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第4回 ReCoverできる人になろう!傷ついて倒れても起き上がれるように…

 あの人は強い人、私は弱い人、なんてことを言う人がよくいます。他人のことも自分自身のことも、何かのカテゴリーに分けて収めたい。そうするとなんだか分かりやすく感じるものですよね。そしてそれをもって評価して、勝手に納得したい。

 でも、実は両面、いやいや多面的であるのが人間であって、実は様々な自分が存在しているのです。そしてそこが分かっている人は困難を乗り越え、再び起き上がる術をよく知っていたりします。他人のことが分かっても、なかなか分からないのが自分自身…というか、本当の自分を認め受け入れたくない人が、この国には多い気がします。

 最近よく聞く言葉、自己肯定感、メタ認知、マインドフルネス。これらすべての共通点、類似点は、自分自身と向き合うということ。

まずは解説。

自己肯定感→自分自身の在り方を積極的に、前向きに評価でき、自らの価値や存在意義を認められる感情。自尊心、自己存在感、自己効力感、自尊感情などと似た言葉。

メタ認知→今の自分自身を客観的に見て、自分がどのように考えているかを判断、理解すること。

マインドフルネス→今この瞬間(の自分自身含む)に意識を向けること。 過去や未来ではなく、今自分の周りで起こっていることに注意を集めること。

あなたはどんな人ですか?

あなたのいいところを10個教えて下さい。

 これ、私が子どもの学校のPTA役員として、保護者の食事会の前に宿題として出したお題です。そのときはたった3個で、子どもと自分の両方でということでしたが、これを連絡した途端、個人的に連絡があったお母さんが数名いて「3個も見つからないの。どうしよう…」と。

 私はこう言いました。「子どもさんの3個はあなたがきちんと見つけてね。あなたの3個だけど、私が思ういいところを今から言うからね。」と、私がそのお母さん達に伝えたしだい。喜んでくれていましたよ。褒められた気分だったのでしょうね。

 しかし私は、なんとも切ない気持ちになりました。でもこれが現状です。自分のイヤなところ、悪いところは言えるのに、いいところを堂々と言えない人が多い。もちろんそれは、この国の謙虚さを美とする文化も大きく影響していますが、普段の振舞い、そして言葉の使い方、伝え方が謙虚であれば、自分のことをよく言っている内容でも、好意的にとらえてもらえるものです。

 そこできちんとした礼儀作法と、その知識が備わっているかがポイントになります。そして内面と外見、これはセットです。中身が良ければ外見はそこそこでもいいという考えは…断言します!間違っています。

 中身と外見のお話は又いずれするとして、さぁ、自分自身のことが分かりました。そして目の前に乗り越えるべき壁が現れました。

まず、あせらない。
そして、なぜそうなったのかという原因を考える。

 自分に否があればそれは反省しなければならないけれど、決して引きづらない。一度、いや二度、三度、それ以上でもいいか(笑)、とことん落ち込んで、泣いて、叫んで、誰かに聞いてもらう、相談するのもいいですね。

 そこには、弱みを見せられる強さが必要になってきます。でもあなたが、自分自身のことを好きならば、大切に思っているならば、きちんとセルフケアができる人ならば、そのダメなところは、きちんといいところと相殺できるのです。

 そして真の友がいるかどうかということ。見栄をはらず正直に、情けなくて愚かな自分をさらけ出せる人がいるのかということです。そしてその人が同じような状況のときは、あなたがその人を受け入れ、心を寄り添わせることができるかどうか。いいことしか言い合わない友は、こんなときなんの支えにもなりません。

 次にできるだけ落ち込みは激しく、深くいきましょう(笑)そうすると、起き上がるときの勢いが増します。これ本当です。我慢して堪えてずるずる引きづっていると、膨大な時間をムダにしてしまう可能性がある。いいんです、悲しみは抱えながらいて。時々爆発的に落ち込んで、落ち込むことでストレスを発散する。

そしていよいよ、問題の解決に着手する。ここについても、又あらためて書いてみようと思います。

 もちろんこの方法、そして考え方が、万人に当てはまるとは言い切りません。ただ、日々悩み苦しみ、なかなかそこから抜け出せない人は、一度試してみて下さい。

 情けなくて愚かだけど、愛すべき自分と一度向き合い、恥ずかしいくらい落ち込んでみる。そしてその後、いたわり励ます。
がんばれ私…がんばれ私…と。

一度きりの人生、振り幅大きく、ダイナミックにいきましょう!だって私達一人一人の人生は、壮大な人間ドラマなのですから。

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