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📉人事考課の手引き📊
📋人事考課のポイント
人事考課の手引きの参考としてお使い下さい。
※被考課者への、事後の面談(フィードバック含)は必ず行いましょう。
1. 目的(予測される成果)
[被考課者]
① 職務内容、範囲の明確化(習得点の確認) 。
② 具体的な項目が明確化され今後のスキルアップに結びつく
(能力開発の機会) 。
③ 職務基準の認識。
④ 目標職位の職務内容明確化。
⑤ 職責の自覚。
⑥ 企業人としての人間形成。
[考課者]
① 仕事の基準を持てる。
② 仕事の内容を細かく認識、確認出来る。
③ 職責範囲、権限の委譲。
④ モチベーションの育成、保有
⑤ 一人ひとりの仕事内容に対する意識向上(育成意識) 。
⑥ 自己職務内容の向上(クオリティーアップ) 。
⑦ 計画的育成が出来る(P.D.C.Aの実行) 。
⑧ 自己課題、目標の設定。
2. 実施時期
毎年2回、2月下旬に前年9月1日から当年2月下旬迄の期間、
8月下旬に2月1日から当年8月下旬までの期間ついて行う。
3.実施者
(一次・二次)
1.評価は自己評価、第一次考課及び第二次考課の3段階とする。
2.自己評価は被考課自身が行い、第一次及び第二次は、夫々所定の評価者
が考課期間における態度、実績について検討して考課を行い、その結果
を考課表に記入する
3.考課者は被考課者を指導、教育、監督、管理する立場にある者が当たる。
(部署によってはこの限りではない)
具体的には、被考課者の区分に応じて次に定める者を以って
考課することを原則とする。
但し、該当者が着任後3ヶ月を経過していない者など考課者
として適当でないと認められる場は、
会社の指示により考課者を決定する。
一次評価者=直属上長・監督職(リーダー)
二次評価者=管理職(主任・店長)
4. 評価採点上の留意事項(心得)
① 考課は絶対考課或いは相対考課とする。(完成形を知っておく)
② 直近に捕われず期間全体の評価とする。
③ 各項目の定義の内容を確実に理解する。
④ 考課者全員が同一の基準を持つ。
⑤ 各項目の指す範囲や職務の量を知っておく。
⑥ 各項目の答えや理想とする適正な言動を熟知しておく。
⑦ 採点を行いながら評価者自身も振り返る癖をつける。
⑧ 採点上で評価があいまい場合は下ランクの採点とする。
⑨ 考課表に掲げられた考課対象項目についてのみ行う。
⑩ 他人の意見にとらわれず、考課者自身が確認した事実に基づき、
現実の状態、報告について公正公平に、私情を挿むことなく行う。
5. 考課手順
① 職能基準書の内容把握
② シートの内容を具体的に把握する。
③ 一次考課者へシートの配布⇒採点⇒回収⇒一次考課決定(一次評価者合議)
④ 二次評価者へシートの配布⇒採点⇒回収⇒ニ次考課決定(ニ次評価者合議)
⑤ 二次考課時点で総合考課も評価する。
⑥ 総合考課も含めて最終考課決定⇒決定考課とする⇒査定に反映する
⑦ 考課結果を基に各人に対する目標、課題を明確にする。
フィードバックの実施
6. 考課内容
① シートの基本項目は必須知識の認知度合い
② 能力、スキル項目は仕事に関する知識の認知度やスキルの保有度
③ 取組姿勢は職務遂行の実務状態の度合い
(項目による相対考課・絶対考課)目標とする姿を明確にしておく
④ 業務考課は各人の処理能力と実務状態
⑤ 管理実務は保守管理の処理能力と実務状態