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「VISUALIZE 60」に行ってきました

銀座・日本デザインセンターで開催されている「VISUALIZE 60」に行ってきました。展覧会はVol.1とVol.2に分けて開催されており、現在開催中のVol.2は2021年4月16日までになります。

日本デザインセンターの創立から約60年が経過し、
デザインやクリエイションに求められる役割が変わってきました。
(中略)
本展覧会「VISUALIZE 60」は、創立60年を反芻しつつ、
環境、空間、Web、映像、編集、プロダクト、UX、インタラクションなど
新たな領域に向き合う近年の60のプロジェクトを取り上げ、
VISUALIZEの視座からデザイン、そして日本デザインセンターを捉え直していく試みです。

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パッケージ、グラフィック、イベント・展示、サイン計画、Webサイト・・・日本デザインセンターがこの60年間で関わってきた、あらゆるジャンルのプロジェクトが一堂に会しています。見ているだけでテンションが上がってくる展示会です。

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プレゼンテーションの方法も工夫されています。
実際のプロダクトの数々も展示されているのですが、ポスター、本やパンフレット、お酒やコスメだけではなく、実寸大のサイン(案内板)なんかも置かれていました。

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↑こちらは蔦屋書店の書籍のジャンルを伝えるサイン計画(建築、クラシックと書かれた案内板)と、ロゴが描かれた紙袋。

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↑またほとんどのプロジェクトに対してモニターが用意され、映像によるプレゼンテーションもされています。
また映像は、足元の丸いマットの上に立った時だけ天井スピーカーから音声が聞こえてくる仕掛け。他の作品の邪魔をしないよう展示されています。

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↑iPhone 30台使った映像によるプレゼンテーションなんてのもありました。

ここからは、私が特に好きなプロジェクトを5つほどピックアップして紹介させてください。

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国立公園
34ある日本の国立公園の共通ロゴマークとタイポグラフィー。このプロジェクトのために新たに作られた明朝体のタイポグラフィーは、水平方向の線を通常の明朝体よりも太めにしているとのこと。サインにしたとき、遠くから見ても文字がくっきり識別できるようにした配慮であることが想像できます。

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TokyoYard PROJECT
高輪ゲートウェイ駅周辺のブランディングプロジェクト。色、タイポグラフィ、サインの雰囲気が “線路感”“工場感” を彷彿とさせて、車庫や工場だった高輪ゲートウェイの歴史とリンクして感じました。

次からはVol.1の展示から紹介させていただきます。

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Osaka Metro
Vol.1とVol.2通じて一番衝撃的だったのが、大阪メトロのロゴを使ったコンセプトムービー。Metroの【M】が走り出し地下鉄の疾走感を演出するだけではなく、くるっとまわって大阪の【O】に変わる演出はシビれました。「走り続ける、変わり続ける。」というブランドコンセプトとマッチしたムービーです。

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須賀川市民交流センターtette
サインを見てこれだけワクワクしたのははじめてかも。タイポグラフィーやアイコン、そして角丸の四角形が、親しみやすさ・やさしさを演出しています。

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TOKYO BIG SIGHT
あれ、ビッグサイトのVIってこんなオシャレだったっけ?が最初の印象。どうやら2016年にリブランディングされたようです。

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これだけテンション上がるようなプロジェクトの数々が、無料で見られる「VISUALIZE 60」。残念ながら平日のみの開催ですが、平日も20時まで開館しているそうなので、ぜひ足を運んでみてください。(来場には原則事前登録が必要とのことです。

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林大輔
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