【クルマ編-第38回】DS4 RIVOLI Pure Tech
モダンで独特な上質感を演出する DSブランドの中でもひときわ目を惹きつける DS4 、新しく生まれ変わり「美しいクルマ」との評価も高いこのクルマのデザインの解析と併せ、性能や機能の実力を細部まで評価検証しました。
躍進を続けるStellantisグループの中でもハイクラスブランドに位置されるDS。その中でもDSの顔とも言われる代表的なミッドサイズモデルのDS4。
機能性や実用性を中心にブランド演出をする PEUGEOT 308とほぼ完全にプラットフォームを共用しながら、価格の設定も上げ、モダンでユニークなデザインと新しい上質さを訴求する ために、DS4は どんな商品の狙いで、どのような開発とテクノロジーで実現させてきたのか…? 非常に興味が湧く面白いテーマでもあります。今回はここを重点に視ました。
結果は… デザインを視ても、デザイナー個人のアイデアや思い付きに頼ったものでは無く、各部分の造形エッセンスをきちんと解析し、空力の対策を折り込み、「計算されて組み合わされたデザイン・プロポーションの構成や、加飾の処理」でした。 そしてそれは、ある意味 PEUGEOT 308とも通じる流れのプロポーション構成となっており、DS4が持つべき「プジョーシトロエングループのブランドイメージ向上」にも寄与しています。
走行性能も、「車体の動きを抑えてタイヤのグリップを活かし、ショックアブソバーの介入は必要最小限」という、基本に忠実なサスペンションのセットアップでした。
「今までの、猫足と言われたフランス車の大きな車体挙動を無くし、ドイツ車とは違う しなやかさを持つ」乗り心地と走りを両立した、新しい走行感覚をつくり出していた。
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