見出し画像

スペーシアXコクピット席に乗って来ました

東武鉄道にスペーシアXという特別な特急列車が走り始めたとは聞いていました。

金券ショップで東武鉄道の株主優待券は買っていたので、いつか日光に行こうかと思っていました。

とりあえず、特急の時間帯を調べてみるとスペーシアXの時刻が書かれてありました。1ヶ月先の予約状況を見ると、1号車1番室[コクピットラウンジ]2440円が残っていました。時間の早いX1号ではなく、9時発のX3号でしたけれど。

多少遅い時間だったとしても行きたい場所が沢山ある訳ではないので、極端な話スペーシアXのコクピット席を体験するだけで、折り返し帰宅しても良いとさえ思っていました。

一応どんな空間なのか予習のためYouTubeを見てはおきました。

でもリアルの世界は映像を圧倒して迫って来ました。コクピット専用のカフェの横を通るとパステル色をした上品な4人用ソファーが対面で3つ。2人用の対面席が3つ。先頭に1人用ソファーが2つという陣容。たった20人の為に専用カフェを装備しているのです(春日部以降は他の号車の人も予約で入って来ます)。

そして、そして1番室は1番前で前景を、左右にある席で独占です。小田急ロマンスカーの全面ガラス張りよりはダイナミックな眺めは劣りますが、でも、それでも充分景色が楽しめます。それにリラックスできる豪華な家具は何物にも買え難いです。この状態で1時間50分楽しめるのですから。余裕を持ってクラフトビールを飲んで、ついでに鼻元をくすぐるコーヒーを頂いて。。。

車内サービスも充実していました。カフェの係の方が写真を撮りに来てくれたり、車掌さんも写真を撮ってくれたり、ひょうきんな格好をして写真に収まってくれたりしました。車掌さんのポーズは、スペーシアXのXの形だそうです。

公表許可取得しています

楽しい時間も終わろうとしていたのですが、充実した時間を過ごせて、思い残すことはありませんでした。

東武日光についたら、東照宮を目指して、行けたら田母沢御用邸に行こうかと考えていました。田母沢御用邸は存在は知っていたのですが、中々足の向かない場所でした。

輪王寺に行って金堂を見て(前回来た時は、建物が修復中でした)、大護摩堂で、護摩祈祷をしていたので参詣しました。外に出るとものすごい雨。仕方なく大護摩堂で過ごしたり、御朱印を求めていたら、小ぶりになり、やがて止みました。
東照宮に行こうかと思いましたが、小学生の団体とぶつかっていたので止めることに。それにしても入場料値上がりし過ぎ!ちゃんと見たことのなかった二荒山神社を見学し、御朱印を頂いて来ました。

田母沢御用邸は、歩いて行ける距離です。大正天皇の夏の執務所として機能していたそうです。
また上皇陛下が、疎開をされていた場所とのことでした。邸内を巡ると大正天皇の謁見の間がありました。そこの係の人が色々説明してくれました。そして前の週(5月28日(火)に上皇陛下と上皇后陛下が御用邸を訪問されていたとのことでした。日光には31日(金)までいらしたとのことでした)。しかもご移動はスペーシアXをお使いになられたとのこと。何となくニアミスですね。

帰りは、リバティけごんに乗りましたが、ただの通勤用特急のようでした。やたらアナウンスが多く、乗り換え案内も絶叫しているようでした。
特急列車でもここまで違うのかとげんなりしました。

しかしながら、スペーシアXのコクピットラウンジが今回の旅の全てを語ってくれました。

機会があったら、また乗りたいものです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?