見出し画像

第6回 “蛙の子は蛙”を知る、そしてその蛙をスゴい蛙に育てよう!前編

 英会話講師歴20年、わが子は今年から高校生と中学生、そしてPTA役員を大小(笑)約10年間担わせていただいたことで、これまでたくさんの親子にご縁してきましたが、私がお母さん達によくきかれることの一つが、自分の子どもに何をさせればよいか…ということ。

 そのようなとき、私はまず、子どもさんは何が好きですか?とたずねますが、0〜3歳くらいまでは、もちろんお母さんも、まだそれが分からないことが多い。そして多くのおとな、特に教育者はこう言います。
子どもには無限の可能性がある!

 しかし私はそうは思わない教育者です(笑)。子どもには大きな可能性があります。しかしそれは有限です。では親、家族、そして周りのおとなはまず何をしなくてはならないのか。その有限の可能性を、子どもが最大限に活かせる礎をつくることだと私は考えます。

 それは実はとてもシンプルなことで、子どもに信頼される親、おとなになるよう私達が日々努めること。子どもをどうにかするわけではない、ここを皆さん間違ってしまう。親も学校の先生も、子どもをコントロールしようとする。考えや態度を変えようとする。

 若くても、未熟でも、彼らは私達と同じひとりの人間なのですよ。そしてその子ども一人ひとりの人格を認めて、きちんと向き合える人こそが、真のおとなと言える。

 子どもではない、私達親がどう生きるかということが、最終的には、親としてのわが子に対する願望を叶えられるかどうかを左右します。

 教育者にいたっては「先生」であるあなた自身の人間力を磨くことで、クラス運営を円滑にし、子ども達の成績を上げ、子ども時代のよき人間関係の構築と心の成長につなげることができるわけです。そして子どもの前では、褒めるときも叱るときも、常に謙虚であること。

 私の考えでは、0〜3歳のわが子について習いごとや、進学先云々で深く悩むのは早すぎます。◯◯さんは英才教育を始めてる、◯◯さんのところは高い英語のDVDを買ったらしい、◯◯さんは子育てサークルに親子で参加してママ友から色々教えてもらってるetc. 他のご家庭のことを気にしすぎるのは、もうやめませんか?

 特に初めての子育ての場合は、外からの情報を求めがちになりますよね。ちろんそれも必要、しかし、その情報を与えてくれる他者の選択を間違うと、大変なことになってしまいます。これは又、後日詳しく。

 とにかく心身ともに疲れていても、つらくても、悲しくても、深呼吸してわが子に向き合う。親の心に余裕がないのに、子どもが安心するわけがない。一瞬でいいんです。無理にでも口角をあげて、わが子に微笑みかけて下さい。ため息が出たら、それを深呼吸につなげる。子どもをあやつる前に、自身の心を上手にあやつりましょう(笑)。

 それでは上記のことをふまえて、大切なことを順番に考えてみましょう。まずはお母さん(お父さん)、あなたにとって一番大切なのはあなた自身!確かにわが子の存在は、自分の命と同じくらい大切ではありますが、決して私自身より大切ではないのです。

 私が私自身のことを好きでも嫌いでも、私にとって一番大切なのは“私自身”ということを忘れないで下さい。

 さぁ、今から、私自身とわが子の研究を始めましょう!パートナーは後回しでも大丈夫(笑)、あなたの心が落ち着いて穏やか、そして仁王立ちで水平線を眺めることができるなら、パートナーとは仲良くいられるものですから…

後編につづく。

『脳内革命トレーニング🧠』受講生募集中
https://casadelpapa.net/form_nounai/