川の流れに身を任せる人生とは
人生を、「川の流れに身を任せる」と例えることについて考えてみます。
下記イラストをご覧ください。
山々が見えて、
きれいな青空で、
ゆるやかに蛇行して、
穏やかな川の流れです。
よく見ると所々、岩が出ているので、注意が必要ですね。
こんな川の流れに身を任せている人生の方もいるのでしょう。
岩があれば、それは障害物とみなして避ける必要があります。
一時的にはスピードを早めて川下に泳いでみたり、逆にスピードを弱めるために川上に泳いでみることも必要になるでしょう。
◇
ゆっくりと川の流れに身を任せて人生が進んできたあなたに、下記のイラストのような分流が現れました。あなたならどうされますか?
上記の川の流れのように、何も判断を下さなければ、「このままでいこう」と大きな川の流れで進んでいくことでしょう。
学生時代は分流も少なく、大きな流れに身を任せていた人が多いのではないでしょうか。しかし、社会人として歩み始めると、分岐が急に増えたような気がしませんか?
社会人一年生の長男は、入社してすぐ、すでに何度も、分岐点に差し掛かり、選択しなければいけないことに遭遇しているようです。自分で判断を下さないと、「このままでいこう」と大きな流れに選択に主体性が出せなくなります。
◇
下記スライドをご覧ください。「こっちの方がいい!」と主体的な自分の意思で新しい支流のほうに方向を変えています。
こんなことって、今まで1度や2度じゃなかったでしょう。まさに進行形っていう人もいるでしょうね。
支流への方向を変える時は難しいですよね。決断が遅れれば、大きな川の流れのほうに流されていってしまいます。そんな時は、かなりスピードをつけて、手足を動かし泳ぐ方向を変えなければいけません。
そうです。短時間で大きく、そして素早く行動しなければいけない瞬間なんです。
◇
学生時代と違い、社会人になると、スピードが一気に増します。川の流れが早くなります。しかし自分で泳がなくても、身を任せていればいいだけなので、焦らなくても大丈夫んなですよ。
固執した自分のスタイルや、変化を嫌う頑固な態度とは、川の流れに逆らって、同じ場所に留まろうとする行為です。
つまり、流されないように留まるためには、流れに逆らって川上に向かって泳ぎ続けなければいけません。とても大変な作業です。
順応性の高い社員は、状況判断を瞬時にして、流れに身を任せるスキルが高い社員なのでしょう。実はそれは努力すると言うよりは、変な意地を張らずに、情報を素直に取り入れる性格なんだと思います。
◇
さて、分岐点の話を戻します。会社員としての分岐点は、希望するキャリアに就くための努力であったり、昇進昇格へのスキルアップであったり、もしかすると、早期退職者制度に対する選択肢も含まれるかもしれません。
私も数多く選択をしてきました。早期退職は自らの意思で時期を決めました。他者には見えない分岐点が私には見えました。とても細い支流でした。その選択肢を主体的に、自分で決断しました。
セカンドライフを開始して約一年が経過しました。自分で選択したので後悔することがないので、とても心地がいい状態です。
もし他者に人生を決められたとしたならば、どんな気分だったんだろう…? そんな事を考えながら、流れている川から上陸して沿岸にいます。しばらくは、ここから川の流れを見ながらのんびりしています。
関連記事↓