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【思考編-第2回】”何故レースも未経験な監督”が、勝てないチームで初参戦からいきなり連続してメーカー選手権レースのチャンピオンを獲れた?
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水野和敏と”愉しいクルマライフ”や”未来への思考”を創ろう、プレミアム版配信の第2回は少し話題を変えて ”何故 レースも未経験な若輩の監督が、勝てないチームで初参戦からいきなり連続してメーカー選手権レースのチャンピオンを獲れた?” です。
1980年代終盤、自動車メーカーはモンスターマシンによる ”グループCメーカー耐久選手権レース” に参戦し、会社の威信をかけて戦いを繰り広げていました。
日本では、王者ポルシェが10年連続してチャンピオンを獲り続け国産メーカーはたちうち出来ない状況が続いていました。中でも日産はレース途中でのリタイヤも多く「サラリーマンチーム、今回も惨敗」とスポーツ紙には書かれる状況でした。
メーカー名が参戦者のこのレースは、メーカーのイメージに深く関わっていました。
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当時私は、P10プリメーラ、R32スカイライン、A31セフィーロ等ユニークなクルマの提案と車両計画設計でヒット商品を生み出し「何で勝てないのだろう…?」と外野からグループCメーカー耐久選手権レースを見ていました。
そんなある日突然「レース部門に行き、グループCレースを担当」という辞令が出されました。 悩みました…日産を辞めようか?考えました。
暫くして出した結論は「素人の私だからできるレースをお客様の為にやろう、決してレース業界の人真似はしない」
➪ 過去の業界のやり方からHow Toを学ぶのではなく、レースの本質に立ち返ってWhat & Whyのレースを遣る。
素人の私だから出た答えは「レースは速さ(過去、常識)ではなく、最高の効率(未来、非常識)づくり、それは 他チームとの戦いでなく自チームの自身との闘い」
「最高の効率づくり」と決めた瞬間、これからやるべき事は診えてきました。
・壊れたら直す ➪ 壊れないものを造る
・経験と勘 ➪ データ計測とマネージメントへの活用
・ドライバー中心の運営 ➪ クルマとドライバーとピットクルーの各目標を決める事と達成進捗管理、レース中の走行は事前に決めた全ラップのタイムチャート通り(自分たちの目標に向かって実現させる)
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参戦初年度より、王者ポルシェからチャンピオンを奪い取り、参戦3年後には約束通り「デイトナ24時間レースを含め、全戦全勝」という誰も予想できない記録も生み出しました。 新人だからできる事!
今回はこの事を”推定思考"のチャートを使い、マップ化し「大事な要件や必要なエッセンスやポイント」等をわかり易く伝えたいと思います。
ここから先は 言葉だけでは伝えきれませんので 映像で解説します。
一緒に「未来への思考」を創っていきましょう!
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