ミスを即返すには?
・商品の送り先を間違えてしまった。
・取引先に数字の0を一個多くつけて請求してしまった。
・破損事故を起こしてしまった
仕事をしていると、本当に多くのミスに遭遇します。
小さなミスから、大きなミスまで色々です。
自分自身が仕事でそんな大きなミスをやらかした時、どうやって立て直すべきか!
今日もスラムダンクからヒントを探っていきます。
借りは即返す
インターハイ2回戦の湘北VS山王工業の試合の終盤の場面で、それは起きます。
湘北エース流川は山王エース沢北の前に大苦戦。
しかし、今まで1対1でほとんどパスしなかった流川がパスをすることで、沢北を欺き、ようやく抜き去ることに成功。
ここで湘北は得点して、さらに山王との差を縮めたかと思いきや、花道が流川の進路を妨害するという痛恨のミス。
普段自信たっぷりの花道も、これにはショックを隠しきれません。
さらに味方からも大ブーイング。
ここで花道が考えたことは・・・
「流川はまた小坊主(沢北)に抜かれる。ここで止めて、さっきのミスを取り返す」
花道の予想通りに流川は沢北に抜かれます。
ここで、丸男の後ろから花道がいきなり出てきて、沢北をブロック。
湘北は失点のピンチを防ぎました。
【SLUM DANK新装再編版19巻P148〜P166】
結局はいつも通りにすること
ここで花道が考えていたことは何だったのでしょうか?
それは流川みたいに華麗にシュートすることでもないし、かっこよくダンク決めることでもありません。
相手の決定的な得点を1回止めることのみでした。
何せ自分のミスで、チームの決定的チャンスを逃してしまったのですから。
そう、結局はしっかり相手の得点を防ぐことだったのです。
大きなミスをしてしまった後は、そのミスを取り返そうとさらに大きな深みにハマってしまった経験はないでしょうか?
これは責任感が強い人ほど多く見受けられます。
ただ残念なことに、無理やり取り返そうとして普段しないことをして、さらにミスを重ねてしまう。
いつも以上に頑張ってミスを取り返そうという気持ち自体が、すでにメンタルが崩れているのです。
もしここで花道が自分のミスで得点できなかったことを悔やんで、無理に得点を狙いに行ってたらどうなっていたでしょう?
今度は本来取るべきリバウンドも取れない、
という事態に発展し、チームはさらに失点し、最終的には負けていたかもしれません。
ミスをしてしまうのは、本当に辛いことです。
しかし、結局は自分のできることしかできないのです。
ミスをしたとしても、いつも通りに仕事することが、次のさらなるミスを防ぐことにつながるのです。
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