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第25回 心理学は活用してなんぼ!言葉や理論だけで知った気にならず実践してみよう、そして楽しもう…前編

 私たち人間は、日々、取り巻く環境や状況、起こった事象に振り回されながら喜んだり、悲しんだり、怒ったり…疲れますよね。少し前から流行っている言い様ですが、「自分の機嫌は自分でとる」というね。

どうやって、自分の機嫌をとるのか…
まぁまぁ分からない人、多いんですよ。
だからこんな世の中なわけで。

色んな方が色んなかたちで、声高らかにそれらしいことをおっしゃっていますが、じゃあ、どうすればいいのかを、具体的に、例を上げて、指南してくれる方はあまりいないと感じています。

自分はそこでどうしたのか、どうしているのか、経験、体験、失敗談、それを正直に開示してくださる先生、指導者を、私は信じます。武勇伝は劣等感の補償!アドラー好きな方は、聞いたことがおありですよね。

さて旬の言葉、世間でその時時に流行る言葉や言い様、例えば今なら『自己肯定感』ですよね。

メチャメチャ流行ってます。そして最近の日本人、特に中高年女性の悩みは「自己肯定感が低い」ということ。

その前に『自己肯定感』が何か、分かっているかどうかなのですが、『自己肯定感』を上げましょう!と笑顔で呼びかける先生方、まず、『自己肯定感』が何かをきちんと説明してあげてください。

これこそまさに、“ポップ心理学”なわけです。
●アカデミック心理学→大学で教える心理学(古典)、基礎を学んだ上での応用
●ポップ心理学→一般ウケするポピュラーな心理学(現代国語)、アカデミック心理学からの応用の一部であり、ときにいいとこ取り

例えばテレビの情報番組で、何かの事件を取り上げる場合、視聴者は犯罪者の動機が分かると納得し、落ち着きます。コメンテーターはそれがその日のお役目なのです。だから、その犯罪者の生い立ちや歩んできた人生から分析した、言い切り型のコメントが求められます。これが一般の人が考え得る“しろうと理論”と結びつくと、それが腑に落ち、ストレスがなくなるわけです。こういう場でピックアップされる心理学用語や理論は、“ポップ心理学”的に活用されていると言えるわけです。

次回は『自己肯定感』『自己効力感』『自己有用感』の違いについて、分かりやすく説明したいと思います。

私がやりたいことは、難しい心理学用語を幼児にも分かる言葉で、シチュエーション説明(ときには寸劇)をしながら、相手に理解してもらうこと。今も英会話講師として、英文法説明はその心構えで指導させていただいています。

ちなみにPassive voice(受動態)の説明のとき、ホワイトボードの前で柔道の受け身の真似をし過ぎて、生徒たちは大爆笑でした(笑)

つづく

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