📖学びを知恵として活かす

📖学びを生かす心身の活動　

⇒敬意表現・謙虚さ・思い遣り

社会がどんなに進化し、発展しても
それを構成するのは『心』を持つ
人間であることは変わりありません。

人間は人と人の間の日々の生活で、
多種多様な人の心や対人関係の知識
を知り、そのことを学び育みながら
生き抜く知恵を体得しつつ来ています。

学び－IN・OUT

【学ぶと参考】

これは、今迄の人生で出会った方々、
講座、セミナーの参加者の皆さん
から感じ得たことからの私見を含め
説明・解説します。(先人の教え含)

【学ぶ】は、謙虚さを表す姿勢、
【参考】は、自立(自分が主)を表す。

私見ながら、学ぶの冠は心とその器、
子は始まりの一と終了の了と解す。

【学校(未知のことを学ぶ所)と言い、
　何らかを備えた人が使う参考書と言う】

捉え方を変えると、
学は、中が空っぽのグラス、
参考は、何かが中にあるグラス。

学ぶ意識の強い方は

「○○の学びは▲▲の知恵を身に着ける
　参考とさせて頂きます」

「○○を学ばせて頂き、
　▲▲の参考にさせて頂きます」

などと言った言葉を使います。

成長し活躍する人に共通するのは
以下の自分軸(大黒柱)を支える
４本の心の柱を学びや対人関係で
実践しつつ学びを楽しんでいます。

同時に学んだことに対する
中間報告、連絡、相談(報連相)
を怠らず、その結果深い学びを
得て実社会生活上で活かしています。
⇒【人を動かす力を備えている】

４本の心の柱

📖知恵と知識を得る

知識(＝見識・)と
知恵(＝体験の知と学が元)

知恵と知識は違う意味を持ちます。
知識は知っていることです。
知恵は、知っていることを
活用出来ることも含んでいます。
そのため、
知っているだけでは知恵とは言えず
応用して実践出来て知恵と呼べます

📖「知恵を得る」文例。
『知恵を得るには経験が必要だ』
『知恵を得るには苦労を惜むな』
『知恵を得ることは人間の成長に繋がる』

📖「知恵を得る」は、
「実践可能な知識を獲得(体得)する」
ことを意味する言葉です。

📚知恵の辞書検索 - goo国語辞書
１ 物事の道理を判断し処理していく心の働き。
　物事の筋道を立て計画し、正しく処理していく能力。
　「―を借りる」「生活の―」
２ （智慧）仏語。
　相対世界に向かう働きの智と悟りを導く精神作用の慧。
　物事をありのままに把握し、真理を見極める認識力。

📚世界大百科事典 第２版の解説
一般に物事を識別し統合する心の働き。

知恵は現実の様々な現象を識別すると共に、
それを統合し理解する働きであるために
現実の感覚的なは働きを超えて全体を
把握する超越的な意味も含んでいる

📖類語
知性・理性・理知・インテリジェンス

👨人称別思考

人称別思考

そして、どんなに素晴らしい
学びや知識、知恵であっても
それを自らの心の中に
確りと落とし込め(インプット)
なくては何の役にも立ちません。

落とし込んだことを
自らの力で消化し、己の血肉とし、
生きるための知恵として
それを生かす活動を継続して
行わなければ身に付かないのです。

社会生活では勿論のこと、
学問の世界でもスポーツ界でも、
著名に成り頂点に立つ人は、
自分自身に言い訳をせず、
基礎となる知識の修得や基礎体力
作りのための日々の努力精進を
楽しむ時間を出来る限り作り、
日々時間を大切にしながら
努力を惜しまずに続けています。

そして、
思うように能力が出せなかったり、
成績が残せなかったりした時は、
基本に立ち戻り、基礎作りの為に
様々な活動を繰り返し、自分に
完全に身に付いたと納得出来る
まで行うように努めています。

そう言ったことを支えているのは、
自らと正面から向き合う勇気であり、
謙虚な姿勢とチャレンジ向上心であり、
自分が数多くの人に生かされている
ことへの感謝の活動であると思います。

一流・プロと言われる人は、
他人の評価や思惑を意識せず、
常に夢と高い目標を抱き、
ファンや多くの人達に支えられ、
生かされていることへの
感謝の心を常に忘れず意識し、
真摯に｢自らの心と能力に向き合う｣
心身の活動のを怠らないからこそ
素晴らしい成果が得られると思います。

また、
プロのスポーツマンやアスリート
の人達にもよく見られるように、
そのようなことの出来る方は、
確りと心にインプットし、血肉にした
学びや知恵、身に付けた力や技を
惜しむことなく、アウトプットする
様々な心身の活動も行っています。

この様な心身の行動は、
多くの人達に支えられ、生かされている
ことへの感謝の気持ちの元、
愛他・利他の活動であり、仏教の
「施し」にも当て嵌まると思います。

また、このような心は、
※「直き心」を礎とした「思い遣る心」
　を備え持ってこそ出来るのです。

改めて私達は「人」の文字の如く、
人は、人と人の間で他人に支えられ、
生かされ生きていられることの
大切さを自覚する必要があると思います。

📖この記事の類似内容

🔳応対と対応意識
🔳中間報告と連絡

📄直き心と直往邁進の解説

※「直き心」は、
真理を愛する心で、直は「素直」の意、
正直・実直・率直・撲直など。
※1.直往邁進(ちょくおうまいしん)して
※2.「義」の為に、
※3.「勇」を奮うのも直とされています。

※1.【直往邁進】
ためらわず真っ直ぐに進んで行くこと。
従って邪なこと、卑怯、緩慢、
優柔不断なことを嫌う。
心が真っ直ぐで正しい者は、
言うことに嘘偽りがない
誠実さに当たると解します。

※2.｢義｣
打算や損得のない人としての正しい道、
即ち正義を指すものです。
人間の欲望を追求する「利」
と対立する概念として考えられた。

※3.「勇」
正しいことを敢然と実行すること。
勇気は心の穏やかな平静さにより表される。
例えば、地震に慌てることなく行動する。