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SOZORO 旅行編

今年の夏は一時帰国で家族でSOZOROに登場した場所を辿る旅をしました。

子どもには古事記を通して日本語を学び、日本の文化や精神を肌で感じてもらいたい。日本語を話す事は出来ますが読み書きは苦手。けれども日本人であることには誇りを持って欲しいと願いながらSOZOROを親子で楽しんでいます。

実際に大人である私も知らない言葉や漢字、表現の方法、神様の名前など机に向かって取組む気難しい授業ではなく、議論を真ん中に据えた授業。本当にあっと言う間の1時間。子どもが古事記を読んだり、人に話して広げてもらったりして、興味のある場所を巡ってみる事にしました。さて、彼は一体どこを選ぶんでしょうか?

高千穂

子どもが行ってみたいと選んだ場所は高千穂でした。親としては淡路島(淡路島からでしょ!)と心の中で叫びましたが本人が選んだので古事記の中でも中盤に出てくる高千穂に行く事に決定。

何がしたいか、何を知りたいか、行きたい場所を決める

高千穂と言っても日本地図すら真剣に見たことのない我が子。高千穂の場所はどこでしょう?と言っても、もちろん答えれるわけではないので場所の確認から。日本のどの辺にあるのか?何県?何地方?何が美味しいの?何が有名なの?母は神社に行きたい!温泉はあるの?など疑問もたくさん、会話もたくさん

行きたい神社は母が決め、何が食べたい、何をしたいかは子どもが決めました。

参拝した神社① 弊立神宮

弊立神宮

親子の会話

母:何と呼ぶでしょう?知ってる漢字はある?
子:「立」(たつ)
母:日本語は他にも読み方が色々あるけど知ってる?思いつくまま伝えました。
母:めっちゃ階段あるけどどうやって登る?
子:数を数える
母:予想は?
子:200
母:階段の数え方は200段って言うの。じゃあ数えながら登ろう




本殿

母:何か思うことはある?
子:階段が疲れた!国旗がある。白い紙は何?人は部屋の中に入れる?どこに神様がいるの?
母:白い紙は私も何て言うか分からないから後で一緒に調べよう。国旗があるだけで日本を感じるね。神殿の中にはご祈祷をしてもらう人は入れるよ。
父:この写真を待ち受けにする。

※白い紙は紙垂(しで)四手とも書く。「紙垂」は神聖であることを示す印で、悪いものを寄せ付けないためにつけます。

記事を参考にしたサイト:家庭画報https://www.kateigaho.com/article/detail/33129
(2024年10月1日閲覧)
石碑

母:宇宙って書いてあるの分かる?
子:分かるけど、なんで神様と宇宙が関係ある?
母:古事記の最初ですぐに消えた神様いたやん。この神様が宇宙をつくったとか?弊立神宮には天御中主神が祀られているよ。
子:他の2人の神様は?
母:確かに、他の2人もすぐに消えたよね。



天照大神が通ってお還りになったところ

母:天照大神が通って還られたってかいてある
子:どこからどこに帰るの?
母:天岩戸からとは書いてあるけど、どこに還られたかは書いてないよ
子:お腹が空いたからご飯を見つけに行ったんちゃう?
母:そうかもね😅何を食べるのかな?

小学生との会話なんてこんなものかなと思います。最後に「お腹空いたから見つけに行った」なんて子どもにしかない想像力だなと思いました。あとはSOZOROの授業内容を覚えている事にも驚きました!漢字はすぐに忘れるのに古事記の内容は覚えてました。

次回は、実際に高千穂へSOZORO歩きした時の様子をお届けします

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