林家つる子独演会に行って来ました
こんばんは、クリスマスイヴ❗️
贔屓の林家つる子さんは、毎年12/24に独演会の納めで「芝浜」をやられるとのことで、今年で3年目だそうです。
ぼくが、彼女の噺を初めて観たのが、今年5月24日(金)で彼女の真打昇進披露公演樂日のことでした。その時に初めて彼女の「芝浜」を観ました。「観る」とは、落語は身体表現の所作が大きなものをいうと思っているので、この動詞を使っています。そしてこの空気感は、寄席でなければ味わうことが出来ません。7ヶ月前に観た彼女の「芝浜」から、やはり成長しています。彼女は、この演目を生涯かけて磨き上げると言っているので、今後も楽しみです。
「芝浜」は、三遊亭圓朝作のお噺です。
主人公は、魚屋の勝五郎です。そしてその女房お光が重要な役割を果たしています。圓朝は、勝五郎の物語として噺を組み立てています。それは大作で聴き甲斐のある作品です。
それを、つる子さんはお光の物語に創作しています。観ていて、確かに「芝浜」なのですが、とても新鮮です。見事なアダプテーションです。彼女の「芝浜」に出会って、直ぐに彼女の贔屓になりました。まさに、coup de foudre(雷の一撃=ひとめぼれ)でした。
毎年クリスマスイヴはこれになるでしょう。席が取れればのおはなしですけれども。
流石女性落語家初の抜擢真打、12人抜きです。