人生には何もしない時間が必要だと思う
私たちは、日々忙しい生活に追われています。仕事はもちろんのこと、家庭や友人との交友、自分の趣味にいたるまで、常に「何かをしている」状態が標準とされています。
そんなことが続くと、やがて心や体が疲れてしまいます。
このような生活の中で「何もしない時間」が取れるかどうかは、人生の質に大きく影響を与えます。私自身が在職中に何度が空白期間を取ることを経験しました。そして、現在は2年以上にわたる空白期間中です。この期間により、人生が好転した体験をしています。
そんな「何もしない時間」がなぜ必要なのかを、メリットとデメリットを交えて考えてみます。
何もしない時間のメリット
何もしない時間を意識的に取ることで、以下のようなメリットが得られます。
頭をリセットする
忙しさの中で頭がフル稼働し続けると、集中力や判断力が低下しがち。何もしない時間を持つことで、頭がリセットされ、疲労も軽減されます。
例えば、在職中に長期休暇を取って海外へ旅行するのも一つの方法です。異国の地で日常から離れ、ただ自然の美しさに浸ったり、何も考えずにリラックスすることで、頭の中がクリアになります。
私の経験では意図的に一年に一回は1人で海外に行き、情報量を減らすことで、リセットさせていました。結果的に帰国後の仕事にも新たな集中力を持って取り組めた経験があります。
新しいアイディアが浮かぶ
脳は、リラックスした状態で新しいアイディアを生み出しやすいとされています。忙しく何かに追われていると、クリエイティブな発想がしづらくなりますが、何もしない時間を持つことで、自然と新しいアイディアや発想が生まれてきます。
例えば、週末に家でゆったりと過ごす時間や、日中から長風呂に入ってみたり、散歩中にふとアイディアが浮かぶ瞬間も、何もしない時間から得られる恩恵です。
違う角度から物事を見ることができる
何もしない時間を取ると、普段とは違う視点で物事を考える余裕が生まれます。これは、思考の柔軟性や創造性を高めるためにも有効です。
普段は仕事の進行に追われ、特定の視点からしか考えられないことも、リラックスしていると新たな角度からの発見が増え、物事に対する理解が深まるのです。
何もしない時間のデメリット
しかし、「何もしない時間」にはデメリットもあります。特に、長期間にわたる空白期間だと、社会的な評価や周囲の目が気になる方にとっては、次のようなデメリットが挙げられます。
空白期間をネガティブに取られる
特に転職活動において、職歴に空白期間があると「この期間は何をしていたのだろう?」と疑われることがあります。
空白期間があると、企業から「真剣にキャリアを考えていなかったのでは?」と思われる可能性があり、場合によっては採用に影響が出ることもあるかもしれませんね。
不真面目だと思われる
日本の社会では「働き続けること」が評価される傾向が強く、長期休暇や仕事をせずにいる期間を持つと、「仕事に対する熱意が足りない」「不真面目」と受け取られがち。
特に、周囲が忙しくしている中で自分だけが何もしないと、怠惰に映る場合もあるでしょう。
対策としてはアメリカ資本の会社に転職しましょう。私はそうしました。
さいわい外資系の元職場は、長期休暇が推奨され、長期休暇推奨週間なども設けられていてホワイトで、年間130日の休暇がありました。だから職場では不真面目と思われることはなかったのです。
現在早期退職してフラフラしていることに対しては、良く思ってない人もいるのは確かですけどね。そんなこと知ったこちゃない。
人からの視線が気になる
何もしない時間を楽しむことができる人でも、周囲の人々が忙しく働いていると、どこか後ろめたさを感じたり、「怠けている」と思われることを気にする人も少なくありません。
例えば、長期休暇を取って海外に行くこと自体が「遊んでいる」と見られがちです。周りの目が気になり、せっかくの休暇も心から楽しめないこともあります。
元職場は年間を10ヶ月間働いて評価を得ているシステムだったので、毎年12月は3〜4週間の長期休暇になります。同僚は良いのですが、妻やその地元の人たちからすると、変な目で見られガチでした。
それでも「何もしない時間」が必要な理由
デメリットもある中で、それでも「何もしない時間」は必要であると私は考えます。その理由は、忙しさから解放されることで、自己を見つめ直す時間が生まれ、結果的により充実した人生を送れるからです。
たとえば、在職中に長期の休暇を取って海外旅行に出かけることは、職場では「贅沢だ」と感じる人もいるかもしれません。
しかし、休暇を通じて新しい文化や考え方に触れ、日常では味わえない発見や学びを得ることで、その後の人生が豊かになることは間違いありません。
あるいは、日々の生活で意識的に何もしない時間を持つことは、自己のバランスを保ち、精神的な健康を維持するためにも重要です。
このように、何もしない時間を持つことで得られるリフレッシュ効果や新たな視点の獲得は、人生の質を高めてくれます。デメリットもありますが、それ以上に「自分をリセットする時間」がもたらす恩恵は大きいのです。
現在セカンドライフで何もしていないのか?
退職後、何もしてないのか?と言われると、たしかに「はい」と回答するのですが、定職に付かずに雇われていないという意味で何もしていないと答えています。
空白期間かと言われれば、間違いなく空白期間です。そして、この空白期間のまま、一生過ごすつもりです。
それは、やりたいことがなんでも実行できる期間だからです。会社に追われることもなく、自らのアイディアで目標を立てて、達成できる喜びを感じています。
よく生活費、つまりお金ことを聞かれます。配当金、利金もあるし、年金も近い将来にいただけるし、そんなこと心配しないで、もっと大きな人生の目的を常に考えればいいのになって、声に出さずに思っていますw。(書いちゃってるけど、、、)
まとめ
現代社会では、何かをしていないと不安になる風潮があるかもしれませんね。しかし、何もしない時間をあえて作ることは、心身のリフレッシュや新しいアイディアの創出に欠かせません。
空白期間を周囲の目を気にせず、たまには「何もしない時間」を楽しむことで、自分自身をリセットし、また新しい一歩を踏み出す準備が整うのです。
人生には何もしない時間が必須であり、それこそが豊かな人生を築くための土台となります。
空白期間は最低でも1週間、できれば1ヶ月が理想です。現在私は2年間の空白期間中ですが、長ければ長いほど良いと感じています。
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