こころづかい (心遣い)を知る
💞【心遣い・気遣い&配慮】
五配り ⇒ (心配り・気配り・目配り・手配り・身配り)
💞「心遣い」と「気遣い」
「心遣い」には、
思いやる・配慮する・心に寄添う、
といった意味が含まれています。
「気遣い」とは、
「心づかい」や「配慮」という意味です。
また「気遣い」の後に
「どうぞ、お気遣いなさらずに・・・」と
言った打消しの意味が伴う場合には
”好ましくないことが起こる
のではないか”という心配や”おそれ
≒恐縮”や”懸念”という意味があります。
※類語=配慮・恩情・厚意・
厚情・温情・思いやり
後者の「懸念」や「おそれ」の意味
=気苦労・憂虞・気がかり
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💙「お気遣い 」
≒心配するに近い意
➡相手が自分に心や行動に配慮や
心配(心配り)をしてくれた時に使う。
💓「お心遣い 」
≒感謝・敬意・報恩-謝意含
➡相手が自分に思いやりのある
行為(言行)をしてくれたと
感じ取れた時に使う言葉。
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💚五配りの説明💚
【目配り、気配り、心配り、手配り、身配り】と
観察・察知・洞察が必要とされる
[ 気遣い、心遣い、気働き ]は
日常の人との触合いには勿論、
人的付加価値が大切とされる
日本とホスピタリティの「おもてなし」
や接客サービス・コミュニケーション
に欠かせない人的要素の一つです。
或る時に、
接客の仕事をしている方から、
『何となく解っているつもりで
いるのですが、気配りと心配り、
心遣いと気遣いの違いは何ですか?』
と、凄く良い質問を受けました。
この問いは、
お客様に接しもてなす上での心得
として重要な質問だと感じました。
「それを知るためには
【心】と【気】の持つ語彙を
詳しく知ることで理解出来ます。
【心】は、
言うまでもなく感情や意志
と言った知情意と心の欲求、
表現伝達する為の言語、即ち、
人として誰もが持っている心を言い、
その人の全てを現すものです。
【気】は、
元気などの生命力、
勢いの意味を持つ一方、
気持ち、気分、意思と言う
精神的な用い方、その場や場面の環境、
状態、状況、居心地、雰囲気
を意味する時に用いられます。
その他に精神的な面で、
気にする、気になる、気が散る、
気に障るなどのように使われます。」
と答えました。
また、接客やおもてなしの場に限らず、
毎日何気なく使っている【気】を含んだ
言葉の持つ意味を知っておくことは、
人との触合いやコミュニケーション。大切な人
との繋がりにとても大事なことです。
(参考)
以下、気配り、気遣い、気働きの
【気】を含んだ言葉と心遣いについて、
大辞泉の解説に私見を交えて載せます。
【気配り】
あれこれ気を使うこと。
手抜かりがないように注意すること。
心づかい。配慮。
類似語
目配り・配慮・心遣い・気遣い・恩顧・留意・ケア・デリカシー・
細やか・濃やか・気を配る・関心
【気遣い】
[英訳]thoughtfulness
1 あれこれと気をつかうこと。
心づかい。心遣い。
「どうぞお心遣いなく」
2 よくないことが起こるおそれ。懸念。
「情報が漏れる気遣いはない」
類似語=
心配・不安・心遣い・親切・注意・洞察・配慮
【気働き】
気が利くこと。機転。
類似語=
気遣い・機転・機知・親切・目配り・料簡(リョウケン)
【心遣い】
1.あれこれと気を配ること。
2.物事上手く行くように気を遣うこと。
心配り。配慮。
3.祝儀。心付け
※類似語=
注意深い・心・配慮・親切・優しい・面倒をみる
【気の解説】
[学びのメモより]
気は「元気」などの生命力、勢いの意味を持つ一方、
気持ち、気分、意思と言った精神的な用い方、
その場や場面の環境、状態、状況、居心地、
雰囲気を意味する時に用いられます。
精神的な面で、気にする、気になる、気が散る、
気に障るなどのように使われることもあります。
また、諺にある「病は気から」の「気」は、
本来中国哲学の気に由来していますが、
「気分」「元気」の意味に解され、
誤った使われ方をされている場合があります。
(1)気は空気状の物で、
天地の間に流動変化すると共に、
人の身体の中にも満ちている。
(2)気は天地万物を形成し、
かつ気が生命力、活動力の根源
であり人の身体的、精神的諸機能
もすべて気から生ずる。
(3)陰(いん)なる気と陽(よう)なる気、
あるいは五行(ごぎょう)である
(木火土金水)の気という2種類、
又は5種類の気を考え、この多様な
気の配合、循環などによって事物の
異同や生成、変化。
(4)これらの多様な気のもととなる
根源の一気を考えそれを元気(げんき)
と称し、元気による万物の生成。