百八つの除夜の鐘-原義
除夜の鐘-百八回突く訳は!
人間に備わっている煩悩は、
心を汚し苦しめる心の働きを指します。
代表的なのは、
貪(むさぼり)、瞋(いかり)、
痴(無知)の気持を表します。
その煩悩を清浄にするための
除夜の鐘の意味とされています。
三大煩悩
貪り=貪るように食べる。
がつがつと食べる。
怒り=他者への怒り。
無知=肉体や心の欲望。
静かな大晦日の夜に清らかな
除夜の鐘の音を聞きながら、
今年一年を心静かに省みて、
その年の己の行いを振り返り、
その至らなさ、愚かさを
しみじみと省み、懺悔し、
清らかで、新たな思いを持って
新たな年を迎える。
それが、
除夜の鐘の意味と言われます。
百八回目は新たな年に煩悩を
持ちこさないようにとのことから
新年になってから撞かれます。
(以下Wikipediaより転載)
人の煩悩の数を表す
眼(げん)・耳(に)・鼻(び)・舌(ぜつ)
・身(しん)・意(い」の六根、
即ち、色、声、香、味、触、法など。
💖五感-参照記事
夫々に好(気持ちが好い)
悪(気持ちが悪い)
平(どうでもよい)
があり合わせて18類、
この18類のそれぞれに浄(じょう)
染(きたない)の2類があり36類、
この36類を前世・今世・来世の
三世に配当して計108となり、
人間の煩悩の数を表す。
「六根(六境)」の解説
一、眼(げん)☞眼境は色です。
視る器官としての眼根には、
視る対象があります。
私たちの眼は何かのものを視ています。
視ている対象は色であることが知られます。
二、耳(に)☞耳境は声です。
聞く器官としての耳根には、
聞く対象があります。
私達の耳は何かの音を聞いています。
聞いている対象は声であること。
三、鼻(び)☞鼻境は香です。
臭いを嗅ぐ器官としての鼻根には、
嗅ぐ対象があります。
鼻は何かの香りを嗅いでいます。
嗅いでいる対象は香であることが知られます。
四、舌(ぜつ)☞味境は味です。
味覚を味わう器官としての
舌根には、味わう対象があります。
舌は何かの味覚を感じ、味覚を
感じている対象は味のあるものです。
五、身(しん)☞六境身境は触です。
触合いを感じる器官としての
身根には、触れ合う対象があります。
私達の身体は何かに触れると、
その触れる感覚を生じます。
触れる対象は身体が触れている
ことを感じさせるものです。
六、意(い)☞意境は法です。
認識することを実現する器官
として意根には、認識の対象があります。
私たちは”正義”、"秩序”、
或いは”机”といった概念を
心に想起します。
意根が想起する対象は自然科学的な
物質ではなく抽象的な概念です。
▶一年間を表す 月の数の12、
二十四節気の数の24、
十二候の数の72を足した数が
108となり、1年間を表す。
▶ 煩悩は百八つ有り、四苦八苦を表し
一説によると四苦(4×9)
八苦(8×9)を取り払うということで、
その語路合わせ
(4×9=36)+(8×9=72)=108
とも言われている。
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