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六代目神田伯山先生真打昇進襲名披露公演

2月13日(木)に新宿末広亭で、六代目神田伯山先生真打昇進襲名披露公演に行ってきました。
2月11日(火・祝)の初日の模様は、各種メディアを通して聞いていました。早い人は、前日の午後3時から並び、徹夜組・始発電車組が多く6時50分に整理券が配り始められ、9時には札止めだったということでした。噂に違わぬ凄まじさ。神田松之丞改メ六代目神田伯山真打昇進襲名披露公演。予約は出来ず、1人1席の当日券のみの発売ということで、ぼくも決心しました。これを逃す訳にはいかない❗️

3日目の13日は、雨予報でした。雨の中長蛇の列に長時間並ぶことに、若干の懸念を感じ諦めようかなとも思いました。でも、末広亭に行ける日はこの日しかなく、後悔はしたくないとの思いの方が勝ちました。
平日で雨ということで、何も始発でなくともと考えたぼくは7時に末広亭に到着しました。幸いこの時点で先に並んでいるのは、19人でした。

当初雨は降っておらず、ラッキーだったのですが、8時半頃から振り始めました。やはり苦痛です。Twitterでは、10時半から整理券を配り始めるとかかれていたので、その時間まで我慢。9時半になってトイレが我慢できず、前の人に場所取りのお願いをして、徒歩1分のファミマにいきました。ファミマから帰って来た時に見た列は、多分7、80人位でした。
やはり凄い。
そして、10時頃から係の人が出て来て、説明しながら、列の整理・看板の準備を始めました。整理券は、10時半きっかりに配られ始めました。そして午後5時からの夜の部なので、4時半に集合で入場券を買うことになるとのことで、6時間の暇つぶしをしなくてはなりません。

念のため3時半頃に着くと、まだ人もまばらで、係の人も並ばないようにということなので、喫茶店に退避。そして4時20分に戻ると黒山の人集り!係の人から混雑緩和の為に最初に入場券を買って、入場は、整理券順と言っていましたが、あれだけの人数なので徹底されず大混乱でした。末広亭としても、初の出来事で戸惑いも隠せませんでした。

5時過ぎには、整理券番号も320を越え、二階席になりますとの案内。最終的にはかなりの立ち見もでました。

5時半には、興行開始、前座から始まって、最初いくつかの演目は、記録できていませんが、演目は次の通りでした。

小すみ/(音曲 尺八で情熱大陸)
伸三/寿限無(孫の名前まで)
小助六/紋三郎稲荷
青年団(コント)
阿久鯉/天明白浪伝〜徳次郎生い立ち
文治/鈴ヶ森
陽・昇(漫才)
米助/猫と金魚
昇太/リストラの宴
〜仲入り〜
披露口上(文治/松鯉/伯山/米助/好楽/昇太)
好楽/つる
松鯉/太田道灌公一代記〜山吹の戒め
ボンボンブラザース(曲芸)
伯山/寛永宮本武蔵伝〜吉岡治太夫

長時間なので、疲れが出てきます。
仲入り前の春風亭昇太師匠は、枕で
「皆さん、伯山しか待っていないでしょ。疲れているでしょ。私だっていつもならそれなりの呼び声があるんですよ」との突っ込みには笑いました。

伯山先生の3日目の講釈は、寛永宮本武蔵伝「吉岡治太夫」。
枕が、「人間とは。  強い者が勝ち、弱い者が負ける。」との鬼気迫る言葉から始まり、元武田勝頼家臣吉岡治太夫が京で開いた道場での「師弟関係」の麗しさを、緩急使い分けた速いテンポで展開する凄さ❗️
一瞬でファンになりました。

とても素晴らしいものを、3500円という価格で観覧出来て、お得でした。

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