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見えない処の美化⇔クリンリネス


見えない処を拭く心


クリンリネス(クリンネス)は、
輝くような清潔さ
という意味があります。

一般的に実際の接客接遇やサービスを
行う上で、ビジターやお客様が触れる
店舗の各設備、テーブル、椅子、
実際に料理やデザートなど使われる
食器などを綺麗磨き込むと共に清潔にし、
清潔感のある手入れをす
ることです。

同時に接客接遇サービス担当者の
「身体と心」の手入れ=クリンリネス
も欠かせないとても大切なことです。

その清潔で清楚な身嗜み、
心を磨く心掛けが様々な喜びや温かさ、
がお客様に感動を与えるのです。

一つの例として、
以前ある懐石料理の店の指導に
携わった時のことを記します。

その店は、50坪位で、
テーブル椅子席、大座敷席、
いくつかの個室がありました。

私が指導に携わる前は、
一般のお店と同じ様にお客様が
食事を済まされお帰りになったら、
テーブル上を片付けテーブルの上だけを
サッと拭いてクリーンアップをしていました。

この行動は何処の店舗でも当たり前に
行っていることですが、このお店では
テーブルも中央部と共に必ず縁とテーブル
の裏も綺麗に拭くように指導しました。

同時に、
椅子席の椅子も足に至る隅々まで
清掃し、磨くようにも話しました。

また、座布団も多めに用意し、
お客様が帰られた後、前以て日陰干し
して置いたフカフカな座布団と
交換するように変えました。

スタッフはクリンリネスをする際、
常にお客様の視野に入らないように心掛け、
目に見えないテーブルや椅子の裏を
磨き上げることによって従業員の気配り
の意識がすっかり変わりました。

大切なお客様への気配りが、
接待する側の意識改革に結び
ついたクリンリネスの一例です。

何処でも行っている
当たり前のクリンリネスでなく、
「テーブルの裏を拭く心」の大切さ
を従業員が自ら体験し、自分自身の肌で
感じることにより、隅々まで気配りし、
お客様をもてなす心と気遣いを生んだのです。

当たり前とされる見える処だけの
クリンリネスではなく、目に見えない処
のクリンリネスの大切さを再認識することです。

即ちそれは、
「形ある物」と「心」のクリンリネスです。

店の為ばかりか個人の為にもなる
「心」のクリンリネスに心掛ける
ことです。

清潔感-身嗜みの点検✅項目

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記入日    年  月  日 記入者[    ]
※採点詳細  
必要性=(◎重要/○必要/△どちらとも言えない/×不要)  
難易度=(難・普・易)  
身嗜み総合採点[劣1・2・3・4・5良]

身嗜み✅

身嗜み日本人の特質

身嗜みと日本人
古より、私達日本人は、
「他人の思惑が気になる」
「他人の目が気になる人」
「他人の視線が気になる人」
「他人の噂が気になる」
「他人の評価が気になる」

と言っても過言ではないと思います。

同時にこのような日本人の特質からも、
自分に対する他者の見方即ち意識・思惑を
無意識に気にするのは当然であると思います。

最近はあまり使われなくなった、
「外面(そとづら)と内面(うちづら)」
と言った表現の仕方も日本人が人の目を
気にする特質によるとものだと考えます。

内面・外面

さて、
見た目や人の目、
第一印象と言うと、
先ず思い浮かぶのが
「メラービアンの法則」です。

メラービアン氏は、
第一印象を構成する要素は、
1:見た目55%、2:声38%、3:言葉遣い7%の
3つで構成され、夫々の比率があると説いています、

メラービアンの法則

このことは、
言うまでもなく人付き合いで「見た目」
が如何に大きい要素かを表わしています。

人との触合いに、見た目の身嗜みを
大切にすることが好感を与える
第一歩であると教えています。

以上のことを踏まえ、
現在の日本人の仕草を振返り、
改めて見直しよく考えなければのは、
古昔から、日本の人々が持つ世界に
類を見ない独自の特質とも言える、
「見た目と人の視線を気にする」
「他者の心を気にする」ことと
前記のメラービアンの法則の関係です。

上記した日本人の持つ特質から、
私達は単純に他者の[見た目が55%]
も占めるのだから、他者から見られる
自分自身の様々な外面的な要素の向上、
身に着ける物、持ち物などを
気にすれば良いと考えてしまうのは
ある程度仕方がないと思われます。

このことは世界中から、
日本人はブランド嗜好が強い
と言われる所以かも知れません。

さて、メラービアン氏の説く
見た目の身嗜みには、
「心」と「身体」の二つがあると解します。

即ち、身嗜みの「技」には、
その人の「心」が現れる、
詰り「心技一体」ということだと考えます。

一般的に身嗜みには手軽な
「見た目」の身体に関連することを
重視する傾向があると思われます。

身嗜みに最も大切なのは、
その人の心の状態が如実に表れる
ことを自覚認識しておくことです。

心の身嗜みを疎かにしている人は、
どんな素晴らしく高価な物を身に着け、
自らの顔や体が美しくなることに
お金をかけても瞬時的なものになり、
本当の幸せを手に入れ難くなります。

例えば、
素晴らしい衣服を身に着けていても
靴の手入れが成されてない、
下着が汚れているなどと言うことに、
その人の心の情態や清潔感の意識が
表れ易いと言うことです。

本来の心の姿(≒本質)を「見た目」だけ
で判断することは極力避けた方が賢明です。

「顔や身体の美しさ綺麗さだけでは、
 末永い人と繋がりや結び付き、
 お付合いは成せない」
と言われています。

その様な現実を男女間や水商売の場
などで実際に数多くその現実を
見聞きし、体験しました。

人との結び付きや繋がりを
継続維持させるには、
どうしても心の身嗜みが不可欠です。

人気のあった韓国のグループ「少女時代」
をプロデュースされた方のお話しの中で、
「外面的な顔やスタイル、アクション
 など何でもお金で解決できるが、
 どんなことがあっても挫けない心の体力、
 一人ひとりの心魅力はそうはいかない。
 だからデビューする前に数年間かけて
 心の力を付け、心を磨く訓練をさせる。」
と話していたのが心に残りました。

近年、
国内で韓国の芸能人に人気があるのは、
このようなことに起因しているからかも?

他国のことでも、
学び見習うべきことは行っていくことも、
今後の日本には必要であると考えます。

私達が震災復興に向けて大切に
しなければならないことは、
日本人誰もが「心身の身嗜み
清潔さを認識し、現況を見直し、
修正すべきことは改めることと思います。

報道によると、
先年の大震災や原発事故によって
大きく変わったことは、
自分の為から、誰かの為にの
意識と共に、
「豊かな当たり前の生活を見直す
 ≒節約の大切さ」
であると報道などで見聞きしました。

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