[70.7mm]Cassiopeia Collection No.2の超湾曲ノコ
標本DATA
【種類】 ノコギリクワガタ Prosopocoilus inclinatus
【サイズ】 70.7㎜
【採集場所】福島県福島市
【採集日時】2021年7月28日 18:00
【採集方法】Looking採集(ヤナギ類)
【採集者】 Cassiopeia
カシオペア君のナンバー2ノコギリです。
この大アゴの湾曲、体幅、フォルム全体にゴツゴツ感があり凄みのある個体です。
奈良では、頭幅があって湾曲がすごい個体を「牛(うし)」と呼んでいました。
この牛は…松阪牛クラスですな…笑
根元からグッと曲がるため、九州など南に多い大アゴが直線的に前方に突き出すタイプと比較して、体長が稼げないのです。この強い湾曲で、70ミリを悠々超えてくる。
福島県のノコギリクワガタは、滅多に70ミリを超えません。15年以上、毎年、採集されているカシオペア君でも、70ミリ以上はたった2頭のみ。
細身のヒラタクワガタを横に置いてみると、このノコギリの方が太く見えるほどです。
私の中でかなり理想に近いスーパーなノコギリクワガタです。
あまりノコギリに興味を示さないカシオペア君が、このノコギリだけは、惚れそうになったのも頷けます(笑)
ヤナギをキックして、こんな大きなノコギリが落ちて来たら痺れますね(笑)
ちなみにカシオペア君のギネスは2017年に採集した71.1ミリです。太さで言うと、この個体(70.7ミリ)が一番とのこと。
標本作成にも気合が入りました。出来栄えは満足です。爪先もしっかり伸び、触角も決まりました。美しいと思います。
【執筆者:川原 洋】
(⇩外部リンク:ノコギリ採集時の詳細はブログにて)