「和」おもてなしの実践-テキスト(9)
もてなす側の器
もてなす側の器量の自覚認識=主人の「器≒個性」
(人間力・能力・スキル=作法・会話言語力・表現伝達力・Nippon人力etc.)
🥃もてなす側の器
一人ひとりの夫々に個性(特質)と器の大小があります。
個々人の個性、資質に見合ったテクニックや仕草、
スキルを確りと自覚することが何よりも大切であり、
自分に適切な所作や形は、3原(原義・原則・原理)の
元に思考し自分の器以降心と形(作法・所作・仕草)を
確りと理解し学び、知得してこそ身に付けられます。
器≒個性を自覚・認識(理解)せず
「人形作って魂入れず」の如く、
形だけのものは、直ぐに本人の中身(器)に
合っていないことがバレ、失望に繋がり
その結果その人への不信感となってしまい
表面のみで形ばかりのもてなしになりがちです。
もてなしの所作に限らず己の器に見合わない
形だけの言行態度、身に着けたものは
客人が美しく感じ取れずその器と合いません。
即ち自分の能力に見合った器でもてなすこと。
🧎🏻♂️個人や少人数(もてなす側=主人)🧎🏻♀️
◆ポイント
もてなす側として
常に相手中心に考え、言行する「応対心」を備える。
同時に、
感情の正義、見返りや私利私欲を持って接しない。
個々人の備え持つ個性(特質・感性・その人だけの心)を
おもてなしに最大限に活かし接待する。
一人称思考は避け、多人称で思考・言行する。
さり気なさ、何気なさの言行態度でもてなし触合う。
(詫び錆びの心・慮る・不均等美・立場転換・謙虚さ・リスペクト)
何のためにもてなしているのか、と言う目的意識を備え持つ。
🧎🏻♂️もてなす側の体質🧎🏻♀️
⇔個人・複数・家族・仲間・施設・組織(会社)
団体・市町村・地方・国・選れた人・特定多数
不特定多数、など。
(店・グループ・コミュニティ・組織・
集合組織・団体・会社全体or一部・部門)
☜もてなしスケジュールを作ることに拠って
各々の生き方の知恵となればベスト!
🧎🏻♂️🧎🏻♀️もてなす側の心身とモノの設え
(⇒個々人のキャパシティに合わせたスキル、情報知識)
※もてなす側に合った選択が必要とされる項目
客人(=お客様・相手)の目的、現況やその時の
心の位置に合わせた「モノ」の提供と
思い遣りの「コト」=(目配り、気配り、気遣い、心遣いの配慮は必須です。
注)滞在時、客人についての各種報告・連絡・気付きの伝達は
心のこもったおもてなしに大切なことです。(←情報の共有)