怪我を避けています。

ゼロリスクを続けると、、

大人になって、小さなミスとか、やり直し可能なリスクを避けまくっていると、温室育ちのつまらない人生になっちゃうんじゃないかな。

そんな人生(=普通人間製造機で出来上がったアンドロイド人間)でOKという人は、その歩み方で問題がないのです。しかし、多くの人が歩んだ平凡な人生は、リスクを許容した成功者の人生を羨ましく思うようになります。

成功者とは、小さいか大きいに関わらずリスクを経験している人です。大きなチャレンジをして、大きな成功を得ている人はレアかもしれませんが、成功者の多くは小さなリスクをどんどん許容することで、その積み重ねにより成功者になれています。

小さなリスクを避けまくっている人は、失敗もないと思いきや、実は平凡な人生っていうのは大きな失敗かもしれませんよ

それは誰もが何者にでもなれるチャンスがあり、その方法も開示されているにもかかわらず、全く行動しないことを自ら意思で選択して歩んでしまったわけですから。


人生最大のリスクとは、、、


人は何者にでもなれる

「どうすれば〇〇ができるようになりますか?」の質問に対しては、ほとんどの回答は行動すればよいのです。行動だけで解決します。

そしてその行動には小さなリスクをたくさんまとっています。それを許容して行動することができたかどうかだけで、人生が好転します。

実際に私はそうでしたし、私の友人たちもひとり残らず全員が小さなリスクを許容して行動しまくっている人たちです。

中田敦彦さんYouTube大学では、「人は何者にでもなれる いつからでも」とワクワクするキャッチコピーを前面に出しています。

退職後のセカンドライフ2年間で、やりたいことに素直に行動してみたら、私は4つの新しい自分をなることができました。私は56歳から始めました。

もうこんな年齢だから、、、
もう少し若ければ、、、

と思ったら、そこで ”全ての行動をしなくてもいいよ” と自分への都合の良い言い訳なんですよ。

”いつからでも” は、まさしく私は56歳から始めたけど、なりたい自分になれたので、このキャッチコピーそのものです。

詳細は下記記事をご参照ください↓
退職後の肩書きどうする? : セカンドライフで見つけた「4つの新しい自分」


多くの自己啓発本、セミナー、動画コンテンツなど同じことが言われています。そんなモチベーションアップ話しで、”感動した! 気づきが得られた!” と喜んでいるだけじゃ何も変わりませんよ。

その一つ一つ小さなリスクを負いながら行動できるかどうかだけで人生を変わると思っています。

行動あるのみ!

行動ができない人への参考書籍

この書籍が参考になります。
自分軸を持つことで、行動が素直にできるようになります。
自分軸とは何か気になる方は、ぜひお読みください!

Kindle Unlimited対象ですので、無料でお読みいただけます。


関連記事↓


この記事が少しでも参考になった方は、チップ(¥100)で応援をください😆

※ 現在アプリではチップ機能は使えません。
※ ブラウザからのアクセスをお願いします。

↓  ↓  ↓  ↓  ↓

いいなと思ったら応援しよう!

まこさん
フィリピン、セブ島のNPO法人DaredemoHeroへ寄付します。 私の人生に大きな転機となった団体で、里親支援を続けています。 子どもたちの大学卒業までの学費支援等、教育資金に活用させていただきます。 ホームページ→ https://daredemohero.com