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【思考編-第16回】”不満”は当たり前に求めた事への裏切り、”コンプレックス”は諦めていた事への期待
新たな商品やサービスの企画&開発で一般的にベースにされるのが、調査会社や販売店などから提供される「ターゲットカスタマーや既存ユーザーによるグループインタビュー等の調査結果や声、インターネットや郵送によるマーケットリサーチ」。
しかし私は、世界初や世界唯一等の新規商品開発に於いてこれらは殆ど活用しませんでした。
「市場の調査結果=お客様に聞いた答えは何を意味するのか?」ここが大切なポイントです。
では、どんな事を遣れば良いのか? そして、そのキーワードは何か?
今回はこのテーマで話してみました。
まず、いきなり見も知りもしない人から電話や郵便でアンケートをされた時に皆さんはどういう対応をするのでしょうか?
一番の懸念点は「相手の状況が解らない回答」です。
➪ 忙しい中で早く電話を切りたい為の答えなのか? それとも普段から問題意識があり熟慮した答えなのか?…更に、全ての答えは”過去の知識”と”常識”に基づいた返答。
グループインタビューや個別インタビューなど、幾度となく立ち会った私の経験から診ると「周りに気づかいをした、ある種の見栄を含めた答え」や「本当の事は知られたくない答え」が多分に含まれている場合もあります…。そして「比較論と不満、そしておねだり」が主体の返答になる傾向もあります。
そしてこれらの結果は、「取り急ぎの回答も、見栄を張った取り繕った返答も、聞かれて言うに困った意見」全て平等に”答えと結果”として処理され纏められ、正式な市場調査結果として報告されます。
確かに、このような調査報告は過去の評価と大まかな傾向を掴むことはできます。”ステート・オブ・ジ・アーツ”世間の常識レベルや耐久性や実用性等「当たり前の要求値」の把握には使えます。
しかし…未来に向けての新たな商品の企画提案に直接使うことは大いに疑問があります。
では、お客様が潜在的に持っているニーズやシーズを探り出し、新たな商品やサービスの提案を発掘するにはどうするのか? そのポイントとなるキーワードは何なのか?
今回は、一般に外部委託の市場調査結果と、私がやってきた「提案型市場調査の方法とキーワード」について話します。
皆さんも自身の身の周りの例題を上げて考えてみて下さい。
ここから先、詳しくは推定思考法のチャートを使った動画で解説します。
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