第22回 “Blood will tell.” 受け入れた「血」から、才能が開花、拡大する。親の知ったかぶりが一番カッコ悪い…
“Blood will tell.”
簡単に言うと、“蛙の子は蛙”ということ。この対極には“トンビが鷹を生んだ”という例えがありますが、以前にも書かせていただいたように、子どもの可能性は決して無限ではない。
有限です。
この言い様、残酷だと思われますか?
いえいえ私は、全然その習い事に向いていないのに親の思いだけでやらされている子どものことの方が、かわいそうでなりません。
子どもが本当にそれを好きならいいんです。そんなに上手にできなくても、それを楽しい、好きだと感じているのなら。
私が言っているのは、親がやりたかったけどできなかったこと、又は、ある程度までがんばったけど夢叶わず、途中で諦めたことを親の思いだけで子どもにやらせることについて言っていますので、そこはご理解ください。
分かりやすいのは、芸能人になりたかったのになれなかった…なんていうのです。
しかし子どもは天才ですからね、最初の内は柔らかい脳と心で、なんでもみるみる上達するんです。何も知らない、できないところからスタートするわけですから、まぁ上達するのは当たり前なんですがね。
そうすると、そこで親は期待をしてしまう。普通ですから!子どもが何かをやり始めて、上達するのは普通で、当たり前のことですから!
その時時の段階的な上達=子どものがんばりを褒めてあげずに、もっとできる!もっとできる!と、大したことのないアドバイスをしてお尻を叩く。これは励ましでもなんでもなく、子どもにとっては滝行です。
ひどいことを言ってますね、私。
でもこれまで、そういう親子をたくさん見てきました。そして本当のことを言えずに、ここまで来た。才能をつぶしてしまっているなぁと感じても、私は親御さんには勝てませんし、そのときそれを言っても、ただのお節介にしかならない。うるさいと思われてしまうだけ。
実際子どもさんが高校生になってから、思い切って私が感じていたことを、お母さんに打ち明けたことがありました。早く言ってほしかった…と言われましたが、そのときは絶対に言えない状況でしたから。
これ、難しく考えないでいただきたいんです。じゃあ、どうすればいいのか。
子どもにきけばいいんです。
サッカー好き?
バレエ好き?
お教室楽しい?
○○の先生のこと好き?
そこで子どもの正直な気持ちをきいて、好きじゃない!キライ!楽しくない!と言ったり、お母さんの顔色を見て答えに迷ったりする場合は、やっぱりもう一度考え直した方がいいと思います。
“好きこそものの上手なれ”
ご両親が好きなこと、得意なことであれば尚さら、普通以上に才能開花する可能性は高いと言えるかと。
そしてとても大切なこと。
子どもさんを、自分が好きで、自分を信じられる人に育てること=お母さんが、自分を信じられる人でいること。
ご心配なく、あなたのお子さんです!
“血”は、きちんと答えてくれますから…
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