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第7回 “蛙の子は蛙”を知る、そしてその蛙をスゴい蛙に育てよう!後編

 さてさて、随分と間が空いてしまいましたが、実は私自身も相当忙しい母親でして、家事、子育て、仕事、PTA活動、大人の学び(大学の通信教育課程とオンライン講座の受講)、そして現在ルーティーンとなっている趣味は2つあり、その2つを週一回ペースで継続しています。うちの子ども達は、こんな母親をずっと見てきているのです。

 “親の背中を見せる”ということ。皆さんは自身の子どもさんと、お互いどんな立ち位置で日々を過ごしていますか?もちろん、心と目は離すことなく傍に居なくてはなりませんが、いつもいつも、子どもさんに真正面から向き合っているのではありませんか?

 そんなんじゃ、お互い疲れてしまう。そしてお互いが見えすぎてしまう。恋愛も同じ、相手のすべてを知りたい、嘘をつかずに何でも言いたいし、言ってほしい…私もそこそこ長く生きてきましたが、そういう考え方で恋愛や結婚生活を送ってる友だちで幸せな人、あんまりおりません(笑)。

 真正面から真剣に向き合うのは、何か問題が起こったり、困難が生じた時!しかし、そんなときでも忘れてはいけません。子どもには小さいながらもそれぞれ人格が備わっているわけで、それを最大限に尊重するということ。

 そして、わが子を信じる。でも親を裏切るよねぇ…わが子(笑)。小さいことで、私もやられ続けていますよ。でも、それが子どもという生き物なのです。だからここでも、過度の期待はしない。

あなたはどう思う?
お母さんはこう思うけど、これでいい?

と、確かめながら進む。これはきちんと子どもの中に“愛着”が形成されており、家族及び家庭が、子どもにとって“安心、安全な場所”である場合にできるやり取りです。

 “愛着”とは、相手を大事に思う気持ちに支えられた絆のこと。人間は乳幼児期から、特定の人(養育担当者、多くの場合は母親か父親)との社会的なやりとりを通してこの絆を作り上げますが、それ以降も、周りの大人との関わりが大変重要になってきます。学校の先生、そして私のような習い事の指導者もそれに入りますね。

 私の英会話教室でときどきあるのが、子どもが私に悩みを相談したり、学校のことなどで愚痴を言うわけです。そんなとき、「お母さんに言ってみれば?」と言うと「言わない!お母さんは自分の話ばっかりして、私の話なんか聞いてくれないもん。」というやり取り。ため息が出てしまいます。

 子どもと対話するとき、私達親は「聞く」が80%「話す」が20%だと思って下さい。子どもに対して過度の期待を持ったり、自分が成し得なかったことを子どもにやらせようとしたり、逆に子どもに、自分の歩んだ道と同じ道を歩ませようと考えたりしないこと。

 あくまでもわが子は、親にとって最愛の別人格であるということを忘れない。だからこそ通じ合う、理解し合うには、親の想像力と創造力、そして言語力が必要です。だからまず、本を読みましょう!本を読まない親が「勉強しなさい!」と子どもに言う資格はありません(笑)。

 親蛙が様々な能力を磨き、日々幸せに過ごしていると、子蛙もどんどん成長していきます。親蛙が制御の効かないお説教マシーンであれば、子どもの心は離れ信頼関係は崩壊していきます。

 そうならないために、さぁ、又今日から!好奇心旺盛で目をキラキラ輝かせたカッコいい蛙として、体は少々重くてもがんばって跳躍しましょうね。子どもはいつも、親の背中を見ているものですから…

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