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日本人の「義の心」と活動
日本人の心-「義」の自覚
![](https://assets.st-note.com/img/1686003863724-lExdWnyLjL.png)
IТの進化から対外的意識の高まりで
自分自身と向き合うことよりも、
周りの眼や人の思惑を気にしてか、
はたまた、自意識の過剰にからか。
自己顕示・自己主張や虚飾の言動を
躊躇いなく行い、謙虚さや慎ましさ、
気配り=配慮をする日本人らしさが
少しずつ失われつつある現代の社会
と考えられる挙動が見られらます。
(←路上飲み・モラル欠如・
マナー違反・自己満足優先意識)
今の日本の社会環境は個人主体になり、
孤立化し心の闇や引きこもる人の増加、
そして、自制心欠如からか人間として
あるまじき辛く悲しい悲惨な殺傷事件
も年々増加しています。
これは、人の道(武道)の心得
「人は人に背を向けず正対し向き合う」
ことが出来ず人の道の対人活動をせず、
自分勝手な相手への感情と自己都合の
基に思考、言動する人の増えています。
古より伝わる
日本人らしさを表わす「義の精神」は、
他人に対する感情や自利利己意識を
心から外し、正しい人の道に叶う、
利他の心、筋道、理を通すことです。
また、
現在は個々人の貧富の格差が拡大し、
日常生活上の心の格差に表れています。
人を思う調和の心を本分とする日本で、
互助的な「子供食堂」は本来社会の中に
存在してはならない、と受止めますが
現実としてそのような場所や活動施設
が必要であると受止めております。
日本人の心とされる武士道の「義」は
とても重みがあり人の行動・志操
(主義・主張などを固く守りる心)、
道徳(≒倫理)で「よい」「正しい」(≒正義)
とされる概念で人として守るべき
正しい道を言う。と辞書にあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1686004078695-wDKKokGbhm.jpg)
文頭にも記しましたが今の社会は、
個人主義の誤った認識に因るのか?
自らの感情に左右され曖昧さ、無視、
と言った利己的な自己都合の言行を
優先する人が年々増えています。
それが、自己満足(≒肯定心)を重んじ、
いじめ、DV、引き籠り、ストーカー、
様々な犯罪な無差別殺人事件と言った
ことの起因・誘因・要因になる場合も
少なくありません。
一方、人の役に立つ仕事に就き社会
貢献の活動をしたい、と言う意識を
備え持っている若者も見られます。
人は、自分の都合、感情を露わにした
言行、自己顕示や我欲の言動や態度を
していると利己的な生き方(体験有)に
知らず知らずの内に陥ってしまいます。
その結果、公私共に愛や信頼の絆が切れ
大切な人を失ったり、孤立し孤独になり、
最悪、仕事や家庭を無くす場合もあります、
利己的な生き方の度が過ぎると、
孤立や引き籠り、人間不信、犯罪の起因
や要因となる場合もあります。
また、
些細なことで人と人の競争や対立を生み、
組織と組織や国と国の戦いを生みます。
(←ウクライナの戦争など)
現代を生きる私達にとって重要な課題
である少子高齢化環境問題や食糧不足
環境破壊するエネルギーなどの問題は
自己都合や利己的生き方をしていたり
していては決して解決できません。
私達の日本人の心にある調和=「和の心」
「利他心」道徳心・モラル(倫理観)であり、
人としての「八正道」を知り理解、実践に
移すことこそが“義”であると考えます。
⭕八正道
![](https://assets.st-note.com/img/1686005137497-8w4htOmZHl.jpg)
『正しい』とは、
人として正しい意識を心の軸とする。
一.正見(正しい見方)
二.正思(正しい考え方)
三.正語(正しい言葉)
四.正業(正しい行い)
五.正命(正しい生活)
六.正精進(正しい努力)
七.正念(正しい意識)
八.正定(正しい精神の安定)
l同時に、和=調和の心身の活動である
日々触合う他者を思い遣る心、
「筋を通し、人を立てる心」と、
古より日本人の心とされている
「和を以って尊しと成す」
の義の精神で人と人との和や繋がりを
強めなければならない日本社会です。
現代に生きる私達にとって
“和”=調和の心、“義”の心とは、
一体どんな行動なのでしょうか?
貴方にとっての“和”“義”とは、
どんな行動と生き方でしょうか?
“義”と言えば、戦国武将の
上杉謙信・直江兼続が思い浮かびます。
謙信は、家臣の直江兼続に
『天下取りなどは小事に過ぎず、
それよりも“義”を貫く生き様の方が大事』
と話しことは多くの人に知られています。
過去に日本では、
弱者(貧者)を平気で切り捨てた社会が有り
「勝ち組」とか「負け組」とか騒ぎ立てた時代(
昭和のバブルの時)も現実としてありました。
人間が「人の文字の心」を忘れ人が人に
「勝った、負けた」などと平気で言う、
自分だけ満足し、幸せで良いと言う
利己的な個の意識は、今後の人口減少
社会で生きる意識として如何なものか
と考えさせられる今日この頃です。
勝ち負けに拘ったり関わらずに、
触れ合う人を思い遣る心、人として
正しいことをし堂々と胸を張り生きる、
それこそ本当の人生の勝者、幸福者で
はないだろうか❓と受け留めています。
このような生き方で生活することこそ、
人は生きている幸福を感じられること
が出来る人の道であると信じます。
私は過去に自分の至らなさから、
自分の欲や他者の強い力に負け、
落ち込み、楽な自己逃避に走り、
他人に騙され、裏切られました。
現代社会は、
弱者が人々や社会から更に追い詰められ、
自ら大切な命を絶つ人も多く出ています。
この様な世の中だからこそ、
日本の心「和」と「義」の精神が必要です。
![](https://assets.st-note.com/img/1686007143554-GmwVMiJQpQ.jpg)
厳しい経済環境、少子高齢化社会に
入った今「和を以って尊しと成す」の
日本の心の源、私達は“義”の精神で
真摯に自分と向き合い切磋琢磨しつつ
他人をサポートし、心豊かな人を育て
未来に希望の光を灯せるような生き方
を重んじなければなりません。
一人でも多くの人がこの「和」と「義」の
心を備え、人を思い遣り、権力などに
屈することなく、人として正しい思う心
を大切にし正しいと信じることに迷わず
突き進む「上杉謙信や直江兼続」のような
堂々とした生き方が出来る社会生活環境
にしてして行くことは世界で唯一無二の
文化を持つ日本人が今後の私達の取組み
と言えるでしょう。
私見ながら
世界に貢献する日本人の姿は
大谷翔平選手のWBCで語った
野球への愛と楽しさの世界中へ
周知拡散意識と重なって見えます。